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DeepTechで社会課題を解決する上で直面した課題

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February 29, 2024

 DeepTechで社会課題を解決する上で直面した課題

2024.02.29 10_100VentureX: ミドルフェーズスタートアップにおける開発組織の課題への向き合い方
https://optimind.connpass.com/event/308598/

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February 29, 2024
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  1. © 2024 OPTIMIND Inc. 自己紹介 柏原良太 @kashee337
 • 株式会社オプティマインド 執行役員CTO


    • 新卒で産業機器メーカへ入社
 ◦ 機械学習を中心に先行技術開発に従事
 • 2020年に転職しオプティマインドへ入社
 ◦ DS→TLを経て2023年6月より現職
 • 趣味はジャズ演奏と育児、競プロ(休業)
 
 

  2. © 2024 OPTIMIND Inc. 社名 株式会社オプティマインド 設立 2015年6月22日(2018年2月 株式化) 代表取締役

    松下 健 社員数 61名(2023.11時点) 資本金 1億円 累計調達額 31億1,300万円 外部株主 技術顧問 久保幹雄(東京海洋大学 海洋工学部 教授) 柳浦睦憲(名古屋大学大学院 情報学研究科 教授) 橋本英樹(東京海洋大学 海洋工学部 准教授) トヨタ自動車株式会社 三菱商事株式会社 株式会社ティアフォー 未来創生3号投資事業 有限責任組合 Logistics Innovation Fund 投資事業有限責任組合 寺田倉庫株式会社 KDDI新規事業育成 3号 投資事業有限責任組合 株式会社MTG Ventures 会社概要
  3. © 2024 OPTIMIND Inc. 深刻化する社会課題 EC市場の急成長による 小口多頻度化 EC市場の急成長による 荷物量の増加 76

    万人 52 万人 配送ニーズの増加 働き手の減少 少子高齢化による 運転重視社の減少 2030年には全国の荷物のうち35%が運べなくなるという試算もありモノが届 くのが「当たり前」でなくなってしまう 
 6.0兆 円 13.3 兆円 231 兆円 316 兆円 2015年 2030年 2013年 2021年 2013年 2021年 BtoC BtoB
  4. © 2024 OPTIMIND Inc. 非常に多くの条件を考慮しながら 最適な配車計画の作成が求められる 車両の割り当て (配車) 配送ルート 順序

    ラストワンマイル配車の難しさ Uターン 禁止 時間指定あり 通学時間帯は 通れない道 左寄せで駐車 ? ?
  5. © 2024 OPTIMIND Inc. アルゴリズムに基づくルージアの強み 「全点間経路探索」による圧 倒的な計画精度 適合性 実際の走行速度データ利用 から生まれる再現性

    可走性 • 全配送先の組み合わせ(ペア)に対して「二点間経路探索」を実施した上で、 全体最適となる車組み・訪問順を計算する手法を採用※ • 比較的長い計算時間を要するものの、生成される解の質(最適性)が高い という特性を持つシステム構造 z全点間経路探索 (各配送先間の移動コストを算出) zメタヒューリスティクス 
 (全体コストを最小化する組合せを計算) 
 • 日本全国のドライブレコーダーGPSデータ数十万台/数億件の保有し解析 し、道1本1本の時間帯別走行速度を推定 • 時間帯別走行速度をベースに2点間の移動時間を算出
  6. © 2024 OPTIMIND Inc. 直面した課題例:ステークホルダーの多様さ 経営に関する KPIを改善し たい 配車係 ドライバー

    物流責任者 その日の配送 ニーズに確実 に対応したい 遅延無く残業 も極力せず配 り切りたい ステークホルダーそれぞれに求められる価値提供軸は異なり、 トレードオフの関係も発生し得るためスピード感を持った提供が困難
  7. © 2024 OPTIMIND Inc. 直面した課題例:データ投入の困難さ 顧客 システム ①データの整備の負担 拠点や車両の情報などの静的な データの登録作業

    ②データ連携の負担 日々の受発注などの動的なデータの 円滑な取り込みのためのデータ整形 受発注データ 拠点情報 車両情報 ルージアで計算を行える状態になるまでに乗り越えなければならない 壁の一つにデータ投入があり、オンボーディングに課題が生じる
  8. © 2024 OPTIMIND Inc. 取り組んできたこと • 既存のドメインを価値提供軸に沿って分割し、アーキテクチャを変更。 ある程度独立して設計・デプロイできる小さなチームへと移行し。 • 既存のチームに加えて、ルージアエコシステム全体の価値向上を目的として

    新たな価値軸を検証・提供するチームを新設。 計画作成 計画実行 マスタ データ チームとソフトウェアの分割 前処理 配送分析 開発基盤 最適化 地理情報 NEW NEW NEW NEW 新しい価値軸の検証 新しい価値軸の検証