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October 27, 2026

kubellが「AI×HERP Hire API」で実現する次世代採用Ops ─ 成果から逆算するAI活用法とは ─

2026年10月27日(火)に実施された「kubellが「AI×HERP Hire API」で実現する次世代採用Ops ─ 成果から逆算するAI活用法とは ─」での発表資料です。
イベントページ:https://lp.herp.cloud/seminars/261027
登壇者:株式会社kubell キャリア採用グループ 入江 満理奈

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October 27, 2026

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Transcript

  1. 株式会社 HERP 竹本 健太(Kenta Takemoto) • 2020年よりHERP Hire事業のセールスマーケに従事。 • 2025年2月より「HERP

    AIリクルーター」の立ち上げ。 • 自社採用では営業組織の採用に悪戦苦闘しています! ◦ IS/FSのハイアリングオーナー ◦ 書類選考から会食でのアトラクトまでなんでも担当 2 CONFIDENTIAL INFORMATION: Not for Public Distribution - Do Not Copy
  2. 株式会社 kubell 入江 満理奈( Irie Marina) • 2023年、株式会社 kubell(当時 Chatwork株式会社)に新卒で

    入社。 • インサイドセールス、グロースマーケティング部での広告運用を 経て、BPaaS事業のマーケティングを担当し、株式会社ミナジン との経営統合にも携わる。 • 2026年5月よりキャリア採用グループにて、 AIを活用した採用 オペレーションの改革と人事データの蓄積・活用を担当。 3 CONFIDENTIAL INFORMATION: Not for Public Distribution - Do Not Copy
  3. kubellについて:中小企業の業務効率化を支援する ChatworkとBPaaS、2つの事業で中小企業の業務効率化を支援 ミッション 働くをもっと楽しく、創造的に ビジネスチャット「Chatwork」 BPaaS「タクシタ」 DXの入り口になるビジネスチャット 人とAI・SaaSで深く入り込み、DXを推進 有料ユーザーの97%が中小企業ユーザー 導入社数100.3万社以上*1

    823万ユーザー 全業界・全職種の方が日常的に使うプラットフォーム 圧倒的な顧客基盤のあるプラットフォームを背景に、 チャット経由で業務を請け負いDXを推進。 一社一社に深く向き合い、業務プロセスそのものを提供 *1 2026年6月末時点 AIへの向き合い方 AIは単なる自動化ではなく、組織のケイパビリティ 「人がオペレーションを回す」前提が変わるなか、採用チームの力もAIで拡張 6
  4. 採用体制:採用担当3名で全職種を担う エンジニアからビジネス職まで、全職種の中途採用をキャリア採用グループで横断 年間の候補者規模 キャリア採用グループ 採用担当 3名 AIオペレーション開発 候補者・現場との対話 通知・転記・可視化など 仕組みづくりと運用

    ↓ 評価依頼・リマインドはChatworkへ 数百名 グループ会社を含めるとさらに多い 同時に動くポジション 50〜60 優先度をつけて並行進行 現場の選考官 面接・評価はChatworkとGASで完結 HERPの画面は基本的に開かない設計 対象の職種 全職種 エンジニアからビジネス職まで ※ 新卒採用は別管理 8
  5. 採用の状況:難しくなる採用市場と、kubellが重視すること 採用の難易度は年々上昇。AIも使いこなせる優秀な人材は、市場にごくわずか 人材 コスト 母集団 欲しい人物像の変化 一人あたりの採用コスト 母集団形成の難易度 AIも使いこなし、個人としても 力のある人材は市場にわずか

    一人を採用するコストが上昇 一人ひとりの採用の重みが増加 出会える数そのものが減り、 会えた一人の価値が上昇 ↓ だからこそ重視すること マッチする方と出会えたとき、その人を採用できる確率をどこまで上げられるか それを実現できるオペレーションづくりが重要 9
  6. 約2ヶ月で、採用オペレーションを月約200時間削減 HERP Hireへの切り替えから約2ヶ月。採用オペレーションの工数を大きく圧縮する仕組みが稼働 あわせて 採用オペレーションの工数(1ヶ月あたり) 面接官の評価入力も 月80時間 → 25時間 ▲約200時間

    Chatworkから入力でき、 入力の手間も削減 290時間 → 86時間(約7割減) ここまでの期間 2026年7月1日 ソフトローンチ → 2026年7月27日 本格運用を開始 → 2026年9月 約2ヶ月で効果を測定 ※ 業務ごとの所要時間と、切り替え前後の選考ボリューム・実績をもとにした試算値 10
  7. 課題:ルールは整っていたが、「攻めの採用」には人手が足りない 状況 その結果 採用の難易度が 上がり続ける 優秀な人材は市場に少なく、 採用コストも上昇 しかも 攻めの採用に回す →

