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エンジニアのための消す技術〜何かを生み出すエンジニアが消すことに向き合ってみよう〜

 エンジニアのための消す技術〜何かを生み出すエンジニアが消すことに向き合ってみよう〜

kawahara kenta

October 15, 2024
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  1. 自己紹介 名前:川原 健太 kawahara kenta 所属:KDDIアジャイル開発センター(KAG) 福岡オフィス オフィス長 / ソフトウェアエンジニア

    経歴:西日本鉄道 → チームラボ → KAG 資格:AWS / JSTQB etc.. 好き:写真・旅行・珈琲 X: kenpi1313
  2. 消しづらい例① 〜スマホアプリ〜 person = { name: “kenta”, age: 31, nickName:

    “kenpi” } person = { name: “kenta”, age: 31, nickName: “kenpi” } 不要になったので消したい 必須項目
  3. フィーチャーフラグ ``` const flag = true; if (flag === true)

    // サービスをON else ``` ``` const flag = false; if (flag === true) else // サービスをOFF ``` ON/OFF
  4. Deletableではないもの ・機能A + 機能B + 機能C が合体したPR・リリース → 機能Bだけリバートしたい・切り戻したい ・削除のための確認事項が不明瞭なもの

    → 存在意図が不明 / 作成者が不明・手順が煩雑 ・削除要件が定まっていないもの → 削除するタイミング・条件が決まっていない
  5. Deletableなもの ・機能A + 機能B + 機能C が分離したPR・リリース → 単体で扱うことができ、単純な作業になる ・削除のための確認事項が明瞭なもの・自動化

    IaaC → 消していい理由が分かる・手順が均一 ・削除要件が定まっているもの → ズルズル維持し続ける状態を避けられる
  6. 消さないと、増え続けるもの → Deletableですか? ・コード → ・ブランチ・Pull Request → ・チケット →

    ・ドキュメント → ・提供しているサービス・機能 → 利用率◯%・利益率◯% ・データ・ログ → ・会議 → 〇〇な状態になったら止める・抜ける
  7. Fin