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Dockerfileチョットカケルになろう/dockerfile-next-steps

aono
October 12, 2024

 Dockerfileチョットカケルになろう/dockerfile-next-steps

aono

October 12, 2024
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  1. マルチステージビルド • 1つのDockerfileの中に複数のFROM句が存在 ◦ COPY --from=...もマルチステージビルド • 最終的なイメージに必要なリソースだけを詰める ◦ アプリケーションが実行できればOK

    ▪ コンパイル言語の場合、ビルド済みのバイナリのみ! ◦ 別に最終イメージ用に限らず自由にステージ定義できる ▪ 例)本番、開発環境で同じ依存関係用baseステージ作っておいてCOPY --from=base
  2. RUN --mount=... • 種類(参考) ◦ --mount=type=bind ◦ --mount=type=cache ◦ --mount=type=secret

    • --mount=type=bind ◦ ビルドコンテキスト内のリソースをレイヤーに書き込まず利用できる ▪ 例)package*.json、go.{mod,sum}、composer.*等をCOPYしなくて良い • --mount=type=cache ◦ 差分更新だけになるのでコマンド実行が早くなる ▪ RUN --mount=type=cache,target=/root/.npm \ NODE_ENV=production \ npm i ◦ 同じディレクトリであればレイヤーをまたいだキャッシュが使える • --mount=type=secret(参考) ◦ RUNで実行するコマンドで秘匿情報が必要な場合にイメージに書き込まずに注入できる ▪ 例)ビルド時にシークレットキーが必要な場合 ◦ ARG→ENVのパターンを秘匿情報で使わない!
  3. Dockerのキャッシュ • Docker BuildKitのキャッシュ ◦ さっきのRUN --mount=type=cache • Dockerのレイヤーキャッシュ ◦

    COPY、RUN等の記述順を変える ◦ マルチステージビルド ◦ ビルドコンテキストに不要なリソースが入らないようにしとく ▪ .dockerignore • .gitignoreとは挙動が違うので注意 • CI/CD上のキャッシュ ◦ GitHub Actionsの場合はgha使っておけばとりあえずOK
  4. hadolint • Haskell Dockerfile Linter • 使い方 ◦ $ hadolint

    path/to/Dockerfile ▪ CI/CDでも導入が簡単 • 良しなにルールを削ったり設定変えれる ◦ チーム開発ではプロジェクトルートに.hadolint.yamlを置いとく ◦ ルールはWikiにまとまってる
  5. まとめ • コンテナ化は当たり前 • Dockerfileの先頭におまじないを入れよう ◦ # syntax=docker/dockerfile:1 • マルチステージビルドを使おう

    ◦ 1つのDockerfile内にFROMが複数 or COPY --from=... • RUN --mount=...を使おう ◦ --mount=type=bind ◦ --mount=type=cache ◦ --mount=type=secret • Dockerのキャッシュを使おう • hadolintを使おう