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第94回ISO TC211国内委員会の資料

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Akira Sasagawa

May 11, 2022
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  1. 3 この期間に開催された総会ウィーク 第53回バーチャル総会ウィーク 日 時:2021年11月22日(月)~12月03日(金) 形 式:Zoomを利用したweb会議形式 出席者:約86名 ※総会出席者。その他、会議のみの出席者あり 日本団:7名

    地理院:笹川(団長)、渡部、須賀、川元 ※敬称略 プルース アジア航測:黒川 産総研:岩男 笹川幹事 (国土地理院) 日程 会議等 11/22(月)~11/26(金) 歓迎レセプション、作業部会等 11/29(月)~12/02(木) 作業部会、諮問会議等 12/03(金) TC 211総会 総会の概要 〇総会では各 WG や AG 等からの活動報告 の他、15の決議案が作成された。 〇決議案については、ISO/TC 211 内で投 票案件として登録され、投票権のある国 からの投票結果をもって最終的な決議と なった。(N5672) 〇第54回総会はウィーン(オーストリア)で 対面会議の開催を予定。 Engberg議長の スピーチ ※略語は【参考】スライド参照
  2. 4 〇諮問会議での主な議論や内容① 【AG1 (Outreach)】 ・ TC 211の広報公聴方針を管理する諮問会議。日本団団長笹川幹事(地理院)が参加 ・ 今後の TC211

    広報の重点ターゲットを政策決定者やデベロッパーとするとして、 どのような方法論で彼らに情報をインプットすれば良いかの議論を行った。 ・ TC211 で使用するパワーポイントスライドのテンプレートについては、2015 年版 のテンプレートを今まで継続して使用していたが、2021 年版の最新テンプレート 案が示され、どのように正式リリースするのが良いか等の議論を行った。 笹川幹事 (国土地理院) 【AG2 (Strategy)】 ・ WG/AGコンビーナ、各国団長等から構成される、TC 211の全体方針を管理する諮 問会議。日本団団長笹川幹事(地理院)が参加。 ・ ISOGR や ISO register のガバナンスや今後のスケジュール等に関する議論を行い、 RMG(Registration Management Group)とその ToR の方向性等を確認した。 ・ Ad Hoc Group で検討している公的部門のデジタルトランスフォーメーション(e- government)に関する決議文調整を行い、今後特に焦点を当てるものとして、 ISO/IEC JTC1 と W3C の標準調査が挙げられた。 ・ ISO/TC211 が、ISO の中で地理空間情報のエントリーポイントであることの議論 及び、今後の ISO/TC211 のあるべき姿について議論を行った。 第53回バーチャル総会 ※略語は【参考】スライド参照
  3. 5 笹川幹事 (国土地理院) 第53回バーチャル総会 〇諮問会議での主な議論や内容② 【AG3 (PMG)】 ・ WG/AGコンビーナ、各国団長等から構成される、TC 211プロジェクトを管理する

    諮問会議。笹川幹事(地理院)が日本団団長、プルース幹事がTMGコンビーナとして参加。 ・ 進捗中の 2 文書(N267:Modular standards の記述, N268:TC211 の文書形式 Good Practice)に対する議論を行った。TC211 の活動に対して、GitHub Standards Tracker が有用として最大限の活用を求めた。 ・ 今後のレビュー案件候補の中から、ISO19134(-Location based services– Multimodal routing and navigation)を更新する方針が確認された。 ※略語は【参考】スライド参照 【AG7 (TMG)】 ・ WG/AGコンビーナ等から構成される、TC 211で扱う専門用語メンテナンスに関す る諮問会議。プルース幹事がTMGコンビーナとして参加。 ・ MLGT(Multilingual Glossary of Terms)のリリース延期、Terminology Spreadsheetの更新、Terminology repositoryへの追加、ISO SMART SG Pilotプ ロジェクトでのTMGの状況、URIs for Terminologyの提案についての進捗報告及び 議論を行った。 ・ 新しいTerminologyプロジェクトについてメンバー間で好評を得て、2022年初頭に 開始する予定。
  4. 6 ※略語は【参考】スライド参照 第53回バーチャル総会 笹川幹事 (国土地理院) 〇諮問会議での主な議論や内容③ 【AG12 (Control Body)】 ・

    IAG(国際測地学協会)推薦のMichael Craymer博士(加)を責任者として進めら れている、座標参照系に係る測地レジストリ整備に係るグループ。川元幹事(地理 院)がエキスパート登録されており参加 ※ISO-GR https://geodetic.isotc211.org/ ・ ISO Geodetic register の利用状況について、アクセス数上位は中国、米国、カナ ダ、ノルウェー、英国、日本の順に多かったことが報告された。 ・ 以下の ISO Geodetic register の登録事項についてレビューを実施し、承認された。 National ETRF densifications WGS84(G2139) NAD83 SK transformation の修正 Saudi Arabia SANSRS UTM projections
  5. 7 〇作業部会での主な議論や内容① 第53回バーチャル総会 【ISO 19157-1】 ・ ISO 19157-1(データ品質–第1部:一般的な要求事項)の改正プロジェクト。地理 空間情報の活用推進のために、データ品質の記述方法を標準化することを目的とす る規格。須賀(地理院)がエキスパート登録。

    ・ CD19157-1(第1部:一般的な要求事項)の投票に対して、各国から付与されたコ メントに対する対応方針を議論した。 ・ HMMG(AG5)、GOM(AG6)、TMG(AG7)、XMG(AG10)の各 AG(諮問グ ループ)への確認後、12 月に予定通り DIS(Draft International Standard)段階へ 移行することが確認された。 【JWG11】 ・ TC211(GI)とTC204(ITS)のジョイントWG。地理空間情報分野とITS分野の相互に 関係する標準化を目的とする作業部会。渡部幹事(地理院)が参加。 ・ GDF(カーナビ等で用いられる地図データベースのデータ交換のための標準)の改 訂に向けた取組の進捗状況や、屋内ナビゲーションに関する技術報告書の検討状況 に関する報告及び意見交換が行われた。 ・ 海上 ITS との連携の必要性や今後の取組方針に関する意見交換が行われた。 笹川幹事 (国土地理院)
  6. 8 〇作業部会での主な議論や内容② 笹川幹事 (国土地理院) 【WG9 Information Management】 ・ 多方面の分野に渡り地理情報アプリケーションを支援するための作業部会。須賀 (地理院)が19157-1及び-3にエキスパート登録されており参加。

