エンジニアとして働く上で重要となるマインドに関する講義です。
追い求める理想のエンジニア像エンジニアとしてよりよい社会人人生を送るためのコツ当たり前のことを当たり前にやることの難しさの認知
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核となる思考
ビジョンビジョンは必要!なぜか?人間はDNAレベルで組織的に振舞うように調整されている動物。組織のビジョンを共有して発展していく。デジタルネイティブ発想で心躍る未来を作るデジタルネイティブ => 技術(ハードウエア・ソフトウエア・アルゴリズム)心躍る未来 => 新しく生み出されるであろうプラスの価値。時間は変化があって初めて意味を成す人類の歩みそのままなので改めて言うまでもないが、これを実行するのは容易ではない。例:物々交換 => お金の登場偽造が難しい印刷技術 => 交換が容易になるという圧倒的な価値を生み出したことにより社会の変革が進んだこれが今ならなんなのか?自分に何ができるか?
アイデンティティそもそもエンジニアとは?組織の中でのエンジニアとしての自分の相対的な価値は?エンジニアリングは科学の一部。科学者の自覚があるだろうか?科学を支える燃料は、科学者の物事の本質を理解しようとする強い意思とその後社会貢献へつながるという事実先祖が通ってきた道の上に我々はいる誰かがかならず先行して研究している知識を総動員して必要なものを作れるか?>エンジニアに求められるもの。集合知。数学統計学経済学社会学 心理学 哲学コンピューター本質的な課題一見、畑違いと思えることも全てがつながっている!
アイデンティティ例1:エジソンは電球を発明したと言われているが(諸説ある)、それに必要な電気が発生する仕組みを解明したのはもっと前の人たち。ただ、なぜ電気が発生するのか知らなければ電球は作れなかったはず。例2:某メーカーでの検索エンジンの開発過程でインデキシングの動作が遅すぎて使い物にならず。検索エンジンとは?どいう仕組みか理解する努力。インデキシング時のデータのメモリーの持ち方を変えることにより圧倒的な速度改善につながった(余談:その後エキサイトのサーチエンジニアとしてのキャリアにつながる)難しいことを思いつく必要はないが、難しいことを理解しようとする努力は必要。これがなかなかハードルが高く、エンジニアとそれ以外を分けている部分。エンジニアのアイデンティティの主要パートと思われる
アイデンティティ必ずしも学問体系を包括的に適用しなくてならないわけではないが、コンピューターサイエンスだけでは解決しない例:・メディアの広告効果最適化 => 経済学、美術、心理学 GAMの使い方が分かればAll OKってことではない。・ゲーム内のアイテムの需要と供給のバランス調整 => 経済学・占いマッチング率の向上 => 社会科学、心理学、行動経済学・DeFiサービスの立ち上げ => 金融工学、経済学・KUROTEN. => 会計学、経営学、経済学もちろん背後にはコンピューターサイエンス、数学、統計学などがベースになっていることが多い。基礎があると圧倒的に応用が効く
挑戦新しいことにトライするなぜか?いくつか理由がある。(一般論は除く)・世の中は常に科学の発展とともに変化している。1、2年さぼったら置いてかられる。年々スピードが増している(四半世紀ソフトウエアエンジニアをやってるのでわかる)・同じことは近いうちにいずれ誰かが(機械含む)できるようになる。>アイデンティティが低下する 必然的に他の誰かができないことに価値の重きが置かれるようになる。 例:広い知識、ある事柄に関する深い知識、仕様策定・客や企画職との折衝などの上流工程のソーシャルスキル、総合的なマネージメントスキル、やり切る力・自分の中に知識や経験の幅を持たせるため。関わっているプロダクトや技術トレンドが一年後に存在するとは限らない。常に引き出しに2、3ある状態が望ましい。ひとつのジャンルに集中しない。 例:Vue & React、PHP & Golang、AWS & GCP、iOS & Android 同一ジャンルでの単発はNG。狭すぎる。 企画職で言えば編集のことしか知らない、営業で言えば物を売ることしかしらない、マーケティングで言えば、MAツールの使い方しかしらない
