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2025.01.21_QA組織を立ち上げているの(JaSSTnano vol44)
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necoak
January 24, 2025
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2025.01.21_QA組織を立ち上げているの(JaSSTnano vol44)
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Transcript
©2025 RAKUS Co., Ltd. QA組織を立ち上げているの 2025/1/21 JaSST nano 株式会社ラクス 金子佳樹
自己紹介 • 経歴 ◦ 新卒~2023年 某SIer R&DおよびQA・アーキテクト支援 ◦ 2023~現在 株式会社ラクス QAマネージャ ▪
楽楽精算、楽楽明細の品質保証を担当 ▪ QA組織の立ち上げ・拡大中 • 得意技 ◦ 直感とFACTに基づく品質問題の特定 ◦ アーキテクチャをベースとしたテスト戦略・品質保証・品質管理 2 名前: 金子佳樹 X: @necoak444
話すこと • QA組織の必要性 • 目指している状態と具体的な取り組み • これから取り組んでいくこと 3
4 企業のさまざまな業務効率化に貢献するSaaSを複数展開 ITサービスで企業の成長を継続的に支援します! 会社紹介 バックオフィス向けSaaS フロントオフィス向けSaaS
今日話をする範囲 5 累計導入社数が10,000社を超え、 ちょっとしたトラブルでも影響が大きく、 品質の高さが求められる2サービスについて話をします バックオフィス向けSaaS フロントオフィス向けSaaS
QA組織の必要性 6
QA専門組織化の背景 7 • 元々は、開発エンジニアがテストも含めて開発を行っていました • 利用社数が増え、開発と並行してテストを行うことが難しくなってきました • そこで、専門組織化を図り、QA専門組織を立ち上げています 要求分析 開発
テスト 運用 開発 要求分析 テスト 運用 開発チーム 開発チーム PdM QA
現状の体制・開発プロセスの役割分担 8 要求 要件 定義 事業部門 開発部門 PdM 開発チーム QA
(テスト管理・テスト) QA (運用サポートT) オフショア開発 全体管理 設計 開発 テスト リリース/運用 オフショアQA エスカ レーション 今日話をするのはこ この担当部分
現在担当しているテストプロセス 計画立て、実行・実行管理、テストを終了して良いか(≒リリースに至る品質か)を QAが担当しています 9 例: 楽楽精算におけるテスト工程とテストプロセスの役割担当 テスト計画 テスト項目作成 (分析/設計/実装) テスト実行 テストのモニタリング
とコントロール テスト完了 単体テスト 開発 開発 開発 開発 開発 結合テスト QA 開発、 オフショアQA オフショアQA、 QA、開発 QA QA 事業部テスト QA 事業部 事業部 事業部 QA システムテスト QA 開発、QA QA QA QA
目指している状態と具体的な取り組み 10
現在目指している状態 11 「主体的に開発エンジニアを支援できるQA組織」 具体的に取り組んだ事 (取り組んでいる事) • プロセスの標準化・改善 • 品質リスクの可視化・戦略的な品質保証 • データ活用による品質管理
• QAスキルの可視化とキャリアパス
プロセスの標準化・改善 • テストの全体像整理 ◦ 標準のテストレベルとテストタイプの可視化 (テストアーキテクチャ可視化) ◦ 特定バージョンのテストでテストレベル・テストタイプの要否ヌケモレ点検 • テストの一連の流れを型化 ◦