    ・ ISO19157-1 と ISO19157-3 についての今後のスケジュールが説明され、須賀よ り、データ品質に関する UML モデル等を記述したISO19157-1 が先に標準化され た場合、品質評価尺度についての ISO19157-3 が後から標準化されるまでの間は、 品質評価尺度が存在しない空白期間ができることを指摘し、空白期間は可能な限り 短くした方が良い旨を提案。 ・ ISO19157-1 及び -3 のプロジェクトリーダーの Ivana Ivanova 氏より、ISO TC211 事 務局と議論した上で、策定できるものから先行する方針であり、空白期間はある程 度許容することとしたと回答があった。 第53回バーチャル総会
  7. 9 〇作業部会での主な議論や内容② 笹川幹事 (国土地理院) 【WG1 Framework and reference model】 ・

    2020年に再度設置されたWG。他のWGが策定する規格のフレームワークを提供す る規格を維持するための作業部会。黒川(アジア航測)がエキスパート登録。 ・ 現在改正作業が進行中のISO19103とISO19135-1の進捗報告が行われた。 ・ 新たにISO19109の改正作業の提案が行われた。ISO19101の改正に際しては、進 行中のISO19103の改正作業との密接な連携が必要となる点が指摘された。 第53回バーチャル総会 【ISO 19103】 ・ ISO 19103(概念スキーマ言語)の改正プロジェクト。地理情報標準で作成される 概念モデルの言語を標準化することを目的とする規格。黒川(アジア航測)がエキ スパート登録。 ・ オランダ及びノルウェーでの応用スキーマのUMLクラス図からRDFへのマッピング 事例が紹介された。現在の応用スキーマには、地物の属性として地物本来の特性と、 作成されたデータの特性(調査年等)が混在していることが機械的なマッピングの 支障となっていることが報告された。
  8. 【参考】略語集① A liaison(Association liaison) :Aリエゾン AG(Advisory Group) :諮問グループ AHG(Ad-Hoc Group)

    :臨時グループ BIM(Building Information Modeling) :建築物情報のモデリング CB(Control Body) :管理機関 CD(Committee Draft) :委員会原案 CIB(Committee Internal Ballots) :コミティ内投票 CRS(Coordinate Reference System) :座標参照系 DIS(Draft International Standard) :国際規格案 EC(Editing Committee) :編集会議 EGM(Earth Gravitational Model) :地球重力モデル EPSG(European Petroleum Survey Group) :欧州石油探査機構 FDIS(Final Draft IS) :最終国際規格案 FIG(International Federation of Surveyors) :国際測量者連盟 GDF(Geographic. Data Files) :地理データファイル GGRF (Global Geodetic Reference Frame) :全球測地参照系 GML(Geography Markup Language) :地理マークアップ言語 GOM(Ontology Maintenance Group) :オントロジー管理グループ HoD(Head of Delegation) :団長 HMMG (Harmonized Model Maintenance Group) :調和モデル管理グループ IAG(International Association of Geodesy) :国際測地学協会 IEC(International Electrotechnical Commission) :国際電気標準会議 IMU(Inertial Measurement Unit) :完成計測装置 IS(International Standard) :国際規格 ISO (International Organization for Standardization):国際標準化機構 ITS(Intelligent Transport System) :高度道路交通システム JAG(ISO/TC 211 / OGC Joint Advisory Group) :TC211とOGCによる共同諮問グループ JIS(Japanese Industrial Standard) :日本工業規格 JTC(Joint Technical Committee) :共同技術会議 笹川幹事 (国土地理院) 10
  9. 【参考】略語集② JTF(Joint Task Force) :共同タスクフォース JPGIS(Japan Profile for Geographic Information

    Standards):日本地理情報標準プロファイル JWG(Joint Working Group) :共同作業グループ LADM(Land Administration Domain Model) :土地管理領域モデル NB(National Body) :各国団 NGS(National Geodetic Survey) :米国測地測量局 NWIP(New Work Item Proposal) :新規作業項目提案 O member(Observer Member) :Oメンバー OGC(Open Geospatial Consortium) :地理情報システム標準化団体 PL(Project Leader) :プロジェクトリーダー PMG(Program Maintenance Group) :プログラム管理グループ P member(Participating Member) :Pメンバー(投票権有) PT(Project Team) :プロジェクトチーム PWI(Preliminary Work Item) :予備作業項目 RS(Review Summary) :要旨概要 SC(Sub Committee) :分科委員会 SDGs(Sustainable Development Goals) :国連持続可能な開発目標 SR(Systematic Review) :定期見直し TF(Task Force) :用語管理グループ TMG(Terminology maintenance group) :用語管理グループ TOR(Terms of Reference) :取り決め事項 TR(Technical Report) :技術報告書 TS(Technical Specification) :技術仕様書 UML(Unified Modeling Language) :統一モデリング言語 UN-GGIM(United Nations Global Geospatial Information Management):国連地球規模の地理空間情報管理 XMG(XML Maintenance Group) :XML管理グループ WD(Working Draft) :作業原案 WG(Working Group) :作業グループ 笹川幹事 (国土地理院) 11
  10. ISO/TC 211 第54回総会について ◦期間:2022年5月9日(月)~5月13日(金) ※総会は5月13日(金) ◦現地会場:オーストリア ウィーン(M01-ウィーンデジタル) ◦日本からの参加者(WEB参加予定) 測技協 12

