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Hello Global! 来年 FOSS4G Global が日本に上陸!!
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Haruki Inoue
August 09, 2025
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Hello Global! 来年 FOSS4G Global が日本に上陸!!
FOSS4G KYUSHU 2025 の発表資料です。
https://foss4gtokai.my.canva.site/foss4g-kyushu-2025
Haruki Inoue
August 09, 2025
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Transcript
Hello Global! FOSS4G Global が日本にやってくる!! 井上 晴稀 Haruki Inoue (OSGeo.JP
理事) 1
井上 晴稀 (Haruki Inoue) 愛知県出身の年齢非公表 Xやってます kyotonagoya1476 今は千葉県流山市に住んでいます 一般社団法人OSGeo日本支部 理事
本業はiOSアプリエンジニア 趣味や副業でGISに触れている 交通×まちづくりに興味があります 国内のFOSS4Gのイベントにも携わる 自己紹介 2
この発表では、FOSS4G(イベント)とは何か、OSGeoとは何者なのか、今後の FOSS4Gイベントについての話を、少し雑談を交えながら発表する予定です。 この発表で技術的なお話は出てきません 屋内マップの話とか MapLibre Native とか PMTiles とかの話はしたいのです が、どこかで発表します。
今回の枠は「オープニング的な位置づけ」として話します KYUSHU 2025では一番最後の登壇なんですが… 注意事項 3
九州でFOSS4Gが開催されるのは初めて(なので、テーマは「上陸」 ) 初めての開催 4
今回、FOSS4Gのイベントに初めて参加する方はいらっしゃいますか? 初めて参加します! 何回も参加したことあるよ! 初めて参加 5
個人的に初めてのFOSS4Gへの参加は、2022年のFOSS4G TOKAI 個人的に初めての参加したFOSS4G 6
初めてFOSS4Gに参加するときに感じる不安があると思います FOSS4Gって、そもそもどういうイベントなんだろうか? 私みたいな人が参加してもいいいのかな? 調べていると出てくる謎の組織「OSGeo」とか「OSGeo.JP」って何者? FOSS4G初参加の不安 7
これから本格的にFOSS4Gに携わる方に向けて、以下の内容をお話します。 最近よく聞く「FOSS4G」って何? OSGeoとかOSGeo.JPって何者なの? FOSS4Gっていうイベントって何? そして来年何かが起こる…!? このスライドで話すこと 8
最近よく聞く「FOSS4Gって何?」 9
FOSS4Gは Free and Open Source Software forGeospatial の略 地理空間情報(GIS)分野におけるオープンソースソフトウェアの総称 「自由なオープンソースの地理情報ソフトウェア」という意味がある。
FOSS4Gとは? 10
1. ソフトウェア群 オープンソースの地理空間情報ソフトウェア・ライブラリ デスクトップアプリからWebサービスまで幅広い 2. イベント・コミュニティ 世界各地で開催されるFOSS4Gをソフトウェア群をテーマにしたイベント 技術者、研究者、ユーザーの交流の場 イベント・コミュニティについては、後の資料で説明します FOSS4Gが指す2つの意味
11
QGIS - デスクトップGISアプリケーション 主要なFOSS4Gソフトウェア・ライブラリ 12
MapLibre GL JS / OpenLayers / Leaflet - Webブラウザ上で地図を表示・操作する JavaScriptライブラリ
Cesium - 3D地球儀・地図の表示 Webフロントエンド 13
マップサーバー GeoServer - Java製のWebマップサーバー MapServer - C言語製の高速なWMSサーバー Martin - Rustのオープンソースのタイルサーバーライブラリ
