01 出資を受ける必要がないため POINT 02 ワントップ体制に切り替えるため POINT 03 報酬制度を柔軟に変えるため POINT 04 意思決定機構をシンプルにするため POINT 05 形式的な義務を負わないため POINT 05 後継者への継承を容易にするため BLUEPRINTは創業時より⿊字体質であり、 外部の投資家から資⾦を集めずとも⾃稼ぎ と銀⾏融資で⼗分な活動資⾦を得られてい る 。 そ の た め 、 出 資 を 募 る こ と を ⽬ 的 に 設計されている株式会社にする必要がない。 STANDARDは創業者3名が株式を1/3ずつ 保有しており、形式的な意思決定権が分散 し て し ま っ て い た 。 合 同 会 社 で あ れ ば 、 定款によって実質的なトップである⽯井に 意 思 決 定 権 を 集 中 さ せ る こ と が で き た 。 合 同 会 社 は 株 式 会 社 と 違 い 、 配 当 な ど の 利 益 分 配 を 出 資 の ⽐ 率 に よ っ て 決 め な く ても、定款で⾃由に定めることができる。 よ り 柔 軟 な 報 酬 制 度 を 設 計 す る た め 、 こ の 特 徴 を 上 ⼿ く 利 ⽤ す る こ と に し た 。 合同会社は、外部株主がいないことに加え、 株 主 総 会 な ど の 形 式 的 な 意 思 決 定 機 構 を 置 く 必 要 も な い た め 、 ワ ン ト ッ プ 体 制 の 強 み を フ ル に 活 か し た シ ン プ ル で ス ピ ー デ ィ ー な 意 思 決 定 機 構 を 構 築 で き た 。 株式会社は外部の投資家を保護する⽬的で 決算公告義務、会計監査⼈の設置義務など 多くの形式的な義務が課されることがある。 合 同 会 社 の 場 合 で あ れ ば 、 こ れ を 必 要 最低限もののみにとどめることができた。 株 式 会 社 の 場 合 、 経 営 継 承 に と も な い 、 株式の相続や贈与がなされるが、その際に 莫 ⼤ な 相 続 税 や 贈 与 税 が 発 ⽣ す る 。 合同会社の場合であれば、わずかな出資と 代 表 社 員 へ の 選 出 の み で そ れ が 済 ん だ 。