    日本団 構成 (4名) ※敬称略 国土地理院 笹川 啓(団長)、須賀 正樹 株式会社プルース コンサルティング プルース リース アジア航測株式会社 黒川 史子 会場位置 M01-ウィーンデジタル
  11. 報告【第53回総会決議案件の投票結果】 ()は決議番号 13 1. PMGコンビーナの任命(2021-17) 2. GOMコ・コンビーナの任命 (2021-18) 3. JWG11コンビーナの再任

    (2021-19) 4. AG12コ・コンビーナの再任 (2021-20) 5. AG2、AG11、CAGのコンビーナの任命 (2021-21) 6. リエゾン関係の解消 (2021-22) 7. CAGの職務権限の改定 (2021-23) 8. ISOレジスターのガバナンス (2021-24) 9. 登録管理グループ(RMG)の設置 (2021-25) 10.持続可能なISO測地系登録 (2021-26) 11. 汎用IT、データ、Web標準との連動 (2021-27) 12. ISO19109:2015の改訂 (2021-28) 13. ISO19160-6の廃止について (2021-29) 14. 地理データライセンスの記述方法に関するPWI (2021-30) 15. ISO19127:2019の改訂 (2021-31)
  12. 1. Appointment of PMG convenor 14 【概要】 決議2021-17 Peter Parslow氏

    が PMG のコンビナを続けない意向であることに留意し、 ISO/TC 211 は、デンマークの国家機関による Jan Hjelmager氏 の指名を歓迎し、 彼が AG 3 Programme Maintenance のコンビーナとして3年間任命されたことを確 認した。 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成21、反対0、棄権15 結果、承認された(N5728)
  13. 2. Appointment of GOM co-convenor 15 【概要】 決議2021-18 ISO/TC 211は、Ivana

    Ivanova博士がオーストラリアの国家機関から指名された ことを歓迎し、3年間のOntology MaintenanceのAG 6 GroupのDr.Nicholas Car氏と のコ・コンビーナに任命されたことを確認しました。 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成21、反対0、棄権15 結果、承認された(N5728)
  14. 3. Re-appointment of JWG 11 convenor 16 【概要】 決議2021-19 ISO/TC

    211 は、ノルウェーの国代表組織による Trond Hovland 氏の指名を歓迎 し、同氏の再指名を確認する。JWG 11 GIS- ITS のコンビーナとして、3 年間の任 期で任命された。 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成23、反対0、棄権13 結果、承認された(N5728)
  15. 4. Re-appointment of AG 12 co-convenors 17 【概要】 決議2021-20 ISO/TC

    211 は、リエゾン機関である国際協会(International Association of the United States)の Michael Craymer 博士と Larry Hothem 氏の指名を歓迎する。測 地学(IAG)は、ISO 測地原簿の AG12 管理機関の共同議長として、3 年間の再任を 確認するものである。 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成23、反対0、棄権13 結果、承認された(N5728)
  16. 5. Appointment of AG 2, AG 11 and CAG convenor

    18 【概要】 決議2021-21 ISO/TC 211は、英国の国家機関による新しい議長Peter Parslow氏を歓迎し、戦 略に関するAG 2諮問グループ、AG 11諮問グループ、UN-GGIM及びその他関連する 国連活動を支援するためのAG 2諮問グループ、CAG議長諮問グループの3年間の招 集者としての彼の任命を確認する。 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成22、反対0、棄権14 結果、承認された(N5728)
  17. 6. Removal of liaison relationships 19 【概要】 決議2021-22 CIB Resolution

    2021-07 リエゾンの見直しとこの作業の結果に留意する (N 5663) ISO/TC 211 は、次のリエゾンを削除することを決議する。 ①ISO/IEC JTC 1/SC 2 コード化文字集合 ②ISO/IEC JTC 1/SC 29 音声、画像、マルチメディア及びハイパーメディア 情報の符号化 ③ISO/IEC JTC 1/SC 32 データ管理および交換 ④ISO/IEC JTC 1/SC 36 学習・教育・研修のための情報技術 ⑤ISO/TC 154 商業、工業、行政におけるプロセス、データ要素、文書 ⑥ISO/TC 184/SC 4 工業データ ⑦ISO/TC 190 土壌の品質 ⑧ISO/TC 241 道路交通安全マネジメントシステム ⑨エネルジスティクス ⑩グローバル空間データ基盤(GSDI)事務局
  18. 6. Removal of liaison relationships 20 【結果】 日本の対応:①~⑧反対、⑨⑩賛成 ⇒結果: ①賛成19、反対1、棄権16⇒結果、削除された(N5728)

    ②賛成19、反対1、棄権16⇒結果、削除された(N5728) ③賛成19、反対1、棄権16⇒結果、削除された(N5728) ④賛成18、反対2(日本、米国)、棄権11⇒結果、削除された(N5728) ⑤賛成18、反対1、棄権17⇒結果、削除された(N5728) ⑥賛成18、反対1、棄権17⇒結果、削除された(N5728) ⑦賛成18、反対1、棄権17⇒結果、削除された(N5728) ⑧賛成19、反対1、棄権16⇒結果、削除された(N5728) ⑨賛成20、反対0、棄権16⇒結果、削除された(N5728) ⑩賛成20、反対0、棄権17⇒結果、削除された(N5728)
  19. 7. Revised terms of reference for CAG 21 【概要】 決議2021-23

    CIB 決議 2021-07 リエゾンの見直し、及び TC 全体の管理を統合する必要性に留 意し、ISO/TC 211 は、CAG の参照条件に以下のタスクを追加することを決議する。 ・議長諮問グループ(CAG)に対するリエゾン管理及び監視、各リエゾンに対する 責任者グループ及びリエゾン 代表者の確保(N 5663) ・TC の意思決定や役割の説明など,TC の業務範囲に関連する TC Good Practice の一般ページの管理・保守。 ISO/TC 211 は、CAG の改訂された委託条件 N 5664 を承認する。 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成22、反対0、棄権14 結果、承認された(N5728)
  20. 8. Governance of ISO registers 22 【概要】 決議2021-24 CIB決議2021-09 ISOレジスターのガバナンスに関する進展とこの作業の結果に留

