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キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く

 キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く

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コロッケそば

October 28, 2026

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  1. AI時代のソフトウェア開発 × 昭和のSE物語 キヨさん67歳、 清 AI時代の開発手法や 用語の地図を歩く どこに何があるんだ 本を読んでも、勉強会に出ても分からなかった用語の関係。 昭和のSEが方眼紙一枚の「地図」を描き、歩き出すまでの物語

    AI駆動開発 AI-DLC SDD TDD EDD DevOps LLMOps ※この物語はフィクションです。登場人物はすべて架空の人物であり、実在の人物・団体とは関係ありません。 AIOps Claude Code
  2. 人 登場人物 キヨさんと、キヨさんの地図づくりに関わる3人(+AI) ※登場人物はすべて架空の人物です 清 ハ 相 ミ 山田 清之(67)

    孫・ハルト(21) AI「相棒」 南 ミナミ(29) 元メインフレームSE。 COBOLとアセンブラで年金 業務システムを40年。AIエ ージェント開発に挑戦中 情報系の大学生。キヨさん にAIを勧めた張本人。用語 には詳しいが、説明が早口 キヨさんのAIコーディング エージェント。頼めば何で も書く働き者。質問にも即 答する 勉強会で隣の席になった Webエンジニア。社内チャ ットボットの開発を任され 、同じく迷子 「横文字が多すぎる!」 「それ、地図がないんだよ」 「あいよ!」 「結局どれを使えば?」 キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く 2
  3. 序 勉強会の帰り道、頭の中はスパゲッティ プロローグ|10月、勉強会帰りの電車の中 勉強会で飛び交っていた会話 キヨさんの勉強記録 読んだ本 3冊 「うちもSDDとAI-DLC、どっちを入れるか検討中で」 「AIに書かせるなら、EDDも必須ですよね」 出た勉強会

    2回 「LLMOpsって、要はAIOpsのことでしょ?」 関係が分かった用語 0個 清 一つずつ聞けば分かる。だが並べられると、さっぱり分からん…… ハ じいちゃん、それは用語が悪いんじゃない。頭の中に「地図」がないんだよ 清 地図か……。よし、帰ったら方眼紙を出すぞ! 目標 バラバラの用語を、一枚の地図に 載せる キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く 3
  4. 1 混乱の原因は「2つのズレ」 第1章|同じ列に並べるから迷う 勉強会のスライドで、同じ列に並んでいた言葉 AI駆動開発 AI-DLC ズレ① SDD TDD EDD

    LLMOps 階層が違う 清 方法論 実践手法 Claude Code ズレ② 「あり方」「方法論」「実践手法」「運用の仕組み」「ツール 」が混ざっている あり方 DevOps 運用の仕組み ツール AIとの関わり方の軸が違う 「AIに作らせる」話、「AI以前からある」話、「製品にLLM が入る」話が混ざっている AIに作らせる AI以前から 製品にLLMが入る COBOLとJCLと、ウォーターフォールとメインフレームを並べて「どれが一番いい?」と聞かれたら、わしでも答えられん。比べ られんものを比べとったんだ キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く 4
  5. 2 縦軸を引く:言葉には「階層」がある 第2章|方眼紙に5段の棚をつくる ▲ 地図の現在地 階層 令和の言葉(例) あり方 AI駆動開発 =

    「ウォーターフォールで行く」という開発の構え 方法論 AI-DLC・BMAD Method = 社内の開発標準(工程と承認の決まり) 実践手法 SDD・TDD・EDD = 設計書・単体テスト仕様書の書き方 運用の仕組み CI/CD・DevOps・LLMOps = 夜間バッチの運用・ジョブスケジューラ ツール Claude Code・Kiro・Jenkins = コンパイラ・端末のエディタ 清 昭和でいえば(キヨさんの言葉) 「SDDとClaude Code、どっちがいい?」は「設計書とコンパイラ、どっちがいい?」と聞くのと同じ。階層の違うものは比べら れん キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く 5
  6. 3 横軸を引く:AIとの関わり方は2本の軸 第3章|「誰が書くか」と「何を作るか」は別の話 軸A 作り方 人が書く ▲ 地図の現在地 誰がコードを書くか AIが書く

    AIが書くほど、人間の仕事は「書く」から「決める・確かめ る」へ。だからSDD・TDDが大事になる 軸B 作るもの 製品にLLMが入っているか 入っていない 入っている LLMは同じ入力でも出力が揺れる。合格/不合格では測れない ので、EDDが必要になる 地図の横軸は、この3列になる 軸A AIに作らせる・回させる 共通 AI以前からある 軸B 製品にLLMが入る 清 外注に出すか(誰が書くか)と、作るのが年金計算か(何を作るか)は、昔から別の話だった。AIでも同じだ ハ そう。AIで普通の会計アプリを作ることも、人の手でLLMアプリを作ることもあるからね キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く 6
  7. 4 方眼紙の地図、完成 第4章|縦は「階層」、横は「AIとの関わり方」。用語はすべてどこかのマスに入る 軸A あり方 方法論 実践手法 運用の仕組み ツール AIに作らせる・回させる