歴史過去を知る、経験を得れば未来を感じられるようになる。過去30年のソフトウエアの遍歴デバイス組み込み(アセンブラ)スタンドアロンPCアプリ → Windows95インターネット・検索エンジン →2000年インターネットバブルCGM(ブログ、SNS)、蓄積されるデータが指数関数的に増え始めるフューチャーフォン、ゲームマシーンラーニング(ベイズ推定に代表されるような古典統計学とは異なる統計的手法)スマートフォンAI(ディープラーニング )Dapps、DeFi(ブロックチェーン、暗号通貨、スマートコントラクト)量子コンピューター参考:https://www.youtube.com/watch?v=ZnNUFbtC0Kw
行動何事も好奇心からスタート。原動力。世の中知らないことだらけ。好奇心が発揮されない状態の人のパターン・今の状態に無意識に満足している(とくに満足してると感じる何があるわけではないが、行動を変えるためにパワーを使いたくない)・他に楽に楽しめることが多すぎる(ゲームやネットフリックス、趣味)・何かしらの理由で一時的にまたは断続的に余裕がない全部自分で変えることはできる(他人の人生に口出しするつもりはないが)できる人はこれら状態を認識し、ネガティブに捉えて行動を変えることができる。
行動■定性・実際に触ってみる・やってみる >ソフトウエアはコンピュータさえあれば理論上なんでもできるのが特徴・難しい・大きな目的から俯瞰する・現在地を把握する・目標を立てる 簡単なことから難しいことへ、小ことから大きなことへ いまやっていることが簡単なことなのか?小さいことなのか?意識してれば難しことや大きいこともできるようになる。・本質的な課題が解決されることを確認するまで諦めない。
行動■定量・目的を持って本を読む(SF好き。特に人の意識について扱う)技術書ならHowToでなく体系的に学べる物・生活の自由度が高い人は、ちょっとでも必要だと思ったものは躊躇なく買う(そのうち買えなくなる時が来る)・コードを書く(人によるが理解が深まる)・ニュースを見る・聞く(Feedlyに数十ジャンル登録しておくとか)・○○エキスポ、展示会などに行く、Webinarに参加する・SNSで気になる人をフォローする、人に会って話を聞くつまり、常にインプット・アウトプット。勉強し続ける。死ぬまで行動、思考を止めないようにしないと生きていけない世の中になりつつある。
メンタル強いメンタルを維持するコツ(参考程度に)・自分が最初にやってやる(主体的に行動する癖をつける。自然と追い込まれて強くなる)・必ず誰かが一緒にやってくれる、教えてくれる、決めてくれる前提はいったん思考から外してみる・仕事をなるべく断らない(別の手段を考える)・環境に依存しすぎない、今の環境のせいにしない・迷ったら、苦しくなったら目的に立ち返る(ゴールデンサークルの中心概念)・一人で抱え込み過ぎない・自分と他人との間に大きな壁を作らない。身内・他人、敵・味方という発想になっていって軋轢が発生する・プライドが極端に高い、自分大好きすぎると防衛本能が高まってしまう(自分で気付きづらい)
資本家と労働者階級新卒研修・Readyや新規事業創出会議をするのはなぜか?資本主義のもとでは階級を大別して2つしかない。資本家と労働者あくまでザ・労働者視点で歩んでくのもまた人生。資本家の心理までは洞察しない。資本家や投資家や起業家の考え方を学んで行動するのも人生。似た様な思考を持つことは資本主義の世の中をうまく生きていくのに理に適っている(成長パートで再度述べる)投資家からどう思われるかは、社会からどう思われてるかの縮図の一部あらゆる点から判断してこいつらはやりそうだと周りから思われるかどうか?自分を客観視できる。もっと言えば、社会が現在より二極化していくなかで自分はどのポジションをとるか?
成長両利きの経営と群知能深化と探索:生物の普遍的な行動様式・考え方・アルゴリズム。中庸という言葉にも通ずる左翼 右翼偵察偵察