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チーム バーサーカーズ 〜狂戦士になれと言われた僕らの、がむしゃら1日スプリント〜

myshmeh
June 26, 2021

チーム バーサーカーズ 〜狂戦士になれと言われた僕らの、がむしゃら1日スプリント〜

人生初の開発現場は、6人のバックエンドチームがFAPI-CIBAという世界最先端の認証認可サーバー実装をしながら、モバイルアプリや銀行業務システムの開発まで担当する戦場でした———

毎日変わる要求と仕様。政治の絡む技術選定。立ち塞がる大量のRFC文書。

僕たちは、高速でアップデートするチームになる必要がありました。スプリント期間は、2週間から1日になり、モブプログラミングには、知識の新陳代謝が組み込まれました。肥大していく技術分野に追いつくために、勉強タスクを設けて学びを共有しました。

具体的な使いどころに関して、1日スプリントはプロダクトの方向性が定まっていない時に大変効果的でした。プロダクトオーナー側から細かいフィードバックが生まれ、プロダクト像がかたどられていくためです。モブプロは、新しい技術分野の実装時に、開発メンバー間の理解のキャッチボールを促した点で有用でした。

このセッションでは、そんな狂戦士の如く戦場を舞った、ぼくらの取り組みと考察を1日スプリント/モブプロ導入事例として共有します。

プロジェクトが始まったが、漠然とした課題解決方針のみで具体的な仕様はだれも言えない。。
誰も対象の技術分野の経験がない。。
これらの状況にある方にとって、日々の働き方のヒントになるような内容になっています。

myshmeh

June 26, 2021
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Transcript

  1. 0900 - 0915: 自由時間 0915 - 0945: スプリントプランニング 0945 -

    1015: デイリースクラム 1030 - 1200: 作業時間 1200 - 1300: 昼休み 1300 - 1400: 作業時間 1400 - 1410: 中間報告 1410 - 1700: 作業時間            1500 : 担当がバックログリファインメント 1700 - 1730: スプリントレビュー、レトロスペクティブ 1730 - 1740: バックログリファインメント結果の確認 バーサーカーズの1日スプリント
  2. やってみた結果 - プロダクトオーナーと定期的なミーティング - 議論が発散してしまった - プロダクトオーナーに具体的なユーザーストーリーがないのでは - 自分たちで作ったユーザーストーリーマッピングをレビューしてもらう -

    プロダクトオーナーの意図に合うか確認が取れた - 毎日成果物を撮って、プロダクトオーナーに送る - プロダクトオーナーからのフィードバックを促す バーサーカーズから歩み寄って プロダクト像をかたどっていく
  3. スクリーン ドライバー リサーチャー ナビゲーター リサーチャー リサーチャー バーサーカーズのモブプログラミング - 10分で役割を半時計回りに交代する -

    ナビゲーター: わかるところから指示出し - リサーチャー: ナビゲーターのわからないところを調べる