    共通 AI以前からある AI駆動開発 ウォーターフォール 支援型・駆動型・自律型 アジャイル AI-DLC・BMAD Method 任意。なくても始められる スクラム・カンバン 軸B 製品にLLMが入る ― ― SDD TDD EDD 仕様駆動開発 テスト駆動開発 評価駆動開発 AIOps AIで運用する Claude Code・Kiro Copilot・Spec Kit キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く CI/CD・DevOps Jenkins・GitHub Actions Git MLOps・LLMOps LLM製品を運用する 評価・監視ツール 清 これが、わしの地 図だ。新しい言葉 はまず、どのマス か確かめる 問いが成り立たない例 「SDDとAI-DLC、どっち を使う?」→ 段が違う 運用の段の両端 AIOpsとLLMOpsは、名前 が似ていて向きが逆 LangSmith・Langfuse など 7
  8. 5 AI駆動開発は「手法」ではなく「あり方」 第5章|AIに書かせると、人間に残る仕事は「決める」と「確かめる」 ▲ 地図の現在地 人間主導 AI主導 AI支援型 AI駆動型 AI自律型

    人間が書き、AIが補完・提案する AIが計画・実装し、人間が判断・承認 する 要件を渡すと、AIがほぼ全部作る AIが書くようになると、人間に残る仕事は2つ 決める SDD 何を作るか、何をもって合格とす るか 清 新人に書かせて、わしは決めて、判子を押す。管理職のころと同じ仕事だな ハ そう。だからAI駆動開発は、SDDやTDDと横並びで比べるものじゃないんだ キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く 確かめる TDD・EDD できたものが本当に正しいか 8
  9. 6 2つの軸を掛け合わせると、必要な手法が決まる 第6章|キヨさんの勘違い「AIに書かせるなら、EDDも要るだろう?」 LLMを含まない製品 人が書く 従来の開発 AIが書く AI駆動開発 ▲ 地図の現在地

    LLMを含む製品 従来どおり TDD + EDD TDDなどはチームの判断 骨格はTDD、LLMの振る舞いは EDD SDD + TDD SDD + TDD + EDD 例:町内会の会計アプリ (残高計算は揺れない) 例:領収書の読み取り機能、 AIエージェントそのもの 清 AIに書かせとるんだから、EDDも要る んだろう? 相 いいえ!EDDが要るかは「AIが書くか 」ではなく「製品にLLMが入るか」で 決まります 清 ……なるほど。会計アプリの計算は揺 れんから、SDDとTDDで十分か EDDは「AIが書くかどうか」ではなく「製品にLLMが入るかどうか」で決まる キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く 9
  10. 7 「決める→確かめる」は一本の流れ 第7章|テストと評価は、仕様に書いた合格条件を実行できる形にしたもの 確かめる(決定的な部分) 決める SDD 仕様に書く ・何を作るか ・何をもって合格とするか 判定:人間がレビュー・承認

    昭和:基本設計書+検収基準 清 コツ ▲ 地図の現在地 → TDD テストコード。合格か不合格か、1回で 決まる 昭和:単体テスト仕様書 確かめる(LLMの部分) → EDD 回す CI/CD → テストも評価も変更のたびに 自動で実行し、リリースの条 件にする 評価データと基準。何回か試し、スコア と揺らぎを見る 昭和:抜き取り検査・歩留まり 昭和:リリース前の回帰テスト 設計書に合格条件を書き、検収で確かめる。40年やってきた流れだ。違うのは、相手が揺れるかどうかだけか 合格条件と評価基準は、仕様と同時に(要件定義で)作る。後から作ると、AIが作ったものを「まあ、これでいいか」と追認す るだけになる キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く 10
  11. 8 LLMが入っても、全部がEDDではない 第8章|町内会アプリに「領収書を写真で読み取る機能」を足してみる 骨格 ▲ 地図の現在地 振る舞い TDD 決まった入力に、決まった出力を返す部分 LLMが判断・生成する部分

    • 日付の書式をそろえる(R8.10.28 → 2026-10-28) • 写真から金額・日付を正しく読めるか • 金額の整形(「¥1,280」→ 1280) • 科目(消耗品・飲食など)の判断 • 読み取り結果をCSVに書き出す • 読めないとき、数字をでっち上げないか • エラー処理(画像が無い・壊れている) • 同じ写真で5回試しても安定しているか 清 計算と整形は、昔どおり単体テスト。揺れる読み取りだけ、抜き取り検査か 相 そのとおりです!EDDだけでは、骨格のバグを見逃します。両方必要です キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く EDD 11
  12. 9 コードを変えていないのに、品質が変わる? 第9章|運用の段へ:DevOpsの上にLLMOpsが乗る 清 相 同じデータなら、プログラムを触らん限り、結果は1円も変わらんか ったぞ! LLMはモデルの更新や質問の傾向の変化で、品質が変わるんです 観点 DevOps