    意すること。 ISO/TC 211は、ISOレジスターのためのISO/TC 211ガバナンス(N 5665)を承認す る。ISOGRとの進行中の作業は、前版(N 5567)に追加された。 ISO/TC 211 は、非公式な AG 2 タスクのリーダーとして献身的に働いた Dr. Jean Brodeur氏 に感謝の意を表する。また、同グループの全メンバーに感謝する。 【結果】 日本の対応:賛成、N5665へのコメントなし ⇒結果:賛成21、反対0、棄権15 結果、承認された(N5728) 各国N5665にコメントなし
  21. 9. Establishing a Registration Management Group (RMG) 23 【概要】 決議2021-25

    CIB決議2021-09 ISOレジスターのガバナンスに関する進展とこの作業の結果に留 意すること。 ISO/TC 211 は,RA 規格の制定及び実施で委員会を支援するための諮問サブグルー プである登録管理グルー プ(RMG)を,その委託条件(N 5666)をもって創設し, RMG コンビナ,TC 議長,TC 委員会マネジャー及び ISO/TC 211 登録ごとに WG コ ンビナから推薦された TC 委員会代表(例えば,管理機関コンビナ)から成ること を決定する。 【結果】 日本の対応:賛成、コンビーナ推薦なし ⇒結果:賛成21、反対1(サウジアラビア)、棄権11 結果、承認された(N5728) 各国からコンビーナ推薦無しだったが、 カナダから遅れてDr Michael Craymer氏が推薦された。
  22. 10. Sustainable ISO Geodetic Register 24 【概要】 決議2021-26 CIB 決議

    2021-08 ISO 測地系登録の長期的持続可能性及びその結果報告書 持続可 能な ISO 測地系登録(ISOGR)-ISO/TC 211 への提言(N 5638)に留意し、コメン トの AG 2 処理に留意する(N 5667)。 ISO/TC 211 は、改訂された文書中の勧告及び実施計画を承認することを決議する (N5668)。 ISO/TC 211 は、UN-GGIM Geodesy 小委員会との継続的な連絡を含め、実施の進捗 を監視するために AG 2 を任命することを決 定する。 ISO/TC 211 は、この作業について AG 2 に感謝の意を表する。 【結果】 日本の対応:賛成、N5668にコメントなし ⇒結果:賛成20、反対0、棄権16 結果、実施計画とAG2の監視が承認された(N5728) 各国N5668にコメントなし
  23. 11. Interfacing generic IT, data and web standards 25 【概要】

    決議2021-27 行政のデジタル変革(電子政府)に関するアドホックグループ(AHG 6)の CIB 決議 2021-10 修正案とその結果報告書(N 5669)に留意すること。ISO/TC 211は、 戦略的事業計画で言及されているように、ISO/TC 211規格の将来の開発において、 汎用IT規格及びISO/TC 211規格に関連する他の外部規格の再利用を促進する方法を 含む報告書の勧告を承認すること。ISO/TC 211 は、実施の進捗状況を監視するた め、AG 2 を任命することを決議する。ISO/TC 211 は、GOM に対し、ISO/TC 211 規格が電子政府活動に適用できるように、意味構造/オントロジーを 使用して ISO/TC 211 規格を利用可能にする作業を拡大するよう奨励することを決議する。 ISO/TC 211 は、AG 1 Outreach と AG 2 Strategy に対し、他の標準開発組織 (SDO)及び他の関連組織 との連携を強化するよう奨励することを決議する。 ISO/TC 211 は、AHG のリーダーとして献身的に働いた Morten Borrebak 氏と Jan Hjelmager 氏に感謝し、このグループの全メンバーに謝意を表する。 【結果】 日本の対応:賛成、N5669にコメントなし ⇒結果:賛成19、反対0、棄権17 結果、推薦事項とAG2の監視が承認された(N5728) 各国N5669のコメントなし
  24. 12. Revision of ISO 19109:2015 26 【概要】 決議2021-28 ISO/TC 211

    は、ISO 19109 応用スキーマのための規則(N 5662)の提案範囲に 留意した。ISO/TC211は、韓国国家機関のHyeyoung Kang博士をプロジェクトリー ダーとして、2024年2月のDIS投票に向けて36ヶ月のタイムラインでプロジェクト を開始することを決議した。このプロジェクトはWG 1に割り当てられる予定であ る。 【結果】 日本の対応:賛成、N5662にコメントなし ⇒結果:賛成20、反対0、棄権16 結果、承認された(N5662) 各国N5662のコメントなし オーストリア、中国、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、 スウェーデンがエキスパート登録
  25. 13. Cancellation of ISO 19160-6 27 【概要】 決議2021-29 ISO/TC 211

    は、ISO 19160-6 Addressing - Part 6: デジタル交換モデルプロジェク トが、それぞれデータ要件とレジスタ要件からなる2つのパートに分割されること に言及した。ISO/TC 211は、ISO 19160-6プロジェクトを中止することを決議し、 CalConnectにWG 7と一緒に2つのパートに分かれて改訂作業を提出するように要請 する。 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成21、反対0、棄権15 結果、キャンセルが承認された(N5728)
  26. 14. PWI on How to describe the geographic data licence

