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生成AIにより作成した見本用スライド「公用文作成の考え方p.1~p.8」
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June 21, 2024
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生成AIにより作成した見本用スライド「公用文作成の考え方p.1~p.8」
生成AIとMarpを用いて作成した見本用スライドです。
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June 21, 2024
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Transcript
公用文作成の考え方(建議) 令和4年1月7日 文化審議会 1
前書き 文化審議会による**「公用文作成の考え方」**の提示。 これからの時代にふさわしい公用文作成の手引としての役割。 「公用文作成の要領」(昭和26年国語審議会建議)からの変更。 約70年を経て、実態や社会状況とのずれが生じたことによる見直し。 国語分科会報告(令和3年3月12日)に基づく。 政府内で活用されることを目指した理念の継承と発展。 法令や告示・通知等における書き表し方の原則の適切な適用。 表記、用語、文章に関する留意点の整理。 既存のルール、慣用及び実態に基づく。
「公用文作成の考え方」の概要 公用文作成の考え方(建議) 2
基本的な考え方 公用文作成の基本的な考え方 公用文作成の考え方(建議) 3
1. 公用文作成の在り方 (1)読み手とのコミュニケーション 読み手に理解され、信頼され、行動の指針とされる文書の作成。 行政への信頼につながる文書作成の重要性。 書き言葉によるコミュニケーションとしての公用文。 読み手とのコミュニケーションとしての公用文作成 公用文作成の考え方(建議) 4
多様化する読み手への対応。 義務教育で学ぶ知識での理解を可能にする平易な表現。 地方公共団体や民間組織による活用を意識。 分かりやすい公用文は、幅広い活用を促進。 多様化する読み手への対応 公用文作成の考え方(建議) 5
解説・広報等における親しみやすい表記の活用。 公用文表記の原則との使い分け。 表記に関する考え方の部署内での共有。 有効な手段・媒体の選択。 読み手の利便性を考慮。 情報入手における公平性への配慮。 書き手や所管機関の明示による責任の所在の明確化。 解説・広報等における親しみやすい表記 公用文作成の考え方(建議) 6
(2)文書の目的や種類に応じた考え方(表「公用文の分類例」参照) 原則としての法令との表記の一致。 文書の目的や種類、想定される読み手に応じた工夫。 告示・通知等における公用文表記の原則の遵守。 記録・公開資料等における原則と読み手への配慮のバランス。 文書の目的や種類に応じた公用文作成 公用文作成の考え方(建議) 7
解説・広報等における読みやすさの優先。 特別な知識を持たない人への配慮。 施策への関心を高める工夫。 解説・広報等における読みやすさの優先 公用文作成の考え方(建議) 8
(付)公用文の分類を意識することの意義 多様化する文書類とその性格。 告示・通知等における正確さの重視と従来の表記の維持。 広報等における書き表し方の工夫。 公用文の分類を意識することの意義 公用文作成の考え方(建議) 9
表記例集や用語例集の整備による表記の統一。 読み手に応じた工夫の必要性。 表記例集や用語例集の整備 公用文作成の考え方(建議) 10
2. 読み手に伝わる公用文作成の条件 読み手に伝わる公用文作成の条件 公用文作成の考え方(建議) 11
(1)正確に書く 誤りのない正確な文書の作成。 必要な内容を過不足なく伝えること。 誤りに対する迅速な訂正。 実効性のある告示・通知等における公用文の書き表し方の原則の遵守。 表記の揺れを防ぎ、誤読のおそれをなくす。 統計や調査結果の正確な提示。 誤りのない正確な文書の作成 公用文作成の考え方(建議) 12
基となる情報の内容や意味を損なわないこと。 分かりやすい言い換えによる正確さの維持。 関係法令等の参照を容易にする。 別のページやリンク先への案内。 厳密さの追求よりも必要となる情報の範囲の正確な提示。 基となる情報の意味を損なわない 公用文作成の考え方(建議) 13
(2)分かりやすく書く 読み手が十分に理解できる工夫。 伝える内容の絞り込み。 専門用語の言い換えや具体例の活用。 発信者の視点ではなく読み手の視点を重視。 読み手が十分に理解できる工夫 公用文作成の考え方(建議) 14
伝えることの絞り込み。 文章の分量と分かりやすさの関係。 優先順位に基づいた情報の提示。 副次的情報は別のページで対応。 遠回しな書き方を避ける。 主旨の明確な提示。 読み手に察することを求めない。 情報の絞り込みと遠回しな書き方の回避 公用文作成の考え方(建議) 15
