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SREだけど社内営業組織の業務改善をしてみた

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October 08, 2025
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 SREだけど社内営業組織の業務改善をしてみた

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Atsushi Tanaka

October 08, 2025
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  1. © 2025 Wantedly, Inc. 所属 ウォンテッドリー株式会社 Dev Branch / Infra

    Squad 役職 インフラエンジニア (SRE, DevOps, Platform Engineer) 自己紹介 Atsushi Tanaka 2
  2. © 2023 Wantedly, Inc. INTERNAL ONLY Dev Branch Corp Branch

    Biz Branch 組織図 Ground Tribe Visit Tribe Engagement Tribe Hire Tribe Infra Squad
  3. © 2025 Wantedly, Inc. パフォーマンス改善でよく⾒るワード 1. 「推測するな、計測せよ」 6 Rule 1.

    You can't tell where a program is going to spend its time. Bottlenecks occur in surprising places, so don't try to second guess and put in a speed hack until you've proven that's where the bottleneck is. Rule 2. Measure. Don't tune for speed until you've measured, and even then don't unless one part of the code overwhelms the rest. Rob Pike's 5 Rules of Programming より引用 改善する前に業務フローを洗い出し計測、どこがボト ルネックなのかを分析した。 数字のあるデータは単位を揃えて、無いものは業務⾵ 景を録画してもらって計測した。
  4. © 2025 Wantedly, Inc. 役に⽴った知⾒と実践したこと • 関係者で直接話す場を定期的に設ける • ⼿を動かし始める前の設計のタイミングから対話をする 効果

    • 改善を進めるために必要な情報が⼿に⼊りやすくなった • 現場でどう受け取られているかフィードバックを得る機会が⽣まれた 2. コミュニケーションとコラボレーション SRE サイトリライアビリティエンジニアリング 31章
  5. © 2025 Wantedly, Inc. トイルに当てはまるものを削減候補にする ⼿作業であること 繰り返されること ⾃動化できること 戦術的であること (そのばしのぎ)

    ⻑期的な価値を 持たないこと 3. 「トイル」の考え方 8 SRE サイトリライアビリティエンジニアリング 5章 サービスの成⻑に対して O(n) であること
  6. © 2025 Wantedly, Inc. オブザーバビリティのような新しい概念を導⼊ するときのプラクティス。 初⼿でボトルネックを解消し、今の取り組みが 価値のあるものだと⽰せたことで協⼒してもら いやすい関係が構築できた。 次の改善を回しやすい状況が作れている。

    「⼩さく試す」ことも⼤事だが、同時に成果を 上げることも重要。 4. 最大の問題点から始める 新しいイニシアティブを率先して行う場合、比較的早くポイントを獲 得することが重要です。難しい問題やとらえどころのない問題をすぐ に解決することで、価値を示し、好奇心を刺激し、興味を惹きつけま しょう。 素早く価値を示すことで、否定的な意見に打ち勝ち、さらなる支持を 生み出し、オブザーバビリティの採用をさらに推進できるのです。 採用を促進する最短の方法は、本番環境の管理を担当するチーム の最大の問題点を解決することです。そのような苦痛に狙いを定め ましょう。小さく始めたい衝動に駆られてはいけません。 オブザーバビリティ・エンジニアリング 10章 より引用