空間データベース PostGIS - PostgreSQLの空間拡張 MySQL - MySQLではデフォルトで空間情報を定義可能 その他 GDAL/OGR - 地理空間データを扱うためのオープンソースのライブラリセット サーバー・データベース技術 14
自由に使えるメリット 誰でもで利用可能 - ライセンスや利用制限がない 技術的メリット オープンな開発 - ソースコードが公開、透明性確保 カスタマイズ可能 -
ニーズに応じて改修・拡張 相互運用性 - 標準規格への準拠 継続的な改善 - 世界中の開発者による貢献 FOSS4Gの利点 15
地理空間情報の民主化 商用ソフトウェアに依存せず、誰でも地理空間情報技術を活用できる グローバルコミュニティ 世界中の技術者・研究者・ユーザーが知識と経験を共有 イノベーションの促進 オープンソースの特性により、新しいアイデアが素早く実装・普及 なぜFOSS4Gを使うのか? 16
OSGeoとOSGeoJPについて 17
OSGeo財団 は地理空間情報のオープンソースソフトウェアを支援する非営利組織 設立背景 2006年設立 地理空間情報技術の民主化と普及を目指す 商用ソフトウェアに依存しない技術基盤の構築 主な活動 FOSS4Gプロジェクトの支援・統括 オープンソースGISの品質向上に向けた取り組み 世界中の開発者・ユーザーコミュニティの育成
OSGeo(Open Source Geospatial Foundation)とは? 18
OSGeo.JP (一般社団法人OSGeo日本支部) はOSGeoの日本における公式支部 このような各国・地域のOSGeo組織をLocal Chapterと呼ぶ 主な活動 日本におけるFOSS4Gの普及活動 日本におけるGISエンジニア・ユーザーコミュニティの育成 FOSS4G Japan
のイベントの主催 ローカルのFOSS4Gイベントの共催・後援 FOSS4Gと関連の深いイベントへの参加・共催・後援 日本バス情報協会さんと一緒にGTFS×OSGeoのイベントを開催 OSC (Open Source Conference) へのイベント出展 様々な方にFOSS4Gの魅力を伝えるとともに、他のオープンソース関連のコミ ュニティとつながりを持ち、FOSSの発展を目指す OSGeo.JP(OSGeo日本支部)とは? 19
OSGeo.JPの組織構成 20
FOSS4Gイベントについて 21
FOSS4Gをターゲットとしたイベント「FOSS4G」が世界各国で毎年開催 FOSS4Gイベント 22
技術的な目的 最新技術の共有 - 新機能・活用事例・ベストプラクティス 問題解決の促進 - ユーザー同士の情報交換とサポート 開発者とユーザーの直接対話 - フィードバックと要望収集
コミュニティの価値 ネットワーキング - 業界横断的な人脈形成 学習機会の提供 - 初心者から上級者まで幅広い学び モチベーション向上 - 同じ志を持つ仲間との出会い なぜFOSS4Gイベントを開催するのか? 23
開催概要 開催地: ニュージーランド・オークランド 日程: 2025年11月17日〜23日 11月17-18日: ワークショップ 11月19-21日: カンファレンス 11月22-23日:
コミュニティイベント FOSS4G 2025 24
日本でもFOSS4Gイベントを開催しています 25
オープンソース地理空間ソフトウェアの普及やFOSS4Gに関わっている方々の交流を目 的として、FOSS4Gの活用事例や技術などをオープンに共有するイベント。 毎年、200人の方が参加しています! 概要 開催地: 専修大学生田キャンパス(神奈川県川崎市) 日程: 2025年10月11日〜12日 最寄駅: 向ヶ丘遊園駅
日程 10月11日(土): ハンズオンデイ 10月12日(日): コアデイ FOSS4G 2025 Japan 26
「 Connect to ___ ! 」 今年のFOSS4G Japanでは、日本から世界へ「つながる」イベントを目指し、このテー マを設定しました。テーマにある「 ___
」の部分には、様々な単語を入れることがで き、多様なFOSS4Gツールのみならず、多様な人々、多様な国の文化など、様々なもの を日本から「つなげる」ことを目指しています。 FOSS4G 2025 Japan 今年のテーマ 27