専門用語や外来語のむやみな使用を避ける。 言い換えや説明による分かりやすさの向上。 図表等による視覚的な効果の活用。 言葉だけでは伝わりにくい情報の視覚化。 レイアウトや文字の工夫。 専門用語や外来語のむやみな使用の回避 公用文作成の考え方(建議) 16
正確さとのバランス。 分かりやすさを追求するあまり正確さを損なわない。 分かりやすさと正確さのバランス 公用文作成の考え方(建議) 17
(3)気持ちに配慮して書く 文書の目的や種類、読み手にふさわしい書き方。 読み手を意識した言葉遣い。 読み手が違和感を抱かない表現。 型にはまった考え方に基づいた記述を避ける。 文書の目的や種類、読み手にふさわしい書き方 公用文作成の考え方(建議) 18
敬意を表すこと。 敬語の適切な使用。 丁寧さと親しみやすさのバランス。 親しさを伝えること。 敬意とのバランスを意識した適度な距離感。 敬意と親しさのバランス 公用文作成の考え方(建議) 19
Ⅰ 表記の原則 「現代仮名遣い」による漢字平仮名交じり文を基本とし、特別な場合を除いて左 横書き。 現代仮名遣いによる漢字平仮名交じり文を基本とする 公用文作成の考え方(建議) 20
1. 漢字の使い方 「常用漢字表」に基づく漢字の使用。 「公用文における漢字使用等について」の運用基準に従う。 常用漢字表に基づく漢字の使用 公用文作成の考え方(建議) 21
解説・広報等における読み手への配慮。 常用漢字であっても仮名で書いたり振り仮名を使ったりする工夫。 解説・広報等における読み手への配慮 公用文作成の考え方(建議) 22
2. 送り仮名の付け方 「送り仮名の付け方」に基づく送り仮名の付け方。 「公用文における漢字使用等について」の運用基準に従う。 送り仮名の付け方 公用文作成の考え方(建議) 23
解説・広報等における読み手への配慮。 送り仮名を省かずに書く工夫。 解説・広報等における送り仮名の工夫 公用文作成の考え方(建議) 24
3. 外来語の表記 「外来語の表記」に基づく外来語の表記。 日本語として広く使われている表記を基本とする。 必要に応じて原語の発音に近い表記を使用。 外来語の表記 公用文作成の考え方(建議) 25
4. 数字の使い方 横書きでは算用数字を使用。 大きな数は三桁ごとにコンマで区切る。 兆・億・万の単位は漢字を使用。 全角・半角の使い分けを文書内で統一。 数字の使い方 公用文作成の考え方(建議) 26
概数は漢数字を使用。 語を構成する数や常用漢字表の訓による数え方などは漢数字を使用。 縦書きでは漢数字を使用。 縦書きされた漢数字を横書きで引用する場合は算用数字にする。 算用数字を使う横書きでは**「◦か所」「◦か月」**と書く。 漢数字と算用数字の使い分け 公用文作成の考え方(建議) 27
5. 符号の使い方 符号の使い方 公用文作成の考え方(建議) 28
(1)句読点や括弧の使い方 句点には**「。」、読点には「、」**を使用。 横書きでは読点に**「,」**を使用してもよい。 「・」は並列する語、外来語や人名の区切り、箇条書の冒頭等に使用する。 括弧は**( )と「 」**を使用することを基本とする。 句読点や括弧の使い方 公用文作成の考え方(建議) 29
括弧の中で文が終わる場合は句点を打つ。 文末にある括弧と句点の関係を使い分ける。 【 】は項目を示したり、強調すべき点を目立たせたりする。 その他の括弧等はむやみに用いず、必要な場合は用法を統一して使用する。 括弧の使い方 公用文作成の考え方(建議) 30
(2)様々な符号の使い方 解説・広報等においては、必要に応じて**「?」「!」**を使用してもよい。 他の符号を使用する場合は、文書内で用法を統一し、濫用を避ける。 矢印や箇条書等の冒頭に用いる符号は、文書内で用法を統一して使用する。 単位を表す符号を使用する場合は、文書内で用法を統一して使用する。 様々な符号の使い方 公用文作成の考え方(建議) 31
6. その他 文の書き出しや改行したときには、原則として1字下げする。 繰り返し符号は**「々」**のみを使用する。 項目の細別と階層は、横書きと縦書きで異なる順序を用いる。 その他の表記の原則 公用文作成の考え方(建議) 32
ローマ字を使用するときは、全角・半角を適切に使い分ける。 日本人の姓名をローマ字で示すときは、姓―名の順に表記する。 電子的な情報交換では、内容が意図するとおりに伝わるよう留意する。 読みやすい印刷文字を選択する。 略語は、元になった用語を示してから用い、必要に応じて説明を添える。 図表を効果的に用いる。 ローマ字や略語の使い方 公用文作成の考え方(建議) 33
Ⅱ 用語の使い方 用語の使い方 公用文作成の考え方(建議) 34
1. 法令・公用文に特有の用語は適切に使用し、必要に応じて言い換える 「及び」「並びに」「又は」「若しくは」などの適切な使用。 「場合」「とき」「直ちに」「速やかに」「遅滞なく」などの使い分け。 法令・公用文に特有の用語の扱い 公用文作成の考え方(建議) 35
