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春の鎌倉 Tech&Product Meet発表資料
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kei-q
April 28, 2025
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8
春の鎌倉 Tech&Product Meet発表資料
# 支出の見直しと生活の改善とそれを支援するシステムについて何か話します
2025/04/05 春の鎌倉 Tech&Product Meet
@kei_q
kei-q
April 28, 2025
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Transcript
支出の見直しと生活の改善とそれを支援するシステム について何か話します 2025/04/05 春の鎌倉 Tech&Product Meet @kei_q 1
まずは背景と現状から 2
過去一年間の支出のグラフ ~25/01 仕事のストレスからかお金 遣いが荒い割に満足してな い 25/02 愚直に支出を減らしてみる が虚無になる 25/03 いい感じの支出にしようと
もがいてるさま 3
人生をより豊かにするには Claudeに聞いてみたのが右の図 資産形成・貯蓄重視の考え方は 別で進行中 リスク許容を把握した上で の資産運用 よくある支出の見直しによ る節約 今回は価値創造・ミニマリスト の視点で考えてみる
4
価値創造・ミニマリストの 視点で考えてみる 支出がすなわち満足感につながるわ けではない 繰り返しによるマンネリ ライフステージの変化 当人の嗜好・関心 5
経験の価値を最大化するためにはどうするか 先人の知恵を借りる 6
7
8
経済的⾃⽴ 経済的調和 経済的理解 経済的相互依存 9
お金か人生か:第一章 図1-2より引用 10
原則・ルールによって行動 変容を促せるか? 正直難しい わがった!(わかんない) 気がついたら実践してない そこで原則・ルールによる価値を実 感しつつ、いい感じに継続するには どうするかを考えてみる 11
価値の最大化のために 購買行動の変容を促す には 先人の知恵を借りる part 2 12
適度な振り返りと行動の結果によるフィードバックの実感 購買そのもの いい買い物ができたという実感 支出の記録を通じた個々の振り返り 写真のアルバムを作るような体験 定期的なライフイベントに伴う全体の振り返り 「思い出の配当」 13
継続・適応するには 仕組みやルールが面倒だと:継続しなくなるので適応できない 自動的過ぎると:適応する機会を失う そのため: 改善サイクルからの離脱要因は排除しつつ ユーザには健全な刺激や機会が得られるようにする 14
継続・適応を促進するため に 振り返りを始めるのも継続するのも 難しい: 習慣化するまでの障壁 feedbackが減少した時の作業感 生活の変化による習慣の断絶 行動変容デザインの力を借りる 行動を変えるデザイン:第二章 図2-1より引用
15
ここからシステムの話 16
どこからどのように考える か データプロダクトとして考えて みる 「ユースケースから逆算す る」 過去の支出から、どのような経験に 価値を感じていたか自覚したい 参考資料:実践的データ基盤への処方箋 p37
図1-11 17
今回検討したかったこと 支出の収集・入力プロセス 気づきの乏しいデータ収集作業の自動化 経験の価値を高める入力プロセス化 不定期の探索や定期的な振り返りを促進する可視化 単なる探索ではなく、思い出の配当を受領も合わせる 思考と集中を途切れさせない探索の仕組み 上記二つの組み合わせで好循環を生む仕組み 18
不定期の探索や定期的な振り返りを促進する可視化 思い出の配当が得られつつも思考と集中を途切れさせない探索 知りたいことに気づける 気になったことをすぐ問い合わせできる 検索・表示が速い 今回のスコープ外:粒度・深度の異なる探索を組み合わせる notebookや生成AIによる対話形式でデータの深掘り cross filteringによるdata walking
事前に設計されたdashboardによる定点観測 19
探索のサンプル looker studioによるcross filtering 20
今回の用途におけるlooker studioのpros/cons 良い点 十分な可視化 cross filteringが標準で使える 試行錯誤しやすいGUI 課題点 個人データをlocalな環境に留めたい 集中が途切れない速度で探索したい
可視化・行動変容へのパスの限界 ある程度欲しいもののイメージができてきたらデータプロダクトの自作を検討する 21
検証中:mosaic https://idl.uw.edu/mosaic/ https://idl.uw.edu/mosaic/example s/athletes.html 22
mosaicの検証 まだ本来の用途としては実用的 に使えてはいない 実現可能な未来を考える道具と しては便利 23
支出の収集・入力プロセスのUX 手動入力部分のUXについて考えてみる 汎用ツール:始めやすいが改善が難 しいしデータが破綻しそう 専用ツール:適応機会を損なう?や りたいことが思ったほどできない? no code tool:ちょうどいい使い勝 手かつ破綻しにくいデータ管理がで
きるかも? まだしっくりきてないので検討中 24
今後試したいこと・やりたいこと・妄想 webサービス上にある自分自身のデータの収集・集約の仕組み 頭の中にしかないデータをうまく取り出す仕組み 個人向けデータカタログ メタデータの拡充による可視化・探索の容易化 BI as codeとGenerative UI データはlocalのまま示唆を得る手段の公開・共有の仕組み
アクションを促すための別サービスとの連携 25
で、実際のところ何か良くなったの? 散歩の楽しみ 食費の使いみち RubyKaigi2025の支出の予算 etc... 26
27
28
最後に:今回の取り組みで一番価値があったのは何か 29
今回の取り組みで一番価値があったのは何か 自分の抱えている問題に対して、さまざまロールとさまざまな視点で取り組んだこと PdM UXデザイン データエンジニアリング ソフトウェアエンジニアリング 「お金か人生か」の原則の実践者 解決したい問題と取り組みたい課題があって、頑張ればできそうなことに取り組むの は楽しい!!! 30
まとめ 現状把握してお金をうまく使えていないことが明らかに 先人の知恵を上手に使って人生を豊かにすることを考えてみた 人生を豊かにするための行動を変えるデザインについて考えてみた その仕組みや今回の取り組み自体を通じて、一定の成果は得られる感触あり 考え方や方向性は悪くなさそうだが、まだまだやりたいことや課題が山盛り 取り組むの楽しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 31
to be continued... 32