Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

トレタの分析環境とLookerへのこだわり

Haokang Den
September 02, 2020

 トレタの分析環境とLookerへのこだわり

トレタではエンジニアだけではなく、企画、セールス、マーケなどのメンバーにも直接データに触れてそれぞれの視点で自由に分析をできるように心掛けております。その中で使う専門用語もカルチャーも異なるメンバーが快適にインサイトを共有出来るような活用事例をご紹介させていただければと思います。

Haokang Den

September 02, 2020
Tweet

More Decks by Haokang Den

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 自己紹介
 鄧 皓亢(Haokang DEN) • 株式会社トレタ ◦ 2016年 海外拠点、カントリーマネージャー ◦

    2017年 データサイエンティスト ◦ 兼 データエンジニア ◦ 2020年 執行役員CTO • 過去 ◦ 飲食メディア ◦ データサイエンティスト
  2. • ユーザー層 ◦ 高級レストラン ◦ 居酒屋 ◦ あらゆる飲食店 • データの種類

    ◦ 予約情報 ◦ 顧客情報 ◦ 画像 ◦ 音声 ◦ 空席 飲食店向け予約/顧客管理サービス「トレタ」

  3. 社内サービス化と運用ポリシー
 1. 最大限イネーブルメントできるように Explore 機能をベースに体験を再設計 a. 理想なワークフロー: Explore → Look

    → Dashboard b. 組織的な要所に Looker エバンジェリストを配置 c. Looker の勉強会を設定し、扱える方に対して Viewer アカウントを付与 2. データマートの管理は LookML と PDT に集約 a. スケジュール管理、通知は Looker で実装 b. 明示的な SLA・SLO・SLI を定義 3. BigQuery や LookML は基本ファクト(実績)のみを扱う a. 「OO率」などの解釈は Custom Measurement、Table Calculations に集約 b. Looker 用語で言う「fact table」を構築する
  4. 共通言語の確立
 1. 全社共通の言葉を洗い出し、LookMLによって定義を揃えました a. 国内有効店舗 i. 店舗数(Measurement) ii. 法人数(Measurement) b.

    トレタ標準時間(6時 - 30時) 2. カスタム項目(Custom DimensionsとCustom Measurements)を導入 a. オフィシャルの定義では要件を満たせない場合は自分の定義を作れる
  5. 優しい世界に向けて
 • Label、Group Label のローカライズ(専門用語 → 一般用語) • Description 強化

    • Custom Dimensions、Custom Measures、Table Calculation 事例 • ER 図の整備 • オンボーディング教材
  6. 運用例
 • サービスのKPI • 店舗の運用度合い ◦ セールス・CSが使っている早期解約警告システム • 投資家向けのレポート ◦

    説明会にてリアルタイムでドリルダウン • COVID19影響調査 • 店舗向けカスタムレポートサービス