2. 専門用語の扱い 専門用語は、語の性質や使う場面に応じて、分かりやすくする工夫。 言い換え、説明、普及の促進。 専門用語の扱い 公用文作成の考え方(建議) 36
3. 外来語への対応 外来語は、語の性質や使う場面に応じて対応を判断。 そのまま使う、言い換える、説明を付ける、使い方を工夫する。 外来語への対応 公用文作成の考え方(建議) 37
4. 専門用語や外来語の説明の仕方 段階を踏んで説明する。 意味がよく知られていない語は、内容を明確にする。 日常では別の意味で使われる語は、混同を避けるようにする。 専門用語や外来語の説明の仕方 公用文作成の考え方(建議) 38
5. 紛らわしい言葉の扱い 誤解や混同を避ける。 同音の言葉による混同を避ける。 異字同訓の漢字を使い分ける。 紛らわしい言葉の扱い 公用文作成の考え方(建議) 39
曖昧さを避ける。 **「から」と「より」**を使い分ける。 程度や時期、期間を表す言葉に注意する。 **「等」「など」**の類は慎重に使う。 曖昧な表現の回避 公用文作成の考え方(建議) 40
冗長さを避ける。 表現の重複に留意する。 回りくどい言い方や不要な繰り返しはしない。 冗長さの回避 公用文作成の考え方(建議) 41
6. 文書の目的、媒体に応じた言葉の使い方 誰に向けた文書であるかに留意して用語を選択する。 日本語を母語としない人々に対しては、平易で親しみやすい日本語を用いる。 文書の目的や媒体に応じた言葉の使い方 公用文作成の考え方(建議) 42
敬語など相手や場面に応じた気遣いの表現を適切に使う。 使用する媒体に応じた表現を用いる。 敬語や媒体に応じた表現 公用文作成の考え方(建議) 43
7. 違和感や不快感を与えない言葉の使い方 偏見や差別につながる表現を避ける。 特定の用語を避けるだけでなく読み手がどう感じるかを考える。 違和感や不快感を与えない言葉の使い方 公用文作成の考え方(建議) 44
過度に規制を加えたり禁止したりすることは慎む。 共通語を用いて書くが、方言も尊重する。 表現の規制と方言の尊重 公用文作成の考え方(建議) 45
8. その他の表現の工夫 聞き取りにくい、難しい漢語を言い換える。 「漢字1字+する」型の動詞を多用しない。 その他の表現の工夫 公用文作成の考え方(建議) 46
重厚さや正確さを高めるには、述部に漢語を用いる。 分かりやすさや親しみやすさを高めるには、述部に訓読みの動詞を用いる。 紋切り型の表現や構成は、効果が期待されるときにのみ用いる。 漢語と和語の使い分け 公用文作成の考え方(建議) 47
Ⅲ 伝わる公用文のために 伝わる公用文のために 公用文作成の考え方(建議) 48
1. 文体の選択 文書の目的や相手に合わせ、常体と敬体を適切に選択する。 一つの文・文書内では、常体と敬体のどちらかで統一する。 常体では**「である・であろう・であった」**の形を用いる。 文体の選択 公用文作成の考え方(建議) 49
文語の名残に当たる言い方は、分かりやすい口語体に言い換える。 **「べき」は「~するべき…」ではなく「~すべき…」**の形で使う。 口語体と「べき」の使い方 公用文作成の考え方(建議) 50
2. 標題・見出しの付け方 標題では、主題と文書の性格を示す。 分量の多い文書では、見出しを活用し、論点を端的に示す。 中見出しや小見出しを適切に活用する。 標題・見出しの付け方 公用文作成の考え方(建議) 51
見出しを追えば全体の内容がつかめるようにする。 標題と見出しを呼応させる。 見出しを目立たせるよう工夫する。 見出しの工夫 公用文作成の考え方(建議) 52
3. 文の書き方 一文を短くする。 一文の論点は、一つにする。 三つ以上の情報を並べるときは、箇条書を利用する。 基本的な語順を踏まえて書く。 文の書き方 公用文作成の考え方(建議) 53
主語と述語の関係が分かるようにする。 接続助詞や中止法を多用しない。 同じ助詞を連続して使わない。 複数の修飾節が述部に掛かるときは、長いものから示すか、できれば文を分け る。 主語と述語、助詞の使い方 公用文作成の考え方(建議) 54
受身形をむやみに使わない。 二重否定はどうしても必要なとき以外には使わない。 係る語とそれを受ける語、指示語と指示される語は近くに置く。 言葉の係り方によって複数の意味に取れることがないようにする。 読点の付け方によって意味が変わる場合があることに注意する。 受身形、二重否定、係り受け 公用文作成の考え方(建議) 55
4. 文書の構成 文書の性格に応じて構成を工夫する。 結論は早めに示し、続けて理由や詳細を説明する。 通知等は、既存の形式によることを基本とする。 文書の構成 公用文作成の考え方(建議) 56
解説・広報等では、読み手の視点で構成を考える。 分量の限度を決めておく。 「下記」「別記」等を適切に活用する。 読み手の視点と分量の限度 公用文作成の考え方(建議) 57