現在、コアデイの発表を募集しています!応募は下のQRコードから! OSGeo.JPのWebページからもご確認いただけます 期限: 2025年8月24日(日) 23:59まで FOSS4G 2025 Japan CfP 28
FOSS4G 2025 Japanでは、運営を手伝っていただける方を募集しています! もし、今回の発表を聞いて「運営に参加したい!」という方がいらっしゃいました ら、私の連絡していただくか、OSGeo.JPのTwitterにDMで連絡をお願いします! 「運営メンバー」といっても、できる範囲での参加で大丈夫です。小さな作業でも大 きな力になります!当日参加できなくても大丈夫です! ← X(旧: Twitter)
のアカウント FOSSS4G 2025 Japan スタッフ募集 29
2025年は日本各地でFOSS4Gイベントが開催 30
FOSS4G Hokkaido 2025 開催地: EZOHUB SAPPORO(札幌市) 日程: 2025年9月26日〜27日 構成: ハンズオンデイ(26日)
、コアデイ(27日) 現在、発表・ハンズオン受講者を募集しています! 詳しくはWebページをご確認ください FOSS4G SHINSHU 2025 開催地: 信州大学農学部・INADANI SEES(長野県) 日程: 2025年11月29日〜30日 構成: 2日間開催 地域のFOSS4Gイベントの概要 31
地域密着型の価値創出 地域固有の課題へのFOSS4G活用事例 地元企業・自治体との連携強化 地域の学術機関との協働促進 コミュニティの多様性推進 異なる地域文化の反映 全国ネットワークの構築 知識・経験の相互交流 地域イベントの開催意義 32
そして来年 33
FOSS4G のグローバルイベントが広島で開催!! 34
開催日程概要 2026年8月30日〜2026年9月5日 8月30日〜8月31日: カンファレンス 9月1日〜9月3日: メインカンファレンス 9月4日〜9月5日: コードスプリント 参加者でプログラム開発をする時間 今のうちにスケジュールを確保してください!
FOSS4G 2026 35
メインカンファレンス: 広島国際会議場 ワークショップ: 広島叡啓大学(協議予定) 開催場所 36
博多から新幹線で1時間少々 37
地理空間技術は、都市計画、防災、環境保全、人道支援など、社会課題の解決に不可 欠な役割を果たします。また、広島は、世界に向けて平和のメッセージを発信し続け てきた都市であり、FOSS4Gの理念とも深く結びついています。 今回の広島招致では、 「地理空間情報を平和と持続可能な未来のために」というテーマ を掲げ、これらの技術の可能性と社会的意義を提案してきました。FOSS4G Hirosima 2026では、引き続き「地理空間情報を平和と持続可能な未来のために」というテーマ を大切にしていきたいと考えています。 広島開催の意義:地理空間技術を平和と持続可能な未来へ
OSGeo.JP「FOSS4G Hiroshima 2026 開催決定に寄せて」より https://www.osgeo.jp/archives/4501 38
平和構築のための技術開発 紛争や危機に直面する社会において、変化を生み出す力 包摂性と多様性 あらゆる背景を持つ人々の積極的参加の促進 人材育成と教育 学生、若手専門家、そして開発途上国からの参加者のエンパワーメント 協力と協調 国際機関、政府、学術機関、地域団体などの関係者との連携の実現 この会議の目指すもの 39
FOSS4G は、コミュニティの力によって支えられてきたイベントであり、日本国内外 のコミュニティメンバーの皆様と一緒に、大会を作り上げていきたいと考えています。 FOSS4G 2026 を素晴らしい大会にするため、様々な方々のご協力をお願いいたしま す! もし、FOSS4Gのグローバル開催で「協力したい!」というお話がありましたら、ぜ ひ私の方に話しかけてください! みんなで
FOSS4G Hiroshima 2026を盛り上げましょう! 大会の成功に向けて 40
日本初のFOSS4G Global開催! あなたの参加が、このイベントを成功に導きます 一緒に、FOSS4G Global 2026 Hiroshimaを盛り上げましょう! 世界が広島にやってくる! 41