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統合されたデータ基盤を活用して、入社4ヶ月でできたこと
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momo
September 07, 2026
Programming
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統合されたデータ基盤を活用して、入社4ヶ月でできたこと
momo
September 07, 2026
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Transcript
STORES Data Lounge / マルチプロダクトのためのデータ設計と活用 共有ID基盤を活用して、 入社4ヶ月でできたこと 高倉 桃子 /
STORES株式会社 データアナリスト
自己紹介 いま向き合っていること 高倉 桃子 データアナリスト @ STORES 新規獲得プロジェクトのデータ整備 獲得状況の可視化・整備・分析を担当 2026.04
STORES株式会社に入社。新規獲得のモニタリングや施策・ キャンペーン分析を担当 開発・施策の効果分析 前職 分析環境の整備 ビジネス向けSNSの企業のプロダクト部門で データアナリスト 得意 施策効果分析、分析体制の整備・仕組み化によるデータ活 用の推進。esportsなどゲームの分析も得意です。 etc...
「事業に踏み込む分析を バリバリやるぞ」 入社前の私 前職では、テーブル設計も“どのデータをどの分析 に使うか”も社内で一番詳しかった。 STORESでも、事業に踏み込んで意思決定を動か す分析をやってやる、と意気込んでいた。 実際にデータを見たら … →
プロダクトごとに、住所・粗利・オーナー情報・キャ ンペーン履歴…テーブルもデータ量も桁違い。 ……大丈夫か、私 !?泣
救いは、共通の “事業者ID”だった 前職 STORES 決済・EC・レジ・予約 など複数プロダクト の横断分析が多い SNSという大きなプロダクトの中にある機能 を分析していく形が多い 単位はほぼ1つ(ユーザーID)。名寄せは不要で、
横断も同じ土俵。 → それぞれのプロダクトでDBや独自の単位 がある チームが変わっても、共通認識がぶれにく い チームや案件ごとに見る粒度や目標が 異なる “共通言語”を意識せずとも、分析が回っていた。 事業者/店舗/法人.... 住所・粗利・オーナー情報・キャンペーン履歴… がプロダクト別に分散。
事業者 共通の事業者 ID ネットショップ系 店舗系 ネットショップ 店舗 共通のネットショップ ID 共通の店舗
ID 決済:独自 DBの別レイヤー 予約 EC 事業者 顧客 加盟店 決済独自の ID EC独自のID MO 法人 取引 事業者 顧客 取引
共通化されたデータを元に踏み込む 01 新規獲得のモニタリング 02 キャンペーン分析 03 新規粗利が伸びた要因の分解 04 横断セグメントで施策ターゲティング 06
01 新規獲得のモニタリング 組織もプロダクトもまたいで、新規獲得を共通認識を持って追える 課題(なぜやったか) 複数プロダクト・複数の営業組織にまたがる新規獲得 →売上の全体を、横断でかつ正確に追 える土台がなかった。 やったこと ・営業チームごとの獲得定義のヒアリングと整理。 ・各プロダクト・各営業組織の新規獲得を追うためのマートを
dbtで整備。 →プロジェクトメンバー全員が同じ基準でデータを参照できる。
苦労ポイント ・営業組織(チーム)ごとに「新規」「獲得」の定義(商談条件など)がバラバラ。 ・関係者も多く、情報の収集や決定に工数がかかる。 →各チームにヒアリング⇄プロジェクト内での周知を行い、認識を 1つに揃えてプロジェクト全 体の共通認識を揃えるのが骨折りだった。 結果(事業へのインパクト) ・プロジェクトメンバー全員が共通認識を持って数値をモニタリングできる。 ・獲得状況の変化に早く気づけるようになり、打ち手判断が速くなった。
02 キャンペーン分析 流入から利用開始・売上まで、施策効果を一連でつないで評価できる 課題(なぜやったか) 施策効果を、CVまでのユーザー行動(どこで離脱し何が効いたか、費用対効果のバランス)ま で踏み込んで見たかった。 やったこと ・対象事業者の行動をファネル別に分析。 ・その後の利用開始・売上を事業者 IDで集計し、流入から成果まで一連でつないで評価した。
苦労ポイント ・何を企画担当者は見たいのか、 GA4のアクションはデータとして計測できているかの事前準 備。 *エンジニア/データ/マーケ部門が整備したドメイン統合・横断計測の基盤を活かし、複数サービスから の流入と行動を横断で追えるになっていた。 *社内のAIエージェントの活用 結果(事業へのインパクト) 施策の売上インパクトや途中のボトルネックが具体的に見え、次の施策の改善点や予算 検討に活かせるようになった。
03 新規粗利が伸びた要因の分解 「新規」の前提を揃えたうえで、伸びの主因と持続性を分解できる 課題(なぜやったか) 新規粗利が特定月に大きく伸びた。要因を分析し、以降の施策への示唆を得たかった。 やったこと 新規事業者に限定した増加を要因分解し、主因となるプロダクトやさらに細かい要因を特定し た。 *事業者の活用状況は事業者 IDをベースに抽出。
苦労ポイント 「一時的な伸びか継続か」「流入か、流入後の事業者の性質か」「その事業者が初月に複数 プロダクトを活用しているのか」「伸びているのは全体か単一プロダクトか」等を組み合わせ て、粗利を分解し要因を切り出した。 *分解する要素や観点が前職と比べて多い。 結果(事業へのインパクト) 伸びの主因と持続性を要因ごとに説明でき、何により伸びなのか かを見極められた。 /単発か継続の伸びなの
04 横断セグメントで施策ターゲティング 複数プロダクトの利用状況を掛け合わせ、狙ったセグメントを抽出できる 課題(なぜやったか) 営業・CS・マーケから、施策対象を絞る抽出依頼が継続的に発生(例:予約利用者へ他プロダ クトをクロスセル)。 やったこと 事業者をベースに、各プロダクトの利用・移行状況等の利用条件や売上規模を指定して抽出 した。
苦労ポイント 訴求や施策ごとに粒度・条件がバラバラで、抽出条件の定義と品質担保(重複・取りこぼしの チェック)に苦労した。 結果(事業へのインパクト) クロスセル等のターゲティング精度を高めつつ、狙ったセグメントを簡単に抽出できるよう になった。
共通ID基盤があってよかったこと 総括 共通ID基盤があったから、横断分析を “すぐ・正確に”回せた •全社共通の “事業者 ID”という単位が、組織・プロダクトをまたいだ分析の共通言語になった。 チームを跨いでも一つの共通指標があるため、認識合わせのコストが下がった。 •計測・データ基盤が整備されていたため、流入から成果までを一連でつないで評価できた。 施策の効果とボトルネックを同じ土俵で捉えられる。
•名寄せや同一事業者の判定などデータの処理に時間をかけず、分析に時間をかけることができる 立ち上げが速い。 / 課題 基盤があっても残る /これから向き合うところ •施策ごとに粒度や定義が異なり、細かい抽出条件の擦り合わせと品質担保にはまだ手間がかかる。 •全社的な売上 /粗利の関連数値や共通認識は揃ってきているが、セールス側の行動分析や開発効果 モニタリングや接続はまだ不完全。 15
共通認識を持って、すばやく結果につなげる。 マルチプロダクトの横断分析は、バラバラの単位やプロダクトをどう同一の共通 認識を持って数値を分析、分解していくのが壁になる。 STORESでは事業者の事業者 ID基盤やユーザー行動のデータ基盤がすでに 整っていたため、その壁を越えて、入社してすぐに速く・正確に横断分析をする ことができた。 ご清聴ありがとうございました。