Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
Amazon S3 を活用した静的ウェブサイトによるご当地キーホルダー収集運用の改善
Search
Harumi
June 10, 2026
Technology
24
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
Amazon S3 を活用した静的ウェブサイトによるご当地キーホルダー収集運用の改善
Harumi
June 10, 2026
Other Decks in Technology
See All in Technology
S3 Filesで挑む! 八戸せんべい汁の食べ頃問題
usanchuu
0
120
Optunaの最新リリースv5.0について
pfn
PRO
0
120
大型犬好きによるPugの紹介
yamanoku
1
160
二歩目のフロントエンド・ウェブアクセシビリティ
camiha
2
660
Railsで挑む大量データ永続化 〜600億件を永続化するための設計とボトルネックとの戦い〜
occhi
1
770
フィンテック養成勉強会#68
finengine
0
150
Browser Spec: Testing Hotwire with Ruby
takahashim
1
130
Classmethod Company Deck
satoshi7
1
730
10年後、Engineering 行為を剥奪されるとして、わたしたちは、どう、何を創ればいいだろうか。 / If Engineering Is Taken Away in 10 Years, How and What Should We Create?
bitkey
PRO
1
200
Claude の新機能を、 出た日に触って社内に届けるまで
rfdnxbro
1
190
専門領域のAIをどう評価するか
bengo4com
2
290
夫婦で子育てするための育児標準化
codmoninc
PRO
0
460
Featured
See All Featured
State of Search Keynote: SEO is Dead Long Live SEO
ryanjones
0
320
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
39
3.5k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
128
18k
Context Engineering - Making Every Token Count
addyosmani
9
1.2k
Lightning talk: Run Django tests with GitHub Actions
sabderemane
0
300
Between Models and Reality
mayunak
4
500
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
274
21k
AI in Enterprises - Java and Open Source to the Rescue
ivargrimstad
0
1.5k
How to audit for AI Accessibility on your Front & Back End
davetheseo
0
600
Building a A Zero-Code AI SEO Workflow
portentint
PRO
0
780
Faster Mobile Websites
deanohume
310
32k
16th Malabo Montpellier Forum Presentation
akademiya2063
PRO
0
410
Transcript
Amazon S3 を活用した静的ウェブサイトによる ご当地キーホルダー収集運用の改善 2026/5/23(土) JAWS-UG 栃木 オフライン # 8
-ロゴお披露目回- 晴海(はるみ)
1.自己紹介 •晴海(はるみ) • 金融機関のIT部門に所属 • 趣味:マンホールカード集め、スタバ電子スタンプ集め • re:Invent 2025 に行きました
2.はじめに みなさん、ちいかわって知っていますか?
2.はじめに • そう、あの”ちいかわ”です。 • さまざまなグッズが展開されている。 • グッズの中にご当地キーホルダーがある。
2.はじめに • 会社の先輩が、ご当地キーホルダーを集め始めた。 • 私を含め、会社の同僚がプライベートで旅行に行った際に、 お土産としてキーホルダーを買ってくる、という流れができ あがった。
3.課題 • 購入したキーホルダーが徐々に増え、記憶で管理することが 難しくなってきた。 • 会社の先輩は、個人のプライベートPCのExcelを利用して管理 するようになった。(ローカル環境)
3.課題 • 会社の同僚が旅行に行ったときにキーホルダーを売っているのを見つ ける。 ただし、見つけたキーホルダーが購入済みなのかすぐにわからない。 • 休日に本人(会社の先輩)に連絡して聞く ⇒休みの日にも関わらず連絡が来ることで、 “仕事でなにか課題か?!”という緊張が走る。 •
本人に確認せずに購入する ⇒同一種類のキーホルダーの購入がバッティングしてしまう 懸念がある。(実害あり)
