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チーム一丸で取り組む採用とDevRel ~Engineering Office誕生の背景と取り...

チーム一丸で取り組む採用とDevRel ~Engineering Office誕生の背景と取り組み~ / Engineering Office at CoDMON

コドモン開発チーム

August 29, 2024
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  1. 価値 • コミュニケーション • シンプルさ • フィードバック • 勇気 •

    リスペクト 原則 • 人間性:みんなが自分らしくいられるチームで • ふりかえり:起きたことから学んで、再現性を  ハンドリング • ベイビーステップ:小さく始める、小さく進める                    など プラクティス • 受け入れテスト • 持続可能なペース • TDD • ペアプログラミング         など 価値・原則を意識しながらプラクティスを実行することで、「価値を体現できている状態」へ 開発手法 XP(エクストリーム・プログラミング)に則り、 アジャイルなチームを目指す 6
  2. 14 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 14 1. Engineering

    Officeってなに? 目指すところ コドモンを、 エンジニアとプロダクトが ともに楽しく成長できる場所にする
  3. 15 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 15 1. Engineering

    Officeってなに? 誕生背景 エンジニアが30名を超え、以下のような仕事の旗振りを行うチームがあったら いいね〜をEMと話していたある日... • 中途/新卒の仲間集め • 新卒研修 • オンボーディング
  4. 17 「EO actually」 https://storage.googleapis.com/prd-engineering-asse t/2020/12/d700384d-eo-actuallyja-_20201217.pdf 基本理念 EOではエンジニアのEmployee Journey Storyを定義しています。EOはこのEmployee Journey

    Storyに沿ってエンジニア組織をより良いものにするために活動をしています。 良いプロダクトをお客様に届けられる組織になるために、私たちは「人」が大切であると考 えています。そしてそれを育む文化と環境が必要です。EOはメルカリで働く全てのエンジ ニアがよりプロダクトに貢献しやすい、環境と仕組みを強化する活動を行っています。
  5. 18 役割と責任 EOはメルカリのエンジニア組織がエンジニアにとってより魅力的な場所にすることに責任 を持つ組織です。EOでは目標とするエンジニアの従業員体験の状態目標として Employee Journey Story for Engineersを定義しています。その状態を実現するために 社内外の多くの

    関係者とコミュニケーションを取りながら改善活動の企画と推進を行って いきます。 具体的には、Employee Journey Story for Engineersの構造に沿って、下記 の事項の改善活動 を行います。 • 技術広報 • 採用 • オンボーディング • スキル強化/キャリア開発 • カルチャーとエンゲージメント • 仕組み/ルール作り 「EO actually」 https://storage.googleapis.com/prd-engineering-asse t/2020/12/d700384d-eo-actuallyja-_20201217.pdf
  6. 19 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 19 1. Engineering

    Officeってなに? 誕生背景 メルカリさんの名称や役割を参考にさせていただき、 コドモンでもEngineering Officeというチームが発足!!!
  7. 20 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 20 1. Engineering

    Officeってなに? チーム体制 専任 • おかもと • パートナー1名(業務委託関係のやり取りを担当) 兼務 • 人事 1名 • EM 7名
  8. 21 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 21 1. Engineering

    Officeってなに? 担当領域 「コドモンを、エンジニアとプロダクトがともに楽しく成長できる場所にする」 ために、幅広く活動を行っています💪
  9. 22 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 22 1. Engineering

