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AI時代の開発用語マップ

 AI時代の開発用語マップ

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コロッケそば

October 28, 2026

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  1. 結論:一文でいうと AI時代の開発用語は「階層」と「軸」で整理できる AI駆動開発は「AIに作らせる」という前提。 人間はSDDで決め、TDDで確かめ、LLMを含むならEDDでも確かめる 01 02 03 04 階層が違う 軸が違う

    一本の流れ 運用も同じ構図 AI駆動開発は「あり方」、AIDLCは「方法論」、SDDは「手 法」、Claude Codeは「ツール 」。階層の違うものは比べない AI駆動開発は「AIに作らせる 」側、EDD・LLMOpsは「製品 にLLMが入る」側の言葉 SDDで合格条件を決め、それ を実行できる形にしたのがテス ト(TDD)と評価(EDD) TDDをCI/CD・DevOpsで回す ように、EDDの評価はLLMOps で本番まで回し続ける 2
  2. 混乱の原因は2つ よく同じ列に並べられる言葉には、「階層」と「軸」の2種類のズレが混ざっている よく同じ列に並べられる言葉 AI駆動開発 AI-DLC SDD TDD 階層が違う 方法論 LLMOps

    DevOps Claude Code AIとの関わり方の軸が違う 「あり方」「方法論」「実践手法」「運用の仕組み」「ツール」 が混ざっている。例:AI駆動開発(あり方)とSDD(手法)は比 べられない あり方 EDD 実践手法 運用の仕組み ツール 「AIに作らせる」話、「製品にLLMが入る」話、「AI以前からあ る」話が混ざっている。例:SDDとEDDは別の軸の言葉 AIに作らせる AI以前から 製品にLLMが入る 3
  3. 用語マップ 縦は「階層」、横は「AIとの関わり方」。主要な用語はすべてこの表のどこかに入る 軸A あり方 方法論 実践手法 運用の仕組み ツール AIに作らせる・回させる 共通

    AI以前からある AI駆動開発 ウォーターフォール 支援型・駆動型・自律型 アジャイル AI-DLC・BMAD Method 任意。なくても始められる スクラム・カンバン 軸B 製品にLLMが入る ― ― SDD TDD EDD 仕様駆動開発 テスト駆動開発 評価駆動開発 AIOps AIで運用する CI/CD・DevOps MLOps・LLMOps LLM製品を運用する Claude Code・Kiro Jenkins・GitHub Actions 評価・監視ツール Copilot・Spec Kit Git LangSmith・Langfuse など 迷ったら「どの階層か」「どの軸か」を確かめる。違うマスの言葉同士は、比べたり置き換えたりしない 4
  4. 軸は2本 「誰が作るか」と「何を作るか」は独立している 軸A 作り方 軸B 作るもの 誰がコードを書くか 製品にLLMが入っているか 人が書く AIが書く

    AI駆動開発 人間の仕事が「書く」から「決める・確かめる」に移る。だから SDD・TDDの重要度が上がる 入っていない 入っている LLMを含む製品 出力が毎回揺れるので、合格/不合格では測れない。だからEDD が必要になる AIで普通の業務アプリを作ることも、人の手でLLMアプリを作ることもある。2つの軸は別々に考える 5
  5. AI駆動開発は「開発のあり方」 手法ではない。AIに作らせると、人間に残る仕事は「決める」と「確かめる」になる 人間主導 AI主導 AI支援型 AI駆動型 AI自律型 人間が書き、AIが補完・提案する AIが計画・実装し、人間が判断・承認する 要件を渡すとAIがほぼ全部作る

    AIが書くようになると、人間に残る仕事は2つ 決める 何を作るか、何をもって合格とするか SDD 確かめる できたものが本当に正しいか TDD・EDD AI駆動開発は手法ではない。SDDやTDDと横並びで比べるものではない 6
  6. 2つの軸を掛け合わせる SDD・TDDは「AIが書く」ことで、EDDは「LLMを含む」ことで必要になる LLMを含まない製品 人が書く 従来の開発 AIが書く AI駆動開発 LLMを含む製品 従来どおり TDD

    + EDD TDDなどはチームの判断 骨格はTDD、LLMの振る舞いはEDD SDD + TDD SDD + TDD + EDD 仕様をAIへの入力にし、テストで確かめる 3つすべて。AIエージェント自体を作る場合など EDDは「AIが書くかどうか」ではなく「製品にLLMが入るかどうか」で決まる 7
  7. 「決める→確かめる」の一本の流れ テストと評価は、仕様に書いた合格条件を実行できる形にしたもの 確かめる(決定的な部分) → 決める TDD 仕様に書く 確かめる(LLMの部分) SDD ・何を作るか