テスト開始時: テスト計画書を作って、テスト対象、テスト項目、環境、端末、期間、リ ソース割り当てなどテストの準備事項をもれなく網羅、関係者にも共通認識を構築 ◦ テスト実行時: リアルタイムな進捗品質管理のために、曲線、分析図を導入 ◦ テスト終了時: リリースに至れる品質かの点検、残作業・残リスクの点検 • テストの一連の流れの作業を、テンプレート化や自動化により効率化 • TPINEXTを用いたテストプロセスの成熟度のモニタリング 12 プロセスを明文化し再現性を持たせることで改善も可能に
品質リスクの可視化・戦略的な品質保証 13 • 楽楽精算・楽楽明細の品質基準の設定 ◦ 最重要、重要、…軽微といった利用者観点で守るべき品質の格付け ◦ 例えば、楽楽精算の法制度(電帳法、インボイス制度)は最重要 • 品質基準をベースとした開発案件ごとの品質リスクの可視化
◦ 品質リスクは複数の観点から可視化 ◦ エンジニア観点: 改修量を元に品質目標(バグ密度・テスト密度)を設定 ◦ 利用者観点: 品質基準をベースに品質影響がある変更を可視化 ▪ 例えば、法制度に関わる案件なら、テストを手厚めにするなど 法制度観点でテスト項目抽出ができているかもチェック • 開発プロセスの中で戦略的に品質リスクを低減させる取り組みはこれから 濃淡をつけ過剰ではないが十分といえるQAの目安を設定
データ活用による品質改善 • 目標品質のための実績データ収集 ◦ バージョンごとの変更量、テスト時間/テストケース数、バグ数を蓄積 ◦ 過去からの推定で、テスト密度・バグ密度を算出して、大外れ(≒異常な状態になって いないか)のチェック ※品質の参考情報として活用 • PB曲線や分析図の活用
◦ PB曲線(テスト消化とバグ検出/改修の時系列グラフ)にて、テスト消化や改修に滞り がないかモニタリング/アクションをして、テストが期日通りおわるよう進捗管理 ◦ バグに対していくつかの軸で分析図を作り、突出している(≒バグが集中する場所) 箇所を特定。共通する要因を探り、品質強化のアクションを提案 14 まずはベーシックな品質データ蓄積・活用を開始
QAスキルの可視化とキャリアパス • 目指すキャリアとキャリアパスを策定、各社員にてゴールを認識合わせ ◦ ロールとして、テストエンジニア、テストマネージャ、QAマネージャという種類を設置 ◦ レベルとして、ジュニア、ミドル、シニアを設置 ◦ 目指すキャリアをゴールとして全社員に設定してもらった •
目指すキャリアに応じた5つのスキル軸を定め、強化ポイントの認識合わせ ◦ 目指すキャリアと現状のギャップ(≒強化していくポイント)を決めるため、キャリアに 応じて求めるスキルを設定 ◦ QA独自「QA実務経験 / QA専門知識 / 担当サービス知識 / IT一般知識」 + ラクスのコンピテンシー の5種類の軸でスキルの可視化する評価シートを作成 ◦ 個々人の強化ポイントに合わせて、OJT・OffJTでどう伸ばすかも設定 15 QAの活動を組織的に行えるよう成長をサポート
これから取り組んでいくこと 16
これから取り組むことの例 17 • プロセス改善による期間短縮 ◦ テストプロセスのPDCAサイクルによる、テスト期間を短縮 ◦ テストアーキテクチャの最適化で重複・無駄なテストの廃止を行い、品質レベルを維持 したままのテスト期間の短縮 ◦
上流工程からのテスト計画やテスト分析を行い、テスト期間を短縮 • 戦略的な品質リスク低減 ◦ 設計実装工程から品質リスク低減を行い、早期での品質確保とテスト期間の短縮 • ツールやAIを活用した効率的なテスト・品質管理 ◦ 品質データのダッシュボード管理化、品質分析のAI活用による、品質向上 ◦ 自動テストの拡充、テスト管理の自動化による、テスト期間の短縮
まとめ • QA組織の必要性 ◦ 利用社数が多く、ちょっとした不具合でも影響が大きいので高い品質が求められる ◦ やることも増えてきたので、QAの専門性を持った組織による分業 • 目指している状態と具体的な取り組み ◦
主体的に開発エンジニアを支援できるQA組織を目指している ◦ 再現性を持たせられるようプロセスや人にフォーカスを当てて取り組みをしている • これから取り組んでいくこと ◦ 質を維持したスピード実現のために様々取り組みをしていきます 18