    Officeってなに? 担当領域 新卒・中途仲間集め (正社員 /業務委託) オンボーディング カンファレンス スポンサー運営 社内イベントの開催 勉強会の実施 などなど ...
  10. 24 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 24 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    どんな具体例 担当領域の中でも今日は3つの領域の中で、 周りを巻き込んだ取り組みとそのよさ/成果をお伝えします! • 仲間集め • DevRel • 組織開発 その他の業務についても知りたい方は、ブログを参照してください! 「組織を横断した取り組みに注力するEngineering Officeとは - コドモン編」
  11. 25 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 25 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    仲間集め① ペアスカウト • 取り組み ◦ 8名ほどのエンジニアが集まり ペアを作る ◦ レーンをわけ、検索条件ごとに 候補者を一気にみていく • よさ / 成果 ◦ 集中でき、マッチするか悩んだ時も結論が出やすい ◦ 見極めのラインが平準化されていく ◦ これを実施している媒体では スカウト返信率が50%前後(高い時は70%) を維持できている
  12. 26 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 26 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    仲間集め② カジュアル面談・インタビューのドキュメント化 • 取り組み ◦ 各選考ステップの目的、心構え、 進め方などをドキュメント化 ◦ 入社3ヶ月目の オンボーディングで説明 • よさ / 成果 ◦ 誰が出ても質を担保できる ◦ 30名程度のエンジニア (正社員の7割)が選考フローに 参加できる状態を維持
  13. 27 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 27 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    仲間集め③ オファースライド・オファー面談 • 取り組み ◦ 選考過程に関わったフルメンバーで オファースライドを作成 ◦ オファー面談も基本フルメンバーで参加 • よさ / 成果 ◦ 一人一人の熱い想いを オファースライドに乗せることができる ・オファー面談でそれを伝えることができる ◦ FY23はオファー承諾率90%(11名中10名)
  14. 28 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 28 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    仲間集め④ お寿司パーティーの開催 • 取り組み ◦ オフィスにてお寿司パーティーを定期開催 ◦ メンバーの知り合い、面談で接点を持った方、 イベントで仲良くなった方などを招く • よさ / 成果 ◦ 気軽にリファラルへの第一歩を踏み出せる ▪ 「美味しいお寿司を食べにきなよ!」 ◦ オンラインでは味わえない オフィスやメンバーの雰囲気を知ってもらえる ◦ このイベントを経てジョインしたメンバーは 現時点で3名!!!
  15. 29 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 29 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    DevRel① 開発ブログの発足〜継続的な発信 • 取り組み ◦ 4名でPJチームを立ち上げ、 以下のような取り組みを実施 ▪ 社内への目的や取り組みの発信 ▪ ブログツール選定 ▪ デザイン検討 ▪ テーマ案だし ▪ レビューフロー構築 ▪ 執筆者のフォロー ▪ ドキュメント整備 ◦ PJチームは1年弱で解散
  16. 30 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 30 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    DevRel① 開発ブログの発足〜継続的な発信 • よさ / 成果 ◦ PJメンバーの所属チームがバラバラだったので、 他メンバーを巻き込みやすかった ◦ 1年弱の間でしっかりと土台を作れたおかげで、 PJチームが解散した今でも問題なく運用ができている (もちろん小さな改善は継続) ◦ 年間約50件の公開を継続できている ◦ 持ち回りや強制ではなく、自発的な執筆で成り立ってる(基本的には!)
  17. 31

  18. 32 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 32 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    DevRel② アウトプットへの表彰 • 取り組み ◦ 年間のアウトプットを洗い出し、年によって表彰項目を変えながら実施 ▪ アクセスだけに目がいかないように気をつけています ◦ 社内投票も行い、感想コメントも回収し、執筆者へ共有 ◦ 選ばれたメンバーへの簡単なお祝いの品も用意 • よさ / 成果 ◦ アウトプットに対して称賛する回数が増えた ◦ 改めてメンバーの記事を読み、社内で知識が循環するきっかけにもなる ◦ アウトプットすることへのポジティブな意識が醸成されつつある(はず)
  19. 33

  20. 34 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 34 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    DevRel③ カンファレンススポンサー • 取り組み ◦ カンファレンススポンサーを 今年から取り組み始めた ▪ OOC ▪ KotlinFest ▪ VueFes(これから) ▪ その他検討中も数件 ◦ イベントごとにPJチームを発足し、 準備〜当日のブース運営〜ブログまで担当 ◦ 興味がありそうなメンバーは積極的に誘い、 ブーススタッフの数を増やし、別ブースやセッションをみにいく余裕を作る
  21. 35 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 35 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    DevRel③ カンファレンススポンサー • よさ / 成果 ◦ 協賛、登壇することでコミュニティへの還元に繋がる ◦ コドモンのサービス・開発チームを認知してくれる人が増える ▪ 選考過程のアンケートで、 コドモンを知ったきっかけに”開発部の情報発信”を選択している割合が 4%→13%とじわじわ増加中(伸び代しかない) ◦ 普段イベントに行かないメンバーにとって、参加してみるきっかけになり メンバーのインプット・アウトプット熱が上がる
  22. 36 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 36 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    DevRel④ カンファレンス参加補助を整備 • 取り組み ◦ メンバーの声から、カンファレンス参加にかかる費用 (参加費・懇親会費・出張費)を経費申請できるように整備 • よさ / 成果 ◦ カンファレンスに参加してみるメンバーがじわじわ増えている (有料カンファレンスだけではなく、無料のカンファレンスや勉強会も)
  23. 38 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 38 余談:DevRelについて考えていること ちなみに