    28 【概要】 決議2021-30 ISO/TC 211 は、NWIP Open Geographic Data 草案 (N5504) に対するコメントと、 WG 7 におけるライセンシングプロセスと ISO/TC 211 規格におけるそのコード化 に関するさらなる研究の必要性に関する議論に留意した。 ISO/TC 211は、ライセンスをどのように記述しエンコードするかの曖昧さを明ら かにするための予備作業項目(N 5670)を作業計画に導入することを決議する。 ISO/TC 211は、スペインの国家機関からDr Francisco J Lopez-Pellicer氏がこのプロ ジェクトのリーダーとして指名されたことを歓迎する。このプロジェクトはWG 7 に割り当てられる予定である。 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成18、反対0、棄権18 結果、承認された(N5728) 中国、スペイン、米国がエキスパート登録
  27. 15. Revision of ISO 19127:2019 29 【概要】 決議2021-31 ISO/TC 211は、持続可能なISO測地系登録(N

    5668)及びISO登録のガバナンス (N 5665)に関する報告書の勧告に留意した。ISO/TC 211は、ISO 19127 測地コー ド及びパラメータを改訂するというAG 12の勧告にも留意する。ISO/TC211は、 2024年6月のDIS投票に向けて36ヶ月のスケジュールでプロジェクトを開始するこ とを決議し、ナショナル団体である南アフリカのPatrick Vorster氏をプロジェクト リーダーとして起用することを決定した。このプロジェクトはWG9に割り当てら れる。 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成19、反対0、棄権17 結果、承認された(N5728) カナダ、中国、デンマーク、ニュージーランド、英国、米国 がエキスパート登録
  28. 報告【最近の投票結果】 30 16. Call for XML schema/codelist developers and reviewers

    【意見紹介】XMLスキーマ/コードリストの開発者、レビュアーの募集について 17. Engagement in OGC GeoSPARQL SWG OGC GeoSPARQL SWGへの参画について 18. 【定期見直し】ISO 19110:2016 (Ed 2) 地物カタログ化法(改正2) 19. 【定期見直し】ISO 19133:2005 (vers 3) XMLスキーマ/コードリストの開発者、レビュアーの募集について 20. ISO/DIS 19123-3 被覆の幾何及び関数のためのスキーマ- 第3部:処理の基礎 21. ISO/DIS 19156 (Ed 2) 観測及び計測 (改正2) 22. 【意見照会】Appointment of RMG convenor RMGコンビーナの選任 23. ISO/PWI 19152-3 土地管理領域モデル(LADM) – 第3部:海洋空間における地理的規制
  29. 報告【最近の投票結果】 31 24. ISO/DIS 19115-3 メタデータ-第3部:メタデータ基本のXMLスキーマによる実装 25. ISO/DIS 19123-1 被覆の幾何及び関数のためのスキーマ(改正)

    26. 【意見照会】Liaison relationship with ISO/TC 211/AG 13 ISO/TC 211/AG 13とのリエゾン関係 27. ISO/DIS 19160-4 (Ed 2) アドレッシング-第4部:国際的な郵便住所の構成要素とテンプレート言語 28. 【意見照会】 Liaison to Group on Earth Observations (Geo) 地球観測に関する政府間会合 (Geo) とのリエゾン 29. ISO/DIS 19157-1 データ品質 - 第1部 General requirements
  30. 16.意見照会 Call for XML schema/codelist developers and reviewers 32 【規格の概要】

    ISO/TC 211/AG 10におけるXML作業の需要が増加している ことに留意し、XMGグループを強化するため、スキーマ/コー デリストの開発またはレビューのいずれかを手伝ってくれる人 を募集したい。 対応する義務はない。 【結果】 日本の対応:黒川氏をエキスパート登録 ⇒結果:イラン・イスラム共和国、日本、韓国、米国がエキスパート登録 XMLスキーマ/コードリストの開発者、レビュアーの募集について
  31. 17. Engagement in OGC GeoSPARQL SWG 33 【規格の概要】 2022年後半に、ISO/TC 211の国際規格案としてGeoSPARQL

    1.2を提案する というOGC GeoSPARQL SWGの意図に留意する。ISO/TC 211のエキスパート は、この規格の開発に従事するよう求められる。 ISO/TC 211のエキスパートの中には、すでにOGCのメンバーになってい る者もいるが、ISO/TC 211経由で参加することもできる。 【結果】 日本の対応:No (エキスパート登録をしない) ⇒結果:オーストラリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ス ペインがエキスパート登録 OGC GeoSPARQL SWGへの参画について
  32. 18. 【定期見直し】ISO 19110:2016 (Ed 2) 34 【規格の概要】 この規格は、地物タイプのカタログ化のための方法論を定義するものである。この規格では、地物 タイプをどのように地物カタログに整理し、地理データセットの利用者に提示するかを規定する。こ の規格は、これまでカタログ化されていなかった領域における地物タイプのカタログを作成する場合、

    および既存の地物カタログを標準的な慣行に適合させるために修正する場合に適用される。この規格 は、デジタル形式で表現される地物タイプの目録作成に適用される。この原則は、他の形式の地理 データの目録作成に拡張することができる。フィーチャーカタログは、ISO 19126 で定義された フィーチャコンセプトディクショナリとは独立しており、フィーチャコンセプトディクショナリを使 用または作成することなく指定することができる。 この規格は、タイプレベルでの地理的地物の定義に適用される。各タイプの個々のインスタンスの 表現には適用されない。また、この規格はISO 19117 で規定されている描写スキーマを除く。この規 格は、特定のアプリケーションでモデル化される談話の世界を定義するための基礎として、または複 数のアプリケーションでモデル化される実世界の地物の一般的な側面を標準化するために使用するこ とができる。 【規格の経緯】 2012年5月 CD 日本から編集上コメント付き賛成 2014年2月 DIS 日本から編集上コメント付き賛成 【結果】 日本の対応:確認 ⇒結果:確認17、改正/修正6、廃止0、棄権13 結果、確認された。(N5729) 地物カタログ化法(改正2)
  33. 19. 【定期見直し】ISO 19133:2005 (vers 3) 35 【規格の概要】 この規格は、トラッキングとナビゲーションサービスを実装するためのデータ型と、その データ型に関連する操作について記述している。この規格は、ウェブ常駐型プロキシアプリ ケーションを通じてワイヤレスデバイスが利用できるウェブサービスを規定するために設計さ

