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資材レビューのつもりが 本番環境に影響を与えていたお話
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inori
July 28, 2026
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資材レビューのつもりが 本番環境に影響を与えていたお話
2026.07.28 Toranomon Tech Hub 第8回
IT業界、本当にあった怖い話 登壇資料
inori
July 28, 2026
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Transcript
資材レビューのつもりが 本番環境に影響を与えていたお話 2026.07.28 Toranomon Tech Hub 第8回 IT業界、本当にあった怖い話 祈織
自⼰紹介 祈織 -Inori所属:某クソデカ大⼿SES企業 ロール:クラウドに憧れるインフラエンジニア 運営:JAWS-UG 彩の国埼⽟⽀部 JAWS配信部(⾒習い) LinuC OpenNetwork(LiON) 趣味:野球観戦
⭐️🦁、映画鑑賞、DQ10 ひとこと:本番作業無事終わりました! Twitter Qiita
注意事項 本内容は特定の企業を批判・否定する意図はありません。 あくまで個人の経験に基づくお話となります。
Agenda 01 02 02 03 03 04 04 01 はじめに
やらかした作業について 影響 リカバリ対応 05 06 06 07 07 05 反省 検討した再発防止策 まとめ
はじめに 本内容は社内ヘルプデスクに常駐していた際に起こしたものです。 .batファイルの中身を⾒ようとしたら、本番環境で実⾏されてしまう インシデントを起こしてしまいました。 自分の⾏動を省みる必要があると同時に、この⼀件で 運用⾯での課題も感じました。 第二の私や同様の仕組みを⽣まないためにもここで供養して、 一つの知⾒として持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
やらかした作業について どんなシステム? →提供サービスのスケジュールを作成するシステム スケジュールは各店舗⽉1回⼀⻫にエンドユーザへ公開される どんな作業? →スケジュールを月次バッチで公開できるようにする作業 当時は別TMから移管されている最中 主担当と副担当の2人体制で実施 主担当が資材作成、検証、実装、副担当は資材レビュー →私は副担当だった為、本番環境で適用する資材(.bat、.json)を
前月作成分と差分⽐較をする資材レビューを実施
やらかした作業について 【作業に使用したもの】 差分比較ツール:WinMerge 前月分資材:⾃⾝のローカル環境に配置 当月分資材:ファイルサーバ内作業フォルダに配置 前月分(⾃⾝のローカル配置)を「右クリック→編集」で ファイルを開いて中身をコピーし、別の.txtファイルへ貼り付けしようと した際に一瞬⿊い画⾯が⾒えたよう気が…。しかしそれを⾒落とす。
影響 数時間後…
影響 数時間後… スケジュールが作成できません A店舗 スタッフ
影響 【システムの状態を確認】 店舗スタッフが操作不可のステータスに →フラグを書き換えて対応。 もう1店舗問い合わせがあったが この時点では事象に気づかず…
影響 その後、作業の移管元のチームから
影響 その後、作業の移管元のチームから あなたのUser_IDで スケジュールが一斉に 操作されています 移管元チームの元担当者
影響 連携されたDBキャプチャを見ると… User_ID :⾃分のもの Update_date:資材レビューの時間 →完全一致
影響 なんで自分のUser_IDなの? 理由は資材作成に用いるマクロ側の挙動 資材作成時、作成者がマクロにUser_IDを入⼒して実⾏ 生成された資材には「マクロ実行時のUser_ID」が残る仕組み 結果 当月分:当時の作成者のUser_ID 前月分:作成者が⾃分の為、⾃分のUser_ID (当月分でやっていた場合、とばっちりが当時の作成者に⾶んでいたと思うと…)
影響 なんで自分のUser_IDなの? 理由は資材作成に用いるマクロ側の挙動 結果的 資材作成時、作成者がマクロにUser_IDを入⼒して実⾏ に ほ ス ぼ全 生成された資材には「マクロ実行時のUser_ID」が残る仕組み
ケジ ての店 ュール 舗で が操作 できな 結果 い 事態に 当月分:当時の作成者のUser_ID 前月分:作成者が⾃分の為、⾃分のUser_ID (当月分でやっていた場合、とばっちりが当時の作成者に⾶んでいたと思うと…)
リカバリ対応 リカバリの為検証、エビデンス取得、本番適用に取り掛かる (この時すでに17時ごろ) 移管元のチームの元担当者からのフォローを得て 当日21時半ごろ復旧 作業内容はほぼ全店舗のスケジュールステータスを一気にDB上で 変更するという内容 (update文の実⾏)
反省 .batファイルの扱いが軽率だった 黒い画面が見えた気がしたのに即座に報告しなかった 店舗問い合わせが複数あったにも関わらず気づけなかった、 TM内共有をしていなかった
反省 .batファイルの扱いが軽率だった 操作時に違和感を覚えたのに即座に報告しなかった 自分の 信 用 な 回復の 店舗問い合わせが複数あったにも関わらず気づけなかった、 んかや
た っ めにも たらす 報告しなかった ぐ報告 しまし ょう
反省 ∼運⽤⾯で感じたこと∼ エビデンスを取る文化が存在していなかった .batに対し右クリックが発生することにより 操作次第でバッチを叩いてしまう可能性が誰でもある 粒度の細かい手順書を作成したにも関わらず、 確認する資材の配置場所が定まっていなかった (個人の判断に委ねるような感じになっていた) 移管後に手順書を作成しなおした際、 起こりうるリスクの洗い出しができていなかった
反省 ∼運⽤⾯で感じたこと∼ エビデンスを取る文化が存在していなかった .batに対し右クリックが発生することにより 誰かが 操作次第でバッチを叩いてしまう可能性が誰でもある やら かして から対 仕組み
策 粒度の細かい手順書を作成したにも関わらず、 の検討 として は もよく 確認する資材の配置場所が定まっていなかった ない (個人の判断に委ねるような感じになっていた) 移管後に手順書を作成しなおした際、 起こりうるリスクの洗い出しができていなかった
検討した再発防止策 .batファイルに対話式のスクリプトを入れる →ここで「No」と回答する事で誤実行を防⽌ 資材出力時に.batと.jsonだけでなく、.batファイルと中身 が同じ.txtファイルを出力する →そもそも.batを右クリックしなくて良いようにする
検討した再発防止策 .batファイルに対話式のスクリプトを入れる →ここで「No」と回答する事で誤実行を防⽌ 資材出力時に.batと.jsonだけでなく、.batファイルと中身 が同じ.txtファイルを出力する →そもそも.batを右クリックしなくて良いようにする 💦 再発防止策を確定する前に所属元の退職が決まり、 正式な再発防止策は不明
まとめ 自⾝のローカル環境であっても本番環境に影響を与えた 違和感は止まるべきサイン、そして速やかに報告を 思い込み、ダメ、ゼッタイ。 新しい作業をする際はリスクの洗い出しを エビデンスは自分を救うので必ず取る (この経験のおかげでエビデンス取る癖がついた) 誰かがやらかしてから検討は仕組みとしても良くないので、 一刻も早く改善を
宣伝 本LTの内容はQiitaの記事にも載せているので よかったら読んでいってあげてください!
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ー 彩の国からON AIR!
ご清聴 ありがとうございました! また新たな犠牲者が出ていないことを祈りますm(_ _)m