    余力がない オペレーションで手が埋まり、 候補者と向き合う時間が減少 人を増やしても → 解決しない 選考が増えるほど、 転記や確認の作業も増加 ↓ 採用オペレーションの仕組みそのものを、抜本的に変える必要があった 目指した姿 人は判断と対話に集中し、生まれた時間を攻めの採用へ 通知・転記・確認は「作業」として、仕組みとAIへ 12
  8. 課題:AI活用を決めたものの、既存システムの仕様が障壁に チーム全員が感じていたこと 全社のAI方針 無駄な作業はやめるべき 経営がAI活用を後押し AIで整えたものをATSにコピペする その工程自体が不要、という気づき CTO出身のCEOが先頭に立ち、 全社でAI活用を推進 なぜ、まだできていなかったのか

    AIが担う AIで評価や要約を整える → 人の手作業 ATSの画面にコピペする → 人の手作業 ATSを見に行って確認する 候補者情報も評価も、ATSへの手入力が前提 ↓ 従来使用していたATSはAPIが非公開。AIや自動化の仕組みと接続できない構造 13
  9. ①リプレイス:ATSは「APIで何が取れるか」で選んだ 比較の軸は「API公開の有無」ではなく、「何を公開しているか」の網羅性 トライアルで実現性を確認し、経営承認を経て切り替え 選定の軸 APIの網羅性 決定までの流れ 2026年5月 1 応募から選考結果の入力まで、ATSの外から扱えるか 入社後のデータと突き合わせられるか

    など 複数のATSと内製化を比較 他社の人事にもヒアリング 2026年6月 2 やりたいAI起点のオペレーションを 本当に組めるかを検証 コスト リプレイスにかかる人的コストも含めて、許容できるか 2026年6月 3 移行のサポート 少人数で切り替えるため、 過去データの移行支援の手厚さを重視 APIを自分でトライアル コスト等を比較し、経営が承認 検証結果と工数の試算 2026年7月 4 HERP Hireへ切り替え 7/1にソフトローンチ、7/27に本格運用 15
  10. ②アウトカム:AI活用は「何を実現するか」から逆算する 目指すアウトカム 分子 分母 採用生産性 採用の成果 採用のコスト 限られた体制で、 採用の成果をどこまで出せるか =

    採用につながった人数や、 入社後の活躍度合い ÷ 一人の採用にかかる 工数・費用 つまり 目指すのは、マッチする方に出会えたときの採用確率を上げること。そのための工数削減 そのために必要なオペレーション AIに任せること 速く、漏れなく、判断材料がそろう選考 選考の通知・転記・整理(判断は人) ※ 採用生産性の定義は、本取り組みでの整理 16
  11. ③データ基盤:オペレーションを短縮するために先に整理する 自動化は「データを取る→ためる→判断する→届ける」の連続 前提はデータの持ち方。ここが曖昧なままでは、どの工程も自動化は困難 STEP 1 取る HERP HireのAPIで 応募・選考を取得 STEP

    2 → STEP 3 ためる 同じ形式で記録し AWSにも蓄積 → 判断する AIが書類を整理し 次の作業を判定 STEP 4 → 届ける Chatworkへ通知し 画面にも並べる 進めた順番 1 データの持ち方を決める どのデータが、何と、どう結びつくかを設計 2 データを移す 前のATSにあった過去の選考データを、APIで移行 3 オペレーションを組む ステータス変更の記録・通知・評価アプリを実装 移管とAI実装を同時に設計。切り替え初日から自動化が動く状態に 17
  12. 参考)学び方:非エンジニアでも、AIと一緒に作りながら学んだ 学び方は座学ではなく、AIに相談しながら小さく作って試すことの繰り返し まずAPIを触る AIを相棒にする 小さく作って直す やりたいことを 自分で検証する 設計もコードも AIに相談 ペインの大きい業務から

    狭く深く進める トライアルで、Chatworkへの 通知が組めるかを確認 経営への説明材料にも Claude CodeとCodexを使い、 専任で仕組みを構築 中途採用に絞って設計し、 動かしながらチューニング あわせて大事にしたこと 候補者情報は、自社の基盤の中で守る AWSにデータレイクを構築し、AIに渡す前の環境から整備 18
  13. 実装①:応募もステータスの変化も、Chatworkに届く ATSを見に行かなくても、応募や選考の動きがChatworkにほぼリアルタイムで届く仕組み Before 人がATSを見に行く 定期的な画面確認 変化に気づくまでの時間差 応募から関係者への通知まで After → 最短5分

    通知が人に届く 5分おきに変化を検知し、 Chatworkで関係者へ通知 仕組み HERP Hire Public APIで状態を取得 → 情報の蓄積&自動化(GAS) 5分おきに巡回して検知 → Chatwork 担当者・選考官に届く 届く通知の例 新着応募(AI要約・コメントつき) 評価依頼と期限のリマインド 日程の確定・変更 辞退・見送りの共有 共通の考え方:「見に行く」から「届く」へ。通知を起点に作業が始まる設計 20
  14. 実装②:ATSで絞り込まなくても、見たい情報だけが並ぶ 50〜60のポジションが同時に動くなかで、優先度の高い情報にすぐたどり着けるよう、 採用担当の進捗確認をダッシュボード化 Before After ボールの持ち主ごとに、自動で並ぶ ATSで都度検索 ポジションごとに 画面を行き来して 絞り込みの繰り返し