    れているが、その環境に限定されるものではない。 【規格の経緯】 2009年3月 SR 確認14、改定/修正8、棄権6 →結果、確認となった。 日本の対応は「確認」に投票 2015年9月 SR 確認9、改訂/修正14、棄権12 →結果、改訂/修正となった。 日本の対応はコメント付き「改訂/修正」であり【ISO19148 と調 和するように改訂されるべき】とコメント 【結果】 日本の対応:確認 ⇒結果:確認13、改正/修正3、廃止0、棄権18 結果、確認された。(N5730) 改正/修正のコメントでは「ISO 19148と齟齬がある」等コメントあり XMLスキーマ/コードリストの開発者、レビュアーの募集について
  34. 20. ISO/DIS 19123-3 36 【規格の概要】 本書は、時空間センサデータ、画像データ、シミュレーションデータ、統計データなどの多次元地理空間 カバレッジをサーバサイドで抽出、フィルタリング、処理、解析、融合するためのカバレッジ処理言語を定 義する。この言語を実装したサービスでは、オリジナルまたは派生した対象範囲情報のセットを、クライア ントサイドでの利用に適した形で利用することができる。ISO 19123-3は、ISO

    19123-1で定義された抽象的 なカバレッジモデルに依存している。この文書は、空間的、時間的、または他のセマンティクスを持つ軸の ために、規則的および不規則的な多次元グリッドがサポートされている。将来のバージョンでは、点群や メッシュだけでなく、さらなる軸の種類もサポートされるかもしれない。この言語は機能的に定義され、副 作用がなく、しっかりとした概念的基盤を持っている。カバレッジコンストラクタは、カバレッジをゼロか ら、または1つ以上の他のカバレッジから派生させて構築する。ISO 19123-3言語は、具体的なリクエスト/レ スポンスプロトコルを想定していないため、 特定のリクエストやレスポンスエンコーディングから独立して いる。したがって、この規格はサービスを定義するのではなく、サービス標準の機能を定義するための基礎 として機能する。そのようなターゲットフレームワークとして、OGC Web Coverage Service(WCS)[3]があ る。現在のバージョンでは、ISO 19123-3 は ISO 19123-1 のグリッドカバレッジをインデックス、レギュ ラー、およびイレギュラー軸でサポートしている。将来的には、ISO 19123-1 のすべてのカバレッジタイプ に対応するように、この規格が拡張されることが予想される。 【規格の経緯】 2021年8月 CD fast-trackについて日本からは賛成 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成20、反対1、棄権13 結果、承認された(現時点で結果のN文書なし) 被覆の幾何及び関数のためのスキーマ- 第3部:処理の基礎
  35. 21. ISO/DIS 19156 (Ed 2) 37 【規格の概要】 この国際規格は、観測や観測プロセスに関わる特徴、および観測を行う際のサンプリングに 関わる特徴のための概念スキーマ定義する。これらは、異なる科学技術コミュニティ内および コミュニティ間で、観測行為とその結果を記述する情報交換のためのモデルを提供する。

    観測は、一般的に、最終的な関心のある特徴のサンプリングを含む。この国際規格は、空間的、 物質的(実地観測)、または統計的性質に応じたサンプルの共通セットを定義している。この スキーマはサンプルの特徴(サブサンプリング、派生サンプル)間の関係も含んでいる。 この国際規格は,外部から見えるインタフェースと場所にのみ関係し,実際の状況でインタ フェース仕様を満たすために必要なもの以外,基礎となる実装に何ら制限を課さない。 【規格の経緯】 2008年12月 NP 賛成12、反対0、棄権3 →賛成となった。 日本の対応は「賛成」に投票 2009年4月 CD 賛成13、コメント付き賛成7、反対1、棄権7 →賛成となった。 日本の対応は「反対」に投票 2010年11月 DIS 賛成27、反対0、棄権0 →賛成となった 日本の対応は「賛成」に投票 2017年3月 SR 確認12、改定/修正9、棄権0 →確認となった。 日本の対応は「確認」に投票 観測及び計測 (改正2) 【結果】 日本の対応:承認 ⇒結果:承認22、反対0、棄権13 結果、承認された(現時点で結果のN文書なし)
  36. 22. Appointment of RMG convenor【意見照会】 38 【規格の概要】 ISO/TC 211 は、カナダの国代表組織による

    Dr. Michael Craymer の推薦を歓迎し、 3 年間の AG 14 登録維持グループ (RMG : Register Maintenance Group) の招集者と して同氏を任命することを確認した。 【意見照会】RMGコンビーナの選任 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成23、反対0、棄権12 結果、賛成された(N5736)
  37. 23. ISO/PWI 19152-3 39 【規格の概要】 ISO 19152 のこの部分は,海洋空間における地理的規制のための標準化 のための概念と構造を提供するものである。この規格は、国際海事境界線、 海洋生物・非生物資源管理区域、海洋保全区域などの法的空間の管理およ

    びそれらに関連する権利と義務に関連する情報構造を扱っている。ISO 19152 のこの部分は、海洋地理情報システムを構成するための共通要素と 基本スキーマを確立する。ISO 19152 Part1 – Fundamentals (第1部:基礎) で定義された共通の構成要素に基づいて構築されている。 土地管理領域モデル(LADM) – 第3部:海洋空間における地理的規制 【結果】 日本の対応:棄権 ⇒結果:承認17、反対0、棄権17 結果、承認された(N5739)
  38. 24. ISO/DIS 19115-3 40 【規格の概要】 この文書は、以下の成果物を定義することによって、ISO 19115-1 及び ISO 19115-2

