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STORESにおける OpenID Connect/OAuth 2.0の活用

STORESにおける OpenID Connect/OAuth 2.0の活用

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AkihikoOkubo

December 16, 2025
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  1. 軽く用語整理
 IdP(ID Provider)
 OIDCに基づく認証処理やOAuth 2.0に基づくトークン発行機能を持つ ID 基盤
 RP(Relying Party)
 予約やネットショップなど、IdPを利用して認証・認可を受ける


    各サービス
 ID Token
 OIDCで定義されている、認証情報を表す Token
 Access Token
 OAuth 2.0で定義されている、認可用Token
 Refresh Token
 OAuth 2.0で定義されている、Access Tokenを再発行するためのToken
 認可コードフロー
 ユーザーがサービスにログインする際、 IdPで認証後に認可コードを取得 し、RPがそのコードを使ってtokenを安全に取得するフロー

  2. 実例: Token Refreshのレースコンディションによる大量ログアウト
 • 当時のIdPの仕様
 ◦ Refresh Tokenは一度の 利用で無効化
 ◦

    無効化済みのRefresh Tokenが利用された場合 エラーとし、Grant(認可フ ローで得た権限)ごと破棄 ≒ログアウト

  3. Refresh Tokenを一定期間再利用可能として対応
 • 一定期間のRefresh Tokenの 再利用を許可
 • 例えばGoogle OAuthでは、 Refresh

    Tokenは明示的な Revokeか、一定世代以上古 いものから無効化
 • 利便性とセキュリティの妥当 なトレードオフ 

  4. 分散トレーシングとは
 
 • 複数のサービスをまたいで処理されるリクエストの処理フローを可視化・追 跡する技術
 • Trace IDやSpan IDを使ってサービスを跨ぐリクエストをトレースする
 •

    遅延やエラーの発生箇所を特定するために便利
 • 代表的な実装やサービスとして OpenTelemetry、AWS X-Ray、Cloud Trace、Datadog APM などがある
 
 複数サービスに跨る通信の障害調査には分散トレーシングが有効