    DevRelの取り組みを増やす中で、 コドモンとして「Developer Relations」が目指すところをを考えなおし始めています
  24. 39

  25. 40 「ヤフーの「 DevRel」って何する人? 社内外クリエイターの熱量をつなぐ取り組みの全貌」 https://seleck.cc/1490 いわゆる「DevRel活動」には様々な取り組みが含まれると思いますが、弊社としては 「社内外のクリエイターとの関係性を作る」 こと に主目的を置いています。 「社外」というのは弊社の技術的な取り組みや施策を、多くの方に知っていただくことです。ただ、

    必ずしも採用という文脈ではなく 、実 際、採用の組織と DevRelは全く分かれた状態にあります。もちろん連携はしますが、直接的に僕たちが「エンジニアを◯◯人採用する」 といった目標を持つことはありません。 また「社内」の皆さんに向けても、「ヤフーで働いていて良かった」と思ってもらったり、自社の技術方針を知ってもらうことで 組織全体を 同じ方向に向かえるようにするための活動 を担っています。 このように、社内外の双方に向いた組織として、クリエイターの皆さんと関係値をうまく作っていくこと が僕たちの役割です。
  26. 41 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 41 余談:DevRelについて考えていること いまのところの言語化...

    外部との”つながり”を通して、 コドモン開発チームをエンパワーメントする (引いては業界をエンパワーメントする一助になる)
  27. 42 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 42 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    組織開発① CoDMON Tech Meet • 取り組み ◦ メンバーが学びを深めたい分野に合わせて、講師を招いて勉強会を実施 ◦ 回ごとにPJチームを発足し、準備〜当日の運営〜ブログまでを担当 • よさ / 成果 ◦ 学びたい分野に合わせて実施するので、参加者のモチベーションが高い ◦ 終了後も社内での共有会や勉強会に繋がり、学びが続く ◦ 3ヶ月おきに実施している開発部のエンゲージメントサーベイの中で、 「能力開発」の数字がじわじわ上昇中 ▪ 平均3.2→3.8(5段階中)
  28. 44 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 44 2. 周りを巻き込んだ取り組みの具体例

    組織開発② Win Session • 取り組み ◦ 四半期に一度、WinSession(チームごとのWinを讃えあう会)を実施 ◦ 回ごとにPJチームを発足し、 準備〜当日の運営〜懇親会まで担当 • よさ / 成果 ◦ 他チームから学びを得ることができ、 終わったあとの情報共有にもつながる ◦ ちゃんと讃あうことで、 「次のQuaterも頑張るか....🔥」 というモチベーションにつながる
  29. 47 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 47 3.「チーム一丸」で取り組むために チーム一丸で取り組むべきか?

    ここまで話した内容の中で、 Engineering Officeだけで完結できた仕事は1つもありません!!!
  30. 48 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 48 3.「チーム一丸」で取り組むために チーム一丸で取り組むべきか?

    • 専任のメンバーが少ない • 対象となる領域の知見があまりない • やることが多い(領域が広いor量を追い求めたい) …など、私と近い境遇の方であれば「チーム一丸」でやっていく、 は必要不可欠ではないでしょうか...?
  31. 49 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 49 3.「チーム一丸」で取り組むために 前提となったコドモンの開発チーム文化

    • コドモンの行動指針の一つである「チームコドモンをみんなでつくろう」 • XPの原則の一つである「責任の引き受け」 • プロダクト成長・チーム成長のための役割は、すべてのエンジニアが持っている by 「コドモンのエンジニアリングマネージャーとは」 「役割を超えて協力し合う文化」に繋がっている
  32. 55 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 55 これからも 「エンジニアとプロダクトが

    ともに楽しく成長できる場所」 をチーム一丸で目指していきます🔥 まとめ