    の統合 的な XML 実装を定義するものである。 a) ISO 19115-1 及び ISO 19115-2 で定義された概念モデル要素に適合するメタデータインス タンスドキュメントを検証するために必要な XML スキーマ一式 b) ISO 19115-1 と ISO 19115-2 の UML モデルで、XML スキーマでは検証されない検証制約を 実装する ISO/IEC 19757-3 (Schematron) ルール一式。 この文書では、メタデータに関連する ISO 地理情報概念モデルから XML スキーマを生成す るために使用される手順を説明します。XMLスキーマは概念的なUMLモデルから直接生成さ れる(6.2項)。 【規格の経緯】 2021年3月 CD 承認18、コメント付き承認3、反対1、棄権14 →承認となった。 日本の対応は「承認」に投票 メタデータ-第3部:メタデータ基本のXMLスキーマによる実装 【結果】 日本の対応:承認 ⇒結果:承認20、反対0、棄権15 結果、承認された(現時点で結果のN文書はなし)
  39. 25. ISO/DIS 19123-1 41 【規格の概要】 本書は被覆の概念スキーマを定義するものである。被覆とは、空間的・時間的・時空間的 な領域と、その領域内で同じ型を共有する属性値との対応付けのことである。被覆領域は、 空間的及び/又は時間的次元で定義できる座標空間における直接位置の集まりからなる。 被覆領域の例としては、メッシュ/グリッド、三角形の不規則なネットワーク、点被覆、ポ リゴン被覆などがある。被覆はリモートセンシング、気象学、水深、標高、土壌、植生の

    マッピングなど、多くの応用分野で一般的なデータ構造である。 この文書では、被覆の領域と関連する属性範囲との関係を定義する。領域の特性は定義さ れているが、属性範囲の特性はこの規格に含まれていない。 【規格の経緯】 2020年10月 CD 承認13、コメント付き承認4、反対0、棄権19 →承認となった。 日本の対応は「承認」に投票 被覆の幾何及び関数のためのスキーマ(改正) 【結果】 日本の対応:承認 ⇒結果:承認22、反対1(イギリス)、棄権12 結果、承認された(現時点で結果のN文書はなし)
  40. 26. Liaison relationship with ISO/TC 211/AG 13 42 【規格の概要】 AG13

    土地被覆及び土地利用諮問委員会 (AG 13 Land Cover and Land Use Advisory Group) の作業への幅広い参加の重要性に留意し、以下の組織は ISO/TC 211 とのカテ ゴリーAリエゾンを確立。 - AGRHYMET地域センター (AGRHYMET Regional Centre) - サハラ・サヘル観測所 (Sahara and Sahel Observatory) 【意見照会】ISO/TC 211/AG 13とのリエゾン関係 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成18、反対0、棄権17 結果、2件とも賛成された(現時点で結果のN文書はなし)
  41. 27. ISO/DIS 19160-4 (Ed 2) 43 【規格の概要】 本書は、郵便住所の主要な用語、郵便住所の構成要素、およびその使用に関する制約を定義する。具体 的には、郵便宛先の構成要素を3つの階層に整理して定義している。 -

    要素 (elements):技術的な目的のために細分化されることはあっても、明確に定義された概念的な意 味を持ち、それ自体が下位の構成要素で構成されることはない。(例:組織名または郵便番号) - 構成要素 (constructs):要素を単位にまとめた構成要素は、郵便物の宛先の論理的な部分を形成する。 (例:組織識別) - 区分 (segments):郵便番号の構成要素や郵便番号の要素を、特定の定義された機能を持つ単位にグ ループ 化したもの。(例:アドレス指定) 本書では、以下の項目を規定した。 • ドアタイプやドアインジケータなどの要素内容の下位区分や、行政区域のレベルなどアドレス内の要 素の複数出現や位置に対応するサブ要素を作成する仕組み(構成要素の長さ、および構成要素の値域 は規定しない) • 要素・副要素を識別するためのコードを定義 さらに、本書では郵便宛先のレンダリングルールを規定する。これには、レンダリングされたアドレス の出力行の識別と順序、候補行の選択条件、郵便アドレスの構成要素の順序と連結、必須とオプションの 構成要素、レンダリングのためにアドレスを文脈化するパラメータ、そのタスクに利用できるスペースの 制約に従う構成要素の書式が含まれる。郵便宛先のレンダリング規則は、この文書では郵便宛先テンプ レートとして表現されている。 最後に、本書は郵便物の宛名テンプレートを正式に表現するためのコンピュータ処理に適し た言語を規 定する。 アドレッシング-第4部:国際的な郵便住所の構成要素とテンプレート言語
  42. 27. ISO/DIS 19160-4 (Ed 2) 44 【規格の経緯 (ISO 19160-4:2017)】 2013年9月

    NP 賛成13、反対0、棄権20 →賛成となった。 日本の対応は「棄権」に投票 2015年2月 CD 賛成16、コメント付き賛成3、反対1、棄権13 →賛成となった。 日本の対応は「賛成」に投票 2016年7月 DIS 承認26、反対0、棄権11 →承認となった。 日本の対応は「承認」に投票 アドレッシング-第4部:国際的な郵便住所の構成要素とテンプレート言語 【結果】 日本の対応:承認 ⇒結果:承認21、反対0、棄権14 結果、承認された(現時点で結果のN文書はなし)
  43. 28. Liaison to Group on Earth Observations (Geo) 45 【規格の概要】

    ISO/TC 211は、地球観測に関する政府間会合 (GEO) からのAリエゾンの要請を歓 迎し、これを受け入れる。ISO/TC 211 は、中華人民共和国のNBの Yuqi Bai 教授が リエゾン代表として指名されたことを歓迎する。 【意見照会】地球観測に関する政府間会合 (Geo) とのリエゾン 【結果】 日本の対応:賛成 ⇒結果:賛成20、反対0、棄権15 結果、賛成された(現時点で結果のN文書はなし)
  44. 29. ISO/DIS 19157-1 46 【規格の概要】 本書は地理データの品質を記述するための原則を確立するものである。 • データ品質を記述するための、十分に考慮された構成要素のシステムを定義する • データ品質を記述するための追加的な、ドメイン固有の構成要素を定義するためのプロセスを定義す

