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Glue Studio Visual ETL実装時にハマったこと
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KOKI TAMURA
April 12, 2025
Programming
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Glue Studio Visual ETL実装時にハマったこと
KOKI TAMURA
April 12, 2025
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Transcript
Glue Studio Visual ETL実装時にハマったこと K.Tamura
自己紹介 田村 晃輝 虎ノ門のどこかのSIer企業ででエンジニアしています JAWS-UG 富山 / SRE支部メンバー @koki46926199 元
富山県民 エンジニア歴 2年 AWS歴は1年ほど 最近までAWSマルチアカウント管理の設計、構築業務を担当 今日のトピック: JAWS-UG 富山のTシャツ着忘れました
はじめに 普段ETL処理をスクリプトで実装している人が、GUIで実装することができる AWS Glue Visual Editor を触ってみたら大ハマりしたよってお話です…
質問 みなさん AWS Glue って使ったことありますか?? AWS Glue
AWS Glue ざっくり概要 ・ データの変換・統合(Jobs) ・ データの品質管理(Data Quality) ・ オーケストレーション(Workflow)
・ メタデータ管理(Data Catalog, Connections) https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/glue/latest/dg/components-key-concepts.html
AWS Glue ざっくり概要 ・ データの変換・統合(Jobs) ・ データの品質管理(Data Quality) ・ オーケストレーション(Workflow)
・ メタデータ管理(Data Catalog, Connections) https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/glue/latest/dg/components-key-concepts.html
データの変換・統合(Jobs)の種類 ・ Script Editor(Python Shell, Spark, Ray) ・ Notebook ・
Visual ETL(Spark)
用語解説 各処理を表すボックスのことを ノード と呼びます
ハマったこと一覧 ・ Visual作成時はScriptタブで編集しない ・ 列の型推測について ・ Decimal型の取り扱い ・ Unionするときのテーブルの列順について ・
カスタムコードの実装 ・ (おまけ)DynamicFrame で発生するエラーの追い方
Visual作成時はScriptタブで編集しない スクリプトを編集してジョブを保存するとGUIでの編集が出来なくなります(Visualタブも消失) よって、Visualを編集する場合は、Visual上のみで編集を行いましょう。 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/glue/latest/dg/edit-nodes-script.html Edit scriptクリックすると注意書きを表示してくれます
列の型推測について Visual EditorでDBなどのソースからデータ取り込み時、推測して型変換してくれます 検証時、Unionしたタイミングで型推測して勝手にすべてStringに変換される事象が発生 これに気付かずに集計後テーブルにマージしてしまったので、型の不整合でエラーになりました…
データ型の修正 各ノードのOutput Schemaでも修正は可能ですが、次ノードで再度型推測される場合があります なので、DBに登録行う直前か結合後に Change Schemaで明示的に型変換するのが確実
Decimal型の取り扱い Change Schemaでも桁数指定ができないので SQLで明示的に型変換(CAST)する形で修正していました decimal(15,0)で定義しているデータが、なぜか小数点2桁で表示されてしまう データ型を確認したところdecimal(10,2)に自動的に型変換されていました
Unionするときのテーブルの列順について 列順を完璧に合わせてからUnionしましょう 列が各テーブルで合ってない(列数、命名)はエラーになってはくれますが 列順違ってもそのまま実行されて、データにNullが入ってきます さらにデータも想定した列に入っていないことから、使い物にならなくなるので注意しましょう
カスタムコードの実装 データフレームを使って変換するときに使う Custom Transform は 実施後にそのまま後続のノードを設定すると 変換したデータが反映されていません
カスタムコードを実装した場合に必要になること Custom Transform 後に Select From Collection を挟みましょう この中の 0
にCustom Transformで変換したデータが入ってます
(おまけ)エラーの追い方 「o404.py WriteDynamicFrameの呼び出し中にエラー」 といった、読んでも分からないエラーが出てきます この場合Cloudwatch logs を確認してみると詳細が書いてありますので、見てみましょう
(おまけ)エラーの追い方 ここまで追っていくことで、ようやくエラーの詳細が判明しました 今回は、factory_cd カラムに対して NULL を挿入しようと したことが原因で、エラーが発生しているようです
まとめ ・ Visual作成時はScriptタブで編集しない ・ データ型を各ノードで確認しながら実装しよう ・ カスタムコードの実装後は、 Select From Collection
ノードでデータを取得しよう ・ DynamicFrame で発生するエラーは、 Cloudwatch logs を確認しよう
最後に JAWS-UG 富山 の宣伝 2025/05/10(土) Amazon Bedrock ハンズオン2本立てでやります! お時間ある方は、ぜひ一緒にハンズオンやりましょう タイムテーブル