Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
5分でわかる(かもしれない)Platform Engineering
Search
Kazuto Kusama
December 30, 2023
Technology
4
1.1k
5分でわかる(かもしれない)Platform Engineering
Findyさんのイベントでお話しした資料です
https://findy.connpass.com/event/301577/
Kazuto Kusama
December 30, 2023
Tweet
Share
More Decks by Kazuto Kusama
See All by Kazuto Kusama
インシデント対応に必要となるAIの利用パターンとPagerDutyの関係
jacopen
0
24
今日からはじめるプラットフォームエンジニアリング
jacopen
8
2.7k
Platform Engineeringで クラウドの「楽しくない」を解消しよう
jacopen
8
730
トラシューアニマルになろう ~開発者だからこそできる、安定したサービス作りの秘訣~
jacopen
4
4.6k
あなたの興味は信頼性?それとも生産性? SREとしてのキャリアに悩むみなさまに伝えたい選択肢
jacopen
7
8.9k
PaaSの歴史と、 アプリケーションプラットフォームのこれから
jacopen
7
2.6k
AI x インシデント管理で拡げるサービスオーナーシップ
jacopen
0
230
間違いだらけのポストモーテム - ホントに役立つレビューはこうだ!
jacopen
7
1.8k
2024/10 PagerDuty機能アップデート
jacopen
1
97
Other Decks in Technology
See All in Technology
Cloud Native Scalability for Internal Developer Platforms
hhiroshell
2
500
Clineを含めたAIエージェントを 大規模組織に導入し、投資対効果を考える / Introducing AI agents into your organization
i35_267
4
1.3k
AIにどこまで任せる?実務で使える(かもしれない)AIエージェント設計の考え方
har1101
3
1.2k
活きてなかったデータを活かしてみた話 / Shirokane Kougyou vol 19
sansan_randd
1
400
成立するElixirの再束縛(再代入)可という選択
kubell_hr
0
530
JSX - 歴史を振り返り、⾯⽩がって、エモくなろう
pal4de
3
1k
本部長の代わりに提案書レビュー! KDDI営業が毎日使うAIエージェント「A-BOSS」開発秘話
minorun365
PRO
14
2.2k
TechLION vol.41~MySQLユーザ会のほうから来ました / techlion41_mysql
sakaik
0
130
ローカルLLMでファインチューニング
knishioka
0
120
Create a Rails8 responsive app with Gemini and RubyLLM
palladius
0
130
Welcome to the LLM Club
koic
0
120
Абьюзим random_bytes(). Фёдор Кулаков, разработчик Lamoda Tech
lamodatech
0
240
Featured
See All Featured
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
50
8.4k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
43
2.4k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
245
12k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
Scaling GitHub
holman
459
140k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
71
4.9k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
29
9.5k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
34
3k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
Facilitating Awesome Meetings
lara
54
6.4k
Docker and Python
trallard
44
3.4k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
3.9k
Transcript
5分でわかる かもしれない Platform Engineering
Kazuto Kusama @jacopen Product Evangelist @PagerDuty Japan Organizer @Platform Engineering
Meetup Founder @Cloud Native Innovators Association Tech Strategy Advisor @PITTAN New!
• PagerDutyのProduct Evangelistになりました! • インシデント対応だけじゃなくて、AIOpsや 自動化、カスタマーサービス業務効率化など いろんなサービスを提供していて面白い インシデント対応プラットフォームの会社に
5分でわかる かもしれない Platform Engineering
DevOpsの理想と現実
クラウドの登場とDevOps Dev Ops Configure Verify Package Plan Monitor Release Create
Plan DevとOpsの垣根をなくし、ソフトウェアの開発とデリバリーを 継続して行えるようにするアプローチ。
真のDevOps 開発者が、アプリをエンドツーエンドでデプロイし、実行する ただし、多くの組織にとって現実的ではない Kubernetes Buildkit Helm Dockerfile Grafana Prometheus GitHub
Actions React Next.js Security Node.js Terraform ArgoCD APM Compliance 認知負荷が 高すぎる これをやり切れ る人材は少ない
https://www.infoq.com/articles/platform-engineering-primer/ より引用 認知負荷の増大が問題に クラウドの浸透、クラウドネイティブ技術の登場、マイクロサービス化の流れ、 エンジニアの責任範囲の拡大により認知負荷が大変なことに
じゃあどうするか
Team Topologies 価値のあるソフトウェアを素早く届けられるよ うにするための組織設計。 4タイプのチーム定義と、3つのインタラクショ ンモードが定義されている。
Platform Team • Platform Teamが提供するゴールデンパスに沿ってもらうことで、 開発者の認知負荷を軽減し生産性を高める
何が新しいのか?