4.課題解決に向けて • AWSの資格勉強(AWS SAA、AWS DVA)の過程でS3の静的ウェブ サイトホスティングの存在を知る。 • 机上で学んだことを、実生活の課題解決につなげることがで きるのでは、と思いつく。
5.S3 の静的ウェブサイトホスティングとは • S3バケットをWEBサーバーとして利用し、 HTML / CSS / JavaScript などの静的コンテンツを配信する機能。
• 構築手順概要 • S3バケットに静的ファイル(HTML、CSS、JS、画像など)をアップロード • バケットの「静的ウェブサイトホスティング」を有効化 • バケットポリシーでパブリックアクセスを許可 • S3が自動的にHTTPエンドポイントを提供 (http://<bucket-name>.s3-website-<region>.amazonaws.com)
5.S3 の静的ウェブサイトホスティングとは • 主な特徴 • サーバー管理不要(フルマネージド) • 高い可用性と耐久性(99.999999999%の耐久性) • 従量課金(ストレージ
+ GETリクエスト数 + データ転送(量)) • スケーリングの心配なし • インデックスドキュメント(index.html)とエラードキュメント(404.htmlな ど)を指定可能 • 制限事項 • サーバーサイド処理は不可(PHP、Node.jsなどのバックエンド処理は動かな い) • HTTPSは直接サポートされない • 動的コンテンツの生成はできない
6.ウェブサイトの作成 • 作成は Kiro を利用して仕様駆動開発で作成 • 作成したプロジェクトは Amazon Q Developer
でコードレビュー
6.ウェブサイトを作成する • Kiro を利用して仕様駆動開発(Specモード)で作成 • 構成は一般的、最小構成のウェブサイト • index.html • style.css
• script.js (キーホルダー収集状況の計算、テーブル描画) • data.json (キーホルダー収集状況の実データ保持ファイル) • Kiro はドキュメント添付機能(IDE)に対応。(2026/3/11) 9種類のネイティブ対応。 ⇒この新機能を利用して、もともとExcel管理していた収集状況一覧のファイ ルを取り込むことにした
6.ウェブサイトを作成する • 作成したプロジェクトは Amazon Q Developer でコードレビュー Critical, High, Medium,
Low, Info といった区分でレビュー結果を表示 レビュー結果の解説を Chat 画面に表示 レビュー結果位置をコード上に表示
6.ウェブサイトを作成する • 出来上がったウェブサイトはこちらです。 <PC イメージ> <スマホイメージ>
7.新たな課題 • ウェブサイトはできあがり、いざ公開。 • そんな時に、Qiita でこのような投稿が公開された。 • https://qiita.com/miruky/items/b996e374c91923141178 miruky(@miruky) さん
7.新たな課題 • 記事に書いてある事態要約 • S3の料金体系はストレージ料金、GETリクエスト数、データ転送(量)の3つ。 • データ転送の料金が一番高い。 • DDoS攻撃を受け、大量のデータ転送が発生。 •
結果、約200万円の請求が届いてしまった。 • バケットポリシーでパブリックアクセスを許可している。 (= S3バケットが直接インターネットに公開されている状態) 攻撃者はバケット内のオブジェクトに対して大量のGETリクエストを送 信することができてしまう。
8.対策 以下の内容を適用することにした。 ① S3 Block Public Access を有効にする (S3バケットを直接公開しない) ②
CloudFront + OAC でウェブサイトを配信する
8.対策 ② CloudFront + OAC でウェブサイトを配信する • OACとは • CloudFrontからS3へのアクセスを安全に制御する仕組み。
• S3バケットへの直接アクセスをブロックしつつ、CloudFront経由のアクセスだ け許可するために使う。 • CloudFront を利用することで、AWS Shield Standard が自動有効 • DDoS保護が行われる
9.そして公開へ • キーホルダーの収集状況を24時間365日、どこからでも確認できるよう になった。 • ウェブサイトなので、URLを送るだけで容易に共有ができる。 • 運用コストは月あたり 1円 程度。
• 本人に所有状況を確認せずとも、自身で把握することができるように なった。 • キーホルダーの購入の重複を防止することができるようになった。 当初発生していた課題を解決することができた
10.学び • S3 + CloudFront を利用することで比較的安全・容易に静的なウェブ サイトが公開できることを、実際に手を動かして学ぶことができた。 • AWS のコンセプトである”ビルディングブロック”を改めて経験する
ことができた。 (当初 S3 のみでウェブサイトを公開 → CloudFront を追加) • 自身が勉強した内容を実生活で、誰かの課題を解消させる、という経 験をすることができた。 ⇒机上での勉強止まりではなく、人の役に立てることができた ⇒この発想に至るには勉強が必要