    ・何をもって合格とするか 判定:人間がレビュー・承認 → EDD テストコード 合格か不合格か。1回で決まる 評価データと評価基準 スコア・合格率。複数回試して揺らぎも見る CI/CDで毎回自動実行し、リリース条件にする 違いは、確かめる対象が決定的か、揺らぐか。それだけ 8
  8. 3つの手法を並べて比べる 問い・作るもの・判定の仕方がそれぞれ違う SDD(仕様駆動開発) TDD(テスト駆動開発) EDD(評価駆動開発) 問い 何を作るか ロジックは正しいか LLMの振る舞いは十分良く、安定しているか 作るもの

    仕様書(要件・設計・合格条件) テストコード 評価データ・評価基準 判定 人間のレビュー・承認 合格か不合格か(アサーション) スコア・合格率(正解照合、ルール、LLM採点 、人の評価) 実行回数 ― 1回で十分 同じ入力を複数回試し、揺らぎを見る AIにとって 作業の入力。書かれていないことは伝 わらない 通るまで自分で直せる、明確なゴール プロンプトやモデル変更の良し悪しを測る物差 し いつ必要か AIに作らせるとき ほぼ常に 製品にLLMが入るとき 9
  9. LLMを含む製品でも、TDDとEDDを使い分ける 例:社内問い合わせエージェント ― 検索関数はTDDで、回答の正確さはEDDで確かめる 骨格 振る舞い TDD 決まった入力に決まった出力を返す部分 LLMが判断・生成する部分 •

    ツール関数・API連携 • どのツールを選ぶか • 入出力のパース・整形 • 回答の正確さ・指示への従い方 • 制御ロジック・エラー処理 • 安全性(言ってはいけないことを言わない) EDD LLMを含む製品でも、骨格のコードはTDDで確かめる。EDDだけでは足りない 10
  10. 開発工程ごとの関わり方 合格条件と評価基準は、仕様と同時に作る 工程 SDD 要件定義 ◎ 要件と合格条件を書く 設計 ◎ 設計書・タスク分解

    ◦ テスト方針を決める ◦ 評価項目・評価データを準備 実装 ◦ AIが仕様を参照 ◎ テストを先に書き、通るまでAIが修正 ◦ プロンプト調整のたびに評価 テスト・レビュー ◎ 単体・結合テスト ◎ 複数回実行しスコアと揺らぎを確認 リリース ◎ CIで全テスト通過が条件 ◎ 評価スコアが基準以上が条件 ◦ 不具合を回帰テスト化 ◎ 本番品質を継続監視、劣化を検知 運用 ◎ 中心的に関わる ◦ 学びを仕様に反映 TDD EDD(LLMを含む場合) ◦ 求める品質水準を決める ◦ 関わる 11
  11. DevOpsとLLMOpsの違い LLMOpsは、DevOpsに「揺らぐもの」を扱う仕組みを足したもの 観点 DevOps LLMOpsで加わるもの 対象 ソフトウェア全般 LLMを組み込んだ製品(チャットボット、エージェントなど) 変更の単位 コード、設定、インフラ

    プロンプト、モデルのバージョン、RAGの参照データ、ツール定義 リリース前の確認 テスト(合格か不合格か) 評価(スコア・合格率・揺らぎ)= EDD 本番で見るもの 稼働率、エラー率、レイテンシ 回答品質、安全性、トークンコスト、LLM呼び出しのトレース 一番の違い:コードを変えていなくても品質が変わる モデル提供元の更新や入力の傾向の変化で挙動が変わりうる。「変更のたびにテスト」だけでは守れず、本番でも品質を測り続ける必要がある 12
  12. LLMOpsはDevOpsの上に乗る LLM製品の運用 = DevOps(骨格のコード)+ LLMOps(LLMの部分) 開発の実践 運用の仕組み 決定的な部分 TDD DevOps(CIでテストを毎回実行

    ) LLMの部分 EDD LLMOps(パイプラインと本番で 評価を継続実行) LLMOps 評価・プロンプト管理・品質/コスト/安全性 の監視 MLOps データ・学習・モデル管理(自前で学習しないなら比重は下 がる) DevOps CI/CD・IaC・監視。LLM製品でも骨格のコードはここで回す EDDは評価を軸に作る開発の実践。LLMOpsはその評価をリリース判 定と本番監視に組み込み、回し続ける仕組み EDDとLLMOpsは、TDDとCI/CD(DevOps)と同じ関係。どちらか一方では足りない 13
  13. よくある取り違え 言葉の混乱は、だいたいこの6つから生まれる AI駆動開発は手法ではない 「AIが書き、人間が決めて確かめる」とい う開発のあり方。SDDやTDDと横並びに比 べるものではない 「SDD」には2つの意味がある 仕様を先に書く実践そのものと、Spec Kit やKiroのSpec機能のようにそれを進める型