    見落としも発生しやすい → 要対応(人事) 面接官の対応待ち 候補者側の対応待ち 候補者 / 次のアクション 候補者 / 次のアクション 候補者 / 次のアクション 候補者 / 次のアクション 候補者 / 次のアクション 候補者 / 次のアクション 候補者 / 次のアクション 候補者 / 次のアクション 候補者 / 次のアクション ボールを持っている人が、常に見える AIが全候補者の状態を整理し、ダッシュボードに表示。ATSでの操作や絞り込みは不要 22
  15. 画面イメージ:採用オペレーションのダッシュボード 50〜60のポジションの状況を、ATSで検索せずに一画面で確認 POINT 1 選考ステップごとに並ぶ エントリーから内定まで、 かんばん形式で状況を把握 POINT 2 滞留・未記入が目立つ

    経過営業日や評価の未記入を ラベルで表示 POINT 3 条件を保存して絞り込む 職種・経路で絞り込み、 よく使う条件は保存して再利用 ※ 実際の画面をもとにしたイメージ図 23
  16. 実装③:現場の選考官は、Chatworkから評価を入力する 選考官はATSにログインしない設計。Chatworkに届く依頼から、そのまま評価入力へ STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4

    依頼が届く アプリで入力 人が確定する ATSへ反映 Chatworkに 評価依頼が届く → 経歴の要約や 選考履歴を自動表示 メモをAIが型に整理 → 評価とコメントを 選考官が確定 → ATSに自動で反映し ステータスも更新 選考官にとって変わったこと 操作を覚えなくていい 入力の手間を削減 評価が早く、濃くなった ATSにログインせず、 Chatworkだけで完結 経歴や履歴が並び、 メモをAIが型に整理 記憶が新しいうちに 入力されるようになった 24
  17. 画面イメージ:面接官の評価入力アプリ Chatworkの依頼から開くと、候補者情報と評価入力が一画面に集約 POINT 1 必要な情報が一画面に 応募情報・応募書類・経歴サマリー・ これまでの選考記録を並べて表示 POINT 2 面接中のメモをそのまま記入できる

    面接中に気づいたことを、 好きなフォーマットで書き込むだけ POINT 3 AIが評価フォーマットに整える 「メッセージを整形する」で、メモを所定の型に並べ替え。 評価の判断は、必ず面接官自身 25
  18. 定量効果:採用業務の工数を70%削減 切り替え前と現在の1ヶ月の比較で、Opsと面接官の評価入力をあわせた工数が約7割減 オペレーション工数 合計(1ヶ月あたり) 70%削減 370時間 → 111時間 年間で約3,100時間の削減 ▲204h

    290h Before 86h After 面接官の評価入力 80h Before After ▲55h 25h 本題は、削れた時間で何をするか。候補者・現場との対話と、攻めの採用へ再投資 ※ 業務ごとの所要時間と、切り替え前後の選考ボリューム・実績をもとにした試算値(1ヶ月あたり) 26
  19. 定性効果:PDCAを回すスピードが上がった 変化は工数だけではない 採用の状況をほぼリアルタイムでつかみ、課題の特定から改善までが短いサイクルに 人事の視点 オペレーションの視点 現場(選考官)の視点 状況がすぐに見える 判断のブレが減る 選考に参加しやすい 歩留まりや評価を

    ほぼリアルタイムで把握 面接の議事録にもすぐアクセス AIが情報を整理して残すので 後からの振り返りも可能 自社に合わせたオペ設計 Chatworkで完結し、 参加のハードルが低下 移行の負担も最小限 回るようになったサイクル 選考データがたまる → 課題を特定する → 改善アクション → 次の選考に生かす 選考データがたまるほど、次の選考を良くする材料も増加 27
  20. 今後の展望:人事データベースを作り、採用の成果につなげる 工数削減の効果は、すでに定量的に示せる状態に 次の一手は、採用から入社後までのデータをつなぎ、採用の成果(アウトカム)につなげること 採用広報 → 候補者獲得 選考 → → 内定

    → 入社 → 活躍・定着 人事データベース:候補者になる前の接点から、入社後の活躍までを1つの構造でつなぐ いま 次に その先 選考データの基盤化 人事DBを作る 採用の成果に効かせる 応募・選考・評価を APIで一元的に取得し AWSに蓄積 → 候補者になる前の接点から 入社後の評価・活躍までを 同じ項目・基準でつなぐ → 面接の評価と入社後の活躍を 突き合わせ、見極めの精度を 引き上げ 大切なのは、正しく使える形でデータをためること 量より質。項目や評価基準をそろえ、後から比較・分析できる形で蓄積 29