価値主導開発BizDevOpsの取り組みとそのモチベーション

2018年からSI開発を楽しく挑戦することができるようにしようと社員を巻き込んで中期計画を策定してきました。その中でBisDevOpsプロセスの策定とサービスの立ち上げ、価値主導の開発を行うための知識習得やチーム作り、自主自律を促進する仕組み作り、など様々な取り組みを行ってきました。

第一部では、価値主導開発を行うためのBizDevOpsサービスとSIグループ全体に対する普及を目指した活動として、その成り立ちとミッションについてご紹介いたします。

Transcript

1. 第１部 価値主導開発 BIZDEVOPSの取り組みと そのモチベーション 株式会社ニッポンダイナミックシステムズ（ NDS） フェロー 株式会社 匠 Business Place 萩本 順三（はぎもと じゅんぞう） ゲスト 奥寺亮輔（おくでら りょうすけ）
2. アジェンダ ▪ 本日の狙い ▪ 自己紹介 ▪ BizDevOpsって何？ ▪ NDSのBizDevOpsって何？ ▪ BizDevOpsを社内へ広める活動 ▪ BizDevOpsチームとしてのチャレンジ ▪ チームデザインとは ▪ さいごに
3. 本日の狙い
4. 本日の狙い ▪ 新たな開発のやり方としてのBizDevOpsの取り組みを知ってほしい ▪ プロダクトデザインやチームデザインの手法として匠Methodをしってほ しい ▪ エンジニアとしての働く喜びについて考えるネタとして知っておいてほ しい ▪ 参加者の皆さんのエンジニアとしての取り組みに何かひとつでも役立て てくれたら嬉しい
5. 自己紹介
6. 略歴 高校大学とスポーツ一本槍（体育会系） ↓ 熊本の就職がすべて落ちて、仕方なくおじさんの紹介で厚生年金関連施設の経理マンとして社会人デビュー （間抜けでトンマな経理マンでした） ↓ 本部から九州厚生年金会館という施設の立ち上げるために転勤しコンピューターと出会う ↓ 27歳で転職したが、使えないエンジニアとして１年程、ノイローゼーぎみな状況に陥る ↓ ある時開眼しソフトウェアエンジニアリングの魅力に取りつかれ、オブジェクト指向独学で学び実践しオブ ジェクト指向方法論を策定しはじめる ↓ 2000年友達と豆蔵という会社を設立し、要求開発の方法論を手掛ける ↓ 2008年現在の会社を設立し要求開発方法論をベースに匠Methodを策定、この時にNDSフェローとなり、NDS でも要求開発を展開する ↓ ビジネスや学生に匠Methodを教えるお仕事を続けながら、匠Methodの普及と新たな時代を切り開く人たち を支援したいと考えている
7. BizDevOpsって何？
8. BizDevOpsとは何？ Biz Dev Ops ビジネス分析 ＋ 企画 開発 運用 DevOps、アジャイル
9. NDSのBizDevOpsって何？ NDS SI事業グループの2018年の３年中期戦略の中で誕生し たNDS BizDevOpsとは？
10. 要求開発手法と開発手法、プラクティスの整備 Biz Dev Ops ＋ 企画視点 開発視点 運用視点 技 要求開発・匠Method ビジネス分析 DevOps、アジャイル 顧客と共に、ビジネスシステムを企画・開発・運用する 技を身に付け、案件獲得と実践を繰りかえす
11. ＋ 技 人と人とのつながりの強化 （チーム力） 個の成長の強化 （自律したチーム） 人 心 Biz Dev Ops ＋ 企画視点 開発視点 運用視点 要求開発 匠Method ビジネス分析 DevOps アジャイル 人と人のつながりと、個人の心を強くするための 取り組み＝＞BizDevOpsチーム設立 学び 自信 結束力 集合意志 楽しむ 勇気 挑戦 実践 共有
12. 開発現場での悩み ▪ 同じような開発ばかりで新しい開発手法や技術を学ぶ機会がない ▪ 要求に対する「なぜ必要か？」が分からないまま進んでいく ▪ いつもリリースギリギリになって追いつめられる ▪ お客さまの喜ぶ姿がみたいのに…. ▪ 精神的な面で離脱するメンバーも….
13. だからBizDevOpsチームの立ち上げた！ ビジョン コンセプト１ コンセプト２ コンセプト３ 人 心 技
14. 新たな技を身につける ▪ 企画メソッド(匠Method)を身に付けて、顧客チームのプロジェク トの企画段階より貢献する 技