    。どちらの話かを揃える SDD・TDDは新しい手法ではな い TDDは2000年代からあり、仕様を先に書く 考え方も昔からある。AIが書くことで価値 が上がり、再注目されている EDDはコーディングAIの評価で はない 自分たちの製品に組み込んだLLMの品質を 測ること。比較的新しい言葉で、指す範囲 はまだ揺れている 方法論は必須ではない LLMOpsとAIOpsは逆向き 今のプロセスのまま手法やツールから始め られる。人数や規模が増えて進め方を揃え たくなったら、AI-DLCなどを検討する LLMOpsはLLMを組み込んだ製品を運用する こと。AIOpsはAIを使って運用作業(障害 検知など)をすること 14
  14. まとめ 大事なのは「階層」「軸」「決める→確かめる」の3つ AIに作らせるなら、SDDで決め、TDDで確かめ、LLMを含むならEDDでも確かめる AI駆動開発 前提 AIに作らせる。人間の仕事は「決める」と「確かめる」になる SDD 決める 何を作るか、何をもって合格とするかを仕様に書き、AIへの入力にする TDD

    確かめる 決定的なロジックを、合格か不合格かのテストで確かめる EDD 確かめる 製品にLLMが入るときだけ。振る舞いをスコアと揺らぎで確かめる LLMOps 運用 EDDの評価を本番まで回し続ける仕組み。DevOpsの上に乗る 方法論 任意 AI-DLC・BMADなど。手法の組み合わせ方と承認ポイントを決めたレシピ ツール 道具 Claude Code・Kiroなど。CI/CDでテストと評価を自動で回す 迷ったら「その言葉はどの階層か」「どの軸か」を確かめる(→ 用語マップ・付録の用語集) 15
  15. 用語集(1/2) あり方・方法論・実践手法 用語 一言でいうと 混同しやすい相手 AI駆動開発 AIがコードを書き、人間が決めて確かめる開発。支援型〜自律 型まで幅がある SDD・AI-DLC(手法でも方法論でもない) 仕様を書かず、AIとの対話で感覚的に作り進める

    SDD(対極にある) AWS提唱。AIが質問・計画し、人間が承認しながら工程全体 を進める AI駆動開発(その一形態)、SDLC(名前が似 る) 役割を持つAIエージェントでアジャイルチームを再現するOSS の型 AI-DLC(同じ階層の別の選択肢) 何を作るか・合格条件を仕様に書き、AIへの入力にする Spec Kit・KiroのSpec機能(進める道具) GitHub製。仕様→計画→タスク→実装の流れでSDDを進める SDD(実践そのもの) テストを先に書き、通るまで実装する。決定的なロジック向け EDD(揺らぐ出力は合否で測れない) 評価データでLLMの振る舞いをスコアと揺らぎで測りながら作 る コーディングAIの性能評価 あり方 バイブコーディング 進め方のスタイル AI-DLC 方法論 BMAD Method 方法論 SDD 実践手法 Spec-Driven Development Spec Kit 型・ツール TDD 実践手法 Test-Driven Development EDD 実践手法 Eval-Driven Development 17
  16. 用語集(2/2) 枠組み・運用の仕組み・ツール 用語 SDLC 枠組み Software Development Life Cycle CI/CD

    仕組み Continuous Integration / Delivery DevOps 文化・仕組み MLOps 仕組み LLMOps 仕組み AIOps 仕組み Claude Code・Kiro ツール Jenkins・GitHub Actions ツール 一言でいうと 混同しやすい相手 計画から運用・保守までの開発工程全体 AI-DLC(こちらは方法論) ビルド・テスト・デプロイを自動で回す Jenkins(それを動かす道具) 開発と運用をつなぎ、速く安全にリリースし続ける LLMOps(その上に乗る) 機械学習モデルのデータ・学習・デプロイ・監視を回す LLMOps(LLM向けの派生) LLM製品の評価・プロンプト管理・品質やコストの監視を回し 続ける AIOps(向きが逆) AIを使って運用作業(障害検知・原因分析など)を行う LLMOps AIコーディングエージェント。どの方法論でも使える AI-DLC(方法論) CI/CDを動かす道具 AI-DLC(置き換わる関係ではない) 18