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freee-engineering-jm.pdf

Yoshiyuki Asaba
July 29, 2019
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 freee-engineering-jm.pdf

Yoshiyuki Asaba

July 29, 2019
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Transcript

  1. freeeのエンジニアリング組織に関する話
 4 ソフトウェアエンジニア(以降はエンジニアで省略)は大きく分けると4つの組織のいずれかに 属している。100人くらい?
 
 プロダクトカットの組織(2つ)
 会計freee, 人事労務freeeなど
 
 横断系の組織(1つ)


    SRE, データ基盤などのプロダクト横断組織
 
 経営に近い組織(1つ)
 セキュリティや社内ITなどのfreeeという会社を運営する上での横断組織
 
 
 Product ManagerやCustomer Supportなど、他にもプロダクトに関わる組織は多数あるが省 略

  2. 5 とはいえ1チームでやりたい
 定期的にエンジニアが集まる機会を作っている
 
 • 開発合宿
 • 3ヶ月ごとの成果発表会
 • 社内LT大会


    • みんなでキーボード作ったりする会、等
 • 評価制度などもエンジニア向けで作っている
 
 

  3. 6 Eng寄合
 エンジニアリング組織の課題を共有し合う場
 • 「寄合」というEM数名で定期的に話す場を用意
 • プロダクト戦略などは話さず、エンジニアリング組織にフォーカス
 
 メリット
 •

    組織の課題に早く察知でき手を打つ相談ができる
 • 全社最適を常に意識できる
 
 デメリット
 • 密室的になりやすいので気をつける必要がある
 → フロアの真ん中に大きいディスプレイを置いて、誰でも聞いたり意見できる ように物理的にオープンにする(センシティブな話は除く)
 
 • なんでも決めたがる
 → ボトムアップで動けるように支援する(お茶会と呼んでる)
 「寄合」の検索上位の画像だが、
 実際はこんな感じではないです!

  4. 日々の仕事(Google Calendar見た)
 9 チームづくり
 - ビジョンの共有 (OKR)
 - チームの改善
 -

    採用
 - 寄合
 
 開発
 - 比率は減るがコード書いたり、障害対応したり
 - 設計レビューにも参加
 
 成長支援
 - 1on1
 - 成長目標設定、評価、フィードバック
 
 
 
 
 全社関連
 - エンジニアの視点から全社制度を作る
 - 開発の相談にのる
 - 他チームのOKRをチェック
 
 その他
 - 休む
 - 飲む
 
 
 
 
 
 
 
 

  5. 10 チームの健康状態のチェック
 定量データ
 
 CultureAmpというツールを使って毎月のチェックし、数字の変化を追う
 • 絶対値よりは相対的にどう変わったかを見るようにしている
 • 人数が少ないと数字が変動しやすいので注意
 •

    質問は「心理的安全性」「成長支援」「方向性の共有」など
 
 
 定性データ
 GoogleFormで匿名のアンケートを作って定性コメントをもらうようにする
 • 良い点と改善点を聞く(改善点だけだとしんどい)
 • たまに1on1で直接聞くこともある
 結果を見るのは最初はそこそこしんどいですが、向き合えばきっと大丈夫です!