    る • データ品質測定の構成要素と内容構造を規定する • 地理データの品質を評価するための一般的な手順を記述する • データ品質を報告するための原則を確立する この文書は、データセットがその製品仕様にどの程度適合しているかを説明し評価するために、品質情 報を提供するデータ製作者と、特定の地理データがその特定の用途にとって十分な品質であるか否かを判 断しようとするデータ利用者に適用される適用される。 この文書は、地理データの品質の最低許容レベルを定義しようとするものではない。このような情報は、 ISO 19131 に準拠して定義されたものなどのように、通常データ製品の仕様の中に要求事項として存在す る。 【規格の経緯】 2021年4月 CD 承認14、コメント付き承認4、反対0、棄権14 →承認となった。 日本の対応は「コメント付き承認」に投票 データ品質 - 第1部 General requirements 【結果】 日本の対応:承認 ⇒結果:承認21、反対0、棄権13 結果、承認された(現時点で結果のN文書はなし)
  45. 投票案件照会 1. ISO/FDIS 19105 (Ed 2) (05/17) 2. ISO/TS 19139-1:2019

    【定期見直し】(06/13) 3. ISO/PWI 19152-4 (06/22) 47
  46. 1. ISO/FDIS 19105 (Ed 2) (/2022-05-17) 48 【規格の概要】 本書は、地理情報および関連するアプリケーション領域に関して適用可能な標準 化文書群に対する適合性を主張するために、適合性試験の枠組み、概念、方法論

    および達成すべき基準について規定する。この文書は、適合性クラスでグループ 化された抽象的なテストケースからなる抽象的なテストスイートを指定し、適合 性テスト中に従うべき手順を定義するための枠組みを提供するものである。適合 性は、データ又はソフトウェア製品若しくはサービス、又はあらゆるプロファイ ル若しくは機能規格を含む仕様によって主張することができる。この文書で定義 される適合性クラスの構造及びクラス間の関係は、モジュール内及びモジュール 間の依存関係の管理を含む構成管理への体系的なアプローチの基礎となるもので ある。 【規格の経緯】 2019年3月 CD 承認13、コメント付き承認2、反対3、棄権19 →承認となった。 日本の対応は「反対」に投票 2020年10月 DIS 承認24、反対0、棄権12 →承認となった。 日本の対応は「コメント付き承認」に投票 適合性及び試験 (改正2)
  47. 2. ISO/TS 19139-1:2019 (/2022-06-13) 50 【規格の概要】 本書は、地理的資源を記述する型を指定する概念スキーマのための XML ベース の符号化規則を定義する。この符号化規則は、ISO/TC211で策定された規格で一般

    的に使用されているUMLモデルで使用されているUMLプロファイルをサポートして いる。この符号化規則では、出力データ構造のスキーマにXMLスキーマを使用する。 この文書で説明する符号化規則は、地理的特徴のための UML アプリケーションス キーマの符号化には適用されない(これらの規則については ISO 19136 を参照のこ と)。 【規格の経緯】 2018年5月 DTS 承認18、コメント付き承認4、反対0、棄権15 →承認となった。 日本の対応は「コメント付き承認 」に投票 メタデータ-XMLスキーマによる実装 (改定1) 【定期見直し】
  48. 51 ISO/TS 19139-1:2019 (/2022-06-13) 【投票案】 1. Confirm 2. No (There

    is no specific need to adopt this standard as a national standard or other publications, in addition to directly use the international standard domestically.) 3. - 4. No 5. No 6. -
  49. 3. ISO/PWI 19152-4 (/2022-06-22) 52 【規格の概要 1/2】 この国際規格は,土地管理/地理的規制の評価面の基本的な情報関連構成要素をカバーす る土地管理領域モデル(LADM)-第4部:評価情報を定義している。またこの国際規格は、以 下に関連する抽象的で概念的なモデルを提供する。

    1) 価値(バリュエーション、マスバリュエーション) 2) 取引価格 3) 販売統計 4) 評価単位(区画、建物、マンション単位、評価単位群) この国際規格は,様々な国内及び国際的な制度に基づく土地行政/地理的管理の評価要素 について,実務上有用なようにできる限り単純化した用語集を提供するものである。この用 語集は,様々な管轄区域における異なる公式又は非公式な実務及び手続を共有することを可 能にする。 この国際規格は、指標に基づく比較とモニタリングのためのプラットフォームを提供する。 この国際規格は、土地管理/地盤規制プロセスの評価要素のモデリングへのアプローチを 提供する。 この国際規格は、エンコーディングに依存しないコンテンツモデルを提供し、様々なエン コーディングに対応できるようにするものである。 この国際規格は、国や地域のプロファイルの基礎を提供するものである。 この国際規格は、異なるソースからの土地管理/地理的規制情報の評価要素を首尾一貫した 方法で結合することを可能にします。 土地管理領域モデル(LADM) - 第4部:評価情報
  50. 3. ISO/PWI 19152-4 (/2022-06-22) 53 【規格の概要 2/2】 以下は、本国際規格の適用範囲外である。 法的な影響を及ぼす可能性のある(国の)不動産評価関連規制への干渉。 ISO

    19152 のこの部分は,土地管理/地理的規制の領域における標準化のための概念及び 基本構造を,評価シ ステムの観点から提供している。規制情報を記述するための一般的なス キーマを定義している。また,複数の当事者やグループとの関係を参照構造とともに表現し, すべての情報システムのソーシングを維持することができるようにする。 ISO 19152 のこの 部分は,より詳細なスキーマを確立するための共通要素及び基本スキーマを確立するもので ある。ISO 19152 のこの部分は、第 1 部「基礎」と第 2 部「土地登記」に基づいている。 土地管理領域モデル(LADM) - 第4部:評価情報