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構内・限定領域における自律移動・自動運転向けナビゲーションベクターマップの自動生成

 構内・限定領域における自律移動・自動運転向けナビゲーションベクターマップの自動生成

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  1. 背景 ◼ 工場・倉庫などの構内で自動運転・自律移動の導入が拡大 – 搬送・巡回・牽引などでガイドレス走行を利用 – 現場ごとに走行エリアや運用ルールが異なり、個別のチューニング作業必要 ◼ システム導入における必要作業 –

    車体構築:既存車両へのセンサ・PC等の追加計装 – 走行シナリオの定義:START/GOAL・運行条件 – 走行エリアにおける自動運転・自律移動のための地図作成 Eve auto[1] Mitra[2] 自律移動システムの現場導入には、環境と運用に合わせた地図作成が必要 [1]https://eveautonomy.com/ [2] https://www.icom-giken.com/blog/mitra_suzuki/ 4
  2. 自動運転・自律移動における地図とは? ◼ 環境形状を表す地図 – 2D点群地図、占有グリッドマップ(2次元の環境形状) – 3D点群地図(3次元の環境形状) ◼ 経路・運用情報を表す地図 –

    Nav2向け:Route graph、Waypoint等地図 – Autoware等の自動運転向け:lanelet2(ベクターマップ) 3次元点群地図 占有グリッドマップ ベクターマップ(lanelet2) 今回はLanelet2をベクターマップ、占有格子/経路情報をナビゲーションマップと呼称 5
  3. ベクター/ナビゲーションマップの役割 ◼ 経路計画・ナビゲーション用地図の役割 – 走行経路とウェイポイントにおける交通ルール・イベントを表現 – 自律移動における意思決定・振る舞いを補助 ◼ 地図・経路データが保持する情報 –

    – – – – 道路中心線、走行可能領域 経路・Waypoint 進行方向、制限速度・停止位置 待機位置、進入禁止等 STARTとGOAL座標 一時停止エリア 目標経路 (制限速度0.5m/s) GOAL ・地図上のGOALに向けて経路を計画 ・指定された制限速度に従って走行 ・一時停止エリアの手前で減速・停止 ・GOAL到達後に作業開始またはシステム停止 Lane, stop line, velocity Map Node behavior planning START 必要最低限の地図構成例 ベクター/ナビゲーションマップは「走行ルール・経路」を保持した地図 7
  4. ベクター・ナビゲーションマップ作成の方法 ◼ 従来の地図作成 – 図面と測量結果を下地として準備 – 道路中心線、経路、速度、停止位置等を手作業で設定 ◼ 構内・限定領域ガイドレス走行での課題 –

    公道のような白線・標識が少なく経路/走行ルールを地物/測量から抽出しにくい – 同じ自由空間でも、運用目的に応じて複数の経路設計が成立 – 現場計測と手作業編集に時間・費用が必要 測量結果を下地にして地図を手作業で作成 構内は白線や標識等が少ない 従来の地図作成方法では地図作成のコストや作業時間が多い 8
  5. 今回紹介する作成ツール ◼ LiDAR Mobility Map Generator – LiDAR SLAM結果またはrosbag2から地図を生成 –

    自動運転等に対応したLanelet2ベクターマップを出力 – Nav2等向けのナビゲーションマップ(2D占有格子地図+経路データ)を出力 ◼ 特徴 – 入力データの位置推定軌跡を道路中心線の初期候補として走路境界を生成 – GUIで道路中心線・目標経路・速度制限・停止線等を付与可能 – 車体寸法・最小旋回半径・点群との整合を静的に確認 走路情報を含む地図を生成 代表的なOSSに対応した形式で出力可能 本ツールを使えば、ベクター/ナビゲーションマップを比較的簡単に生成可能 11
  6. 入力データ形式 ◼ データ形式1(rosbag2) – LiDAR点群:rosbag2にて収集した点群の時系列データ – 位置推定軌跡:上記点群データを用いて何らかのOSSにて推定した位置推定軌跡 ◼ データ形式2(LiDAR-SLAM結果、推奨) –

    LiDAR点群:LiDAR-SLAMにより生成された点群地図 – 位置推定軌跡:上記LiDAR-SLAMにより推定された位置推定軌跡 手動走行させてLiDARデータを収集 3次元点群 位置軌跡 点群と位置推定軌跡を準備 手動走行時の軌跡をベースに目標経路を計算して地図を生成 12
  7. 推奨:点群地図の作成 LiDAR SLAMによる点群地図生成 ◼ SLAMとは? – 自己位置推定と点群地図生成の同時実行手法 – 位置推定と点群地図作成を交互に繰り返して高精度な地図を作成 –

    GLIMやLIO-SAMのような高精度かつロバストなOSSを利用可能 ◼ SLAMでの地図作成方法 – 1. 自律移動システムを手動走行させてLiDARおよびIMU等でのデータを収集 – 2. 事前収集したデータをSLAMのソフトにて入力し、オフラインで地図生成 – 3. 生成した地図を点検して問題無ければロボットのソフトに格納 手動走行させてLiDARデータを収集 LiDAR-SLAMにて点群地図を生成 rosbagデータでも地図生成可能だがSLAM結果を利用することで精度向上可 13
  8. ベクターマップ生成の事例紹介 ◼ 入力データ – 走行候補区間とその周囲を十分に観測するよう手動走行し、ROSbag2にて測定 – GLIM(SLAMのOSS)で点群地図を生成(Jetson Orin Nanoで処理) ◼

    GLIMのOSSを使えば家でも簡単にLiDAR SLAM可能 SLAMによる点群地図生成 SLAM結果を作成し、点群地図と自己位置推定軌跡を準備 14
  9. Githubで公開 ◼ 本ツールはgithubで公開中 – https://github.com/KariControl/lidar_mobility_map_generator – 公開したばかりでバグも色々多いと思うのでissue等歓迎 ◼ AutowareだけでなくNav2の形式にも対応 –

    mid360の点群データを用いてNav2等のロボット向け地図も生成可能 点群地図 2D占有格子地図+経路データ 今後も色々拡張予定 20