15. 価値主導の開発方法を身に付ける ▪ アジャイル開発の経験を積み重ね、プラクティスのベストな組 み合わせをパターン別に整理する 技
16. エンジニアの楽しいの在り方を９つ のプリンシプルにまとめる ▪ 「BizDevOpsを推進する人材が大切にしたい9個のこと」 人 心 技 コンセ プト３ コンセ プト２ コンセ プト１
17. 開発メンバーがシステム開発を、楽しいと感じて前向きに取り組 んでほしい。 だから価値をデザインする方法やアジャイル手法を技として身に 付けて、その技を勇気を持ってお客様に提案し、経験を積むこと をチームで繰り返して進むことを目指す。 それにより、ひとり一人が自律した組織を目指したい。 そのためには、大切にしたい９個のことを楽しむための原則とし て共有し、SI事業グループメンバー全員に実践してもらい楽しむ ための軸として考えてほしい 大切にしたい９つのこと
18. BizDevOps人材創出の誕生
19. BizDevOpsの広がり（1stステージ～ 3rdステージ） ◼ 1stステージ（2018年～） BizDevOpsのスタート当初から興味があったり、やりたいと声をあげたメンバーを中心に実ビジネスと結び付けて実 践形式でやってきた。 ▪ 2ndステージ（2021年～） それぞれのメンバーが様々な理解度や様々な境遇にある中で、 最初の一歩目としてSI事業グループの全員をBizDevOpsの方向に向いてもらう。 =>BizDevOps人材創出プロジェクトの発足 ▪ 3rdステージ（2023年～） それぞれのメンバーがそれぞれの1歩を踏み出して活動実績を作る
20. BizDevOpsを社内へ広める施策 ▪ 実際に仕事でBizDevOpsを活用した際の事例紹介 ▪ 社内ワークショップの開催 – 「BizDevOpsを推進する人材が大切にしたい9個のこと」を発揮する具体的 なシーンとアクションの紹介 – 興味を持った「BizDevOpsを推進する人材が大切にしたい9個のこと」を今 の現場で実践する具体的な1歩を検討 ▪ NDSのBizDevOpsに近い考えを持っている方を招いて講演
21. BizDevOpsチームとしてのチャレンジ
22. 組織としてのチャレンジ ▪ 価値主導開発の確立 （2018年より） – 匠Method手法やアジャイルプラクティスの体系化 ▪ 価値主導開発の浸透 （2019年より） – 新規案件を獲得し実践して共有する ▪ 既存案件への適用(2020年より) – ＳＩグループ全体への普及 ▪ BizDevOps人材育成と、経験の場の獲得（2020年より） – 人材創出プロジェクト始動(2021年) – 経験の場の獲得（第二部で矢作による紹介） BizDevOpsを推進するために、経験の場を会社の課題から開拓した
23. 経験の場の獲得に対する我々の想い ▪ 仕事を楽しむために学びと勇気をチーム皆で獲得する。 そして社内に実践する場を提供し、体験してもらって開発の 喜びを感じてもらう。 ▪ そして、その経験をお客様に共有し、お客様とワンチームで プロジェクトを価値主導で進めることで ▪ お客様のビジネス価値を高めてもらいたい。
24. 組織としてのチャレンジの抜粋 ▪ 自社の部門やチームで未来についてディスカッションする場を提供 – 匠Methodによるチームデザインを各チームで実践する  自分達チームのビジョン・強化すべき事・チャレンジしたいこと などを描いて、計画に落とし込む – SIグループ全体の中期戦略の策定やBizDevOpsに積極的に参加 してもらう  あくまで、やりたいと思った人が参加する。BizDevOps運営側として は、やりたい気持ちにもっていくために懸命に様々なアイデアを出し 合っている
25. チームデザインとは
26. チームデザインとは何か？ SE4BSサイト参照 https://se4bs.com/sites/practice/
27. さいごに
28. 技人心を磨こう ▪ 技術力だけを高めてもダメ、コミュニケーション力だけを高めて もだめ、心の強さとそれらを併せて初めて強いチームが創られる
29. ご清聴 ありがとうございました https://www.youtube.com/watch?v=GC6tGA5g5Jo 匠Methodの理解するための一歩（匠Method User Group youtubeチャネル）