Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ボトムアップの生成AI活用を推進する社内AIエージェント開発
Search
aku11i
October 31, 2025
Programming
0
400
ボトムアップの生成AI活用を推進する社内AIエージェント開発
aku11i
October 31, 2025
Tweet
Share
More Decks by aku11i
See All by aku11i
Next.js のデータフェッチについて
aku11i
0
600
Other Decks in Programming
See All in Programming
20251016_Rails News ~Rails 8.1の足音を聴く~
morimorihoge
3
880
Ktorで簡単AIアプリケーション
tsukakei
0
120
外接に惑わされない自システムの処理時間SLIをOpenTelemetryで実現した話
kotaro7750
0
120
EMこそClaude Codeでコード調査しよう
shibayu36
0
480
Developer Joy - The New Paradigm
hollycummins
1
380
マンガアプリViewerの大画面対応を考える
kk__777
0
410
バッチ処理を「状態の記録」から「事実の記録」へ
panda728
PRO
0
200
三者三様 宣言的UI
kkagurazaka
0
290
社会人になっても趣味開発を続けたい! / traPavilion
mazrean
1
110
Towards Transactional Buffering of CDC Events @ Flink Forward 2025 Barcelona Spain
hpgrahsl
0
120
Go言語はstack overflowの夢を見るか?
logica0419
0
650
O Que É e Como Funciona o PHP-FPM?
marcelgsantos
0
230
Featured
See All Featured
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
80
6k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
132
19k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
140
34k
Side Projects
sachag
455
43k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
791
250k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
84
9.2k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.3k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.5k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
17k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
249
1.3M
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.6k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
95
14k
Transcript
ボトムアップの生成AI活用を推進する 社内AIエージェント開発 株式会社ユーザベース コーポレートエンジニア aku11i UB Tech vol.21|AIエージェントって何から始める? 1
伝えたいこと 社内の生成AI活用を推進するために、ユーザベースのコーポレートエンジニア組織では AIエージェントの内製開発を行っています。 ユーザベースの業務に寄り添ったエージェントにするために、 気軽に使えるインターフェースの提供 アクセス可能な社内データの拡充 利用者を増やすための情報発信・導入支援 に注力しています。 UB Tech
vol.21|AIエージェントって何から始める? 2
ユーザベースのコーポレートエンジニア組織 2024年10月にコーポレート内の開発組織を集約・再編し発足 所属チーム 役割 人数 システム管理チーム 全社導入システムの運用管理 5人 データ基盤チーム 社内データの統合・整備
6人 内製開発チーム 社内向けシステムの開発 4人 DX支援チーム 生成AIや自動化ツールを使って業務効率化支援 2人 UB Tech vol.21|AIエージェントって何から始める? 3
生成AI活用の現状と課題 既製品のAIツールをそのまま業務で使うのは難しい。 社内データにアクセスできない 業務フローに組み込みにくい Difyなども導入しているが、ノーコードやプロンプトのスキルが必要。 → より簡単に、実際に活用されるAIエージェントを作りたい UB Tech vol.21|AIエージェントって何から始める?
4
ボトムアップでの生成AI活用戦略 1. 最初に「業務で確実に使われる一点」を作る AIを活用して業務を効率化できる成功体験を得てもらう 2. 全社共通の課題から解決する インパクトが大きい・ヒアリングコストが低い(我々も当事者なので) 3. やりたく無いことから効率化する ちょっとした調べごとや定型的な事務作業
社員みんなが才能発揮できることに集中できるように UB Tech vol.21|AIエージェントって何から始める? 5
社内AIエージェント「sai」 Slackに常駐するアシスタントBot 「Slackから全ての社内情報にアクセスできる」がコンセプト Slack上で使えるメリット 1. コミュニケーションの起点 会話の途中で呼び出し可能 2. 社員みんなが使える・いつでも起動している 3.
チャンネル内で使い方やプロンプトの知見が共有される UB Tech vol.21|AIエージェントって何から始める? 6
ツール整備 社内システムと接続するためのMCPサーバーを整備 公式 Notion / GitHub / Linear / Sentry
内製開発 Google Calendar / 人事評価システム(内製) / Snowflake 技術スタック: hono + @hono/mcp + Lambda Web Adapter 小さく軽く作り、定番フレームワークが出てきたら乗り換え検討 全てOAuthで連携 簡単・安全にログイン ユーザー依存の権限設計 UB Tech vol.21|AIエージェントって何から始める? 7
動いている様子 UB Tech vol.21|AIエージェントって何から始める? 8
利用者を増やすための取り組み 積極的な情報発信 リリース情報 活用事例 便利な使い方 開発ロードマップの共有 導入支援 DX支援チームによる個別サポート UB Tech
vol.21|AIエージェントって何から始める? 9
利用状況の分析 自然言語でSQLを生成・実行 ↓ 実行したクエリをNotionに出力 再利用可能に ↓ 取得したデータはNotion DBへ保存 チャートビューで可視化 ↓
Slackワークフローで定期実行 UB Tech vol.21|AIエージェントって何から始める? 10
おわり UB Tech vol.21|AIエージェントって何から始める? 11
採用中です! 業務効率化AIエンジニア【業務委託/フルリモート】 https://hrmos.co/pages/uzabase/jobs/Corporate_051 UB Tech vol.21|AIエージェントって何から始める? 12
コーポレートエンジニア組織の紹介記事 最高のタイミングで「誕生してしまった」コーポレートエンジニア組織 https://tech.uzabase.com/entry/2025/08/25/101516 構築から運用まで手間いらず:ユーザベースが語るFivetran採用の決定打 https://findy-tools.io/products/fivetran/339/671 開発から実際の運用まで5ヶ月!社内人事システムwinwinの開発の裏側に迫る https://open.spotify.com/episode/5j61mZ9z62rvZkp9LFFvNI UB Tech vol.21|AIエージェントって何から始める?
13