    LLMOpsで加わるもの 変更の単位 コード・設定・インフラ プロンプト・モデルの版・参照 データ リリース前 テスト(合否) 評価(スコア・揺らぎ)=EDD 本番で見る 稼働率・エラー率 回答品質・安全性・トークン費 用 清 昔は「保守運用」と呼んだ。だが、道具そのものが変わるのは、昔に はなかった仕事だ キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く ▲ 地図の現在地 開発と運用は、同じ構図 CI/CD(DevOps) TDD → テストを変更のたびに実行 LLMOps EDD → 評価をリリース判定と本番で回し続 ける 勉強会の伏線、回収 LLMOps=LLM製品を運用する AIOps=AIを使って運用作業をする 名前は似ていても、向きが逆 12
  13. 10 キヨさんの赤ペン添削:よくある取り違え6つ 第10章|勉強会で聞いた会話も、地図で見ればこう直せる ✕ 「AI駆動開発という手法を導入し よう」 ✕ 手法ではなく「あり方」。SDDや TDDと横並びで比べない ✕

    「SDDとは、Spec Kitのことだ」 「仕様を先に書く実践」と「それ を進める型・道具」の2つの意味 がある キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く 「SDDもTDDも、AI時代の新手法 だ」 ▲ 地図の現在地 ✕ TDDは2000年前後から広まった 。AIが書くことで価値が上がり、 再注目された ✕ 「まずAI-DLCを入れないと始まら ない」 方法論は任意。人数や規模が増え て、進め方を揃えたくなったら検 討 「AIに書かせるなら、EDDも必須 」 EDDは製品にLLMが入るとき。コ ーディングAIの性能評価でもない ✕ 「LLMOpsって、要はAIOpsのこ と」 逆向き。LLM製品を運用するのが LLMOps、AIで運用するのが AIOps 13
  14. 結 次の勉強会で、キヨさんは説明する側に エピローグ|11月、同じ勉強会の懇親会 ミ 清 SDDとAI-DLC、うちはどっちを入れるべきですか? 階層が違う。AI-DLCは段取りの型、SDDは設計書の書き方だ。型はな くても始められる ミ うちの社内チャットボットには、EDDは要りますか?

    清 製品にLLMが入っとるなら要る。ただし骨格はTDDでな。本番に出たら LLMOpsで測り続けろ ハ じいちゃん、もう講師できるじゃん キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く ▲ 地図の現在地 キヨさんの地図の使い方 1 その言葉は、どの階層か 2 どの軸か(AIに作らせる? LLMが入る?) 3 違うマスの言葉同士は、比べない 一文でいうと AIに作らせるなら、SDDで決め、TDDで確かめ 、LLMを含むならEDDでも確かめる。運用では CI/CDとLLMOpsで回し続ける 14
  15. 付 付録:キヨさんの方眼紙・対応表 質疑用|令和の言葉が地図のどのマスにあり、昭和なら何にあたるか 令和の言葉 地図のマス ひとことで キヨさんの言葉 AI駆動開発 あり方 ×

    AIに作らせる AIが書き、人間が決めて確かめる開発のあり方 新人に書かせ、判子を押す AI-DLC 方法論 × AIに作らせる AWS提唱。AIが計画し、人間が承認しながら工程を進める 社内の開発標準 BMAD Method 方法論 × AIに作らせる 役割を持つAIエージェントでアジャイルチームを再現する型 役割分担表つきの開発標準 SDD 実践手法 × AIに作らせる 何を作るか・合格条件を仕様に書き、AIへの入力にする 基本設計書・検収基準 TDD 実践手法 × 共通 テストを先に書き、通るまで実装する 単体テスト仕様書 EDD 実践手法 × LLMが入る 評価データで、LLMの振る舞いをスコアと揺らぎで測る 抜き取り検査・歩留まり CI/CD・DevOps 運用 × 共通 ビルド・テスト・リリースを自動で回し続ける 夜間バッチ・ジョブスケジューラ LLMOps 運用 × LLMが入る LLM製品の品質・安全性・コストを本番で測り続ける 保守運用(+道具が変わる) AIOps 運用 × AIに回させる AIを使って障害検知などの運用作業をする 監視オペレーターの自動化 Claude Code・Kiro ツール × AIに作らせる AIコーディングエージェント。どの方法論でも使える 優秀な新人(道具) Spec Kit ツール × AIに作らせる GitHub製。SDDを進めるための型・道具 設計書のひな形 キヨさん67歳、AI時代の開発手法や用語の地図を歩く 16