共通プラットフォームは特に新しい話では無い 業種業態問わず、ある一定の規模以上の会社であれば、 共通のプラットフォームを作ろうという話が一度は出ているはず。 (次世代|新)(共通|汎用|統合)(基盤|プラットフォーム) みたいな名称のプロジェクト、関与したことある人も多いのでは
上手くいくプラットフォーム作りは、 本当に難しい
役に立つプラットフォームを作ろう - プラットフォームエンジニアが知っておくべき『プロダクト』の考え方 https://speakerdeck.com/jacopen/yi-nili-tupuratutohuomuwozuo-rou-puratutohuomuenziniagazhi-tuteokubeki-purodakuto-falsekao-efang
役に立つプラットフォームを作ろう - プラットフォームエンジニアが知っておくべき『プロダクト』の考え方 https://speakerdeck.com/jacopen/yi-nili-tupuratutohuomuwozuo-rou-puratutohuomuenziniagazhi-tuteokubeki-purodakuto-falsekao-efang
Platform Engineeringとは 開発者の認知負荷を軽減し生産性を向上させる共通基盤を 『正しく』作り続けるための方法論
Platform Engineeringとは 開発者の認知負荷を軽減し生産性を向上させる共通基盤を 『正しく』作り続けるための方法論 ゴールデンパスの話
Platform Engineeringとは 開発者の認知負荷を軽減し生産性を向上させる共通基盤を 『正しく』作り続けるための方法論
Platform as a Product • 開発者を『顧客』として考え、顧客にプラット フォームという『プロダクト』を提供していく というアプローチ • 世の中に提供されているさまざまなプロダクト
と同じ管理手法を、プラットフォームにも取り 込んでいく 顧客 Platform Product プロダクトを提供 プロダクトを提供 プラットフォームチーム
Platform as a Product 顧客 Platform Product プロダクトを提供 プロダクトを提供 プラットフォームチーム
どういう価値を提供できれば 使って貰えるか 顧客が何に困っているか どうやってサポートしていく か どうやって教育していくか どうやって安定したチームを 作るか プラットフォームによる効果 がどのくらい出ているか 何をいつまでに提供するか 世の中のトレンドはどうなっ ているか
Platform Engineeringとは 開発者の認知負荷を軽減し生産性を向上させる共通基盤を 『正しく』作り続けるための方法論
『作り続ける』ということ • 『作る』ことよりも『続ける』ことが難しい • 仮に一度理想的なものが作れたとしても、顧客 の状況や技術は常に変わり続ける。あっという 間に現状にそぐわないものになってしまう。 • 顧客の意見を聞き続け、プラットフォームを アップデートし続ける必要がある
顧客 Platform Product プロダクトを提供 プロダクトを提供 プラットフォームチーム
『作り続ける』ということ • そのためには、継続的にそれをやれる サステナブルなチームが必須。 • 誰かが居なくなっても問題なく回り続ける チーム • 継続的な経営層からのサポート ◦
そのための土壌作り 顧客 Platform Product プロダクトを提供 プロダクトを提供 プラットフォームチーム
『作り続ける』ということ • 大きな技術トレンドの変化があった場合、 プラットフォームもドラスティックに変える 必要があるかもしれない • 運用や開発への影響を最小限にしながら、 どうやってマイグレーションしていくか • その仕組みや体制作り
顧客 Platform プラットフォームチーム Platform Migration
Platform(Team)がない組織 Platform(Team)に 取り組んでいる組織 『正しい』Platform作りに 取り組んでいる組織 『正しい』Platformを 作り続けられている組織 2023年における Platform Engineeringの
主な目的 ここまで行っている 組織はごく僅か
Platform(Team)がない組織 Platform(Team)に 取り組んでいる組織 『正しい』Platform作りに 取り組んでいる組織 『正しい』Platformを 作り続けられている組織 今後重要になってくること
Platform(Team)がない組織 Platform(Team)に 取り組んでいる組織 『正しい』Platform作りに 取り組んでいる組織 『正しい』Platformを 作り続けられている組織 今後重要になってくること