Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
SwiftUI/Jetpack Composeを採用してよかったこと悪かったこと
Search
nekowen
April 21, 2022
Programming
2
1.4k
SwiftUI/Jetpack Composeを採用してよかったこと悪かったこと
2022/04/21 (木) に開催されたKyash Tech Talk #3の登壇資料です。
nekowen
April 21, 2022
Tweet
Share
More Decks by nekowen
See All by nekowen
アプリ起動時間を80%高速化した話 / Talk about 80% faster app startup time.
nekowen
0
150
健康第一!MetricKitで始めるアプリの健康診断 / App Health Checkups Starting with MetricKit
nekowen
5
5.5k
5分で理解するAccessorySetupKit / Understanding AccessorySetupKit in 5 minutes
nekowen
0
360
MetricKitで予期せぬ終了を検知する話 / Detect unexpected termination with MetricKit
nekowen
1
930
iOS13向けに位置情報周りを対応しようとしたら苦労した話
nekowen
1
480
Other Decks in Programming
See All in Programming
The Missing Link in Angular’s Signal Story: Resource API and httpResource
manfredsteyer
PRO
0
150
知識0からカンファレンスやってみたらこうなった!
syossan27
5
280
MySQL初心者が311個のカラムにNot NULL制約を追加していってALTER TABLEについて学んだ話
hatsu38
2
140
generative-ai-use-cases(GenU)の推しポイント ~2025年4月版~
hideg
1
410
インプロセスQAにおいて大事にしていること / In-process QA Meetup
medley
0
170
The New Developer Workflow: How AI Transforms Ideas into Code
danielsogl
0
140
エンジニアが挑む、限界までの越境
nealle
1
330
データベースの技術選定を突き詰める ~複数事例から考える最適なデータベースの選び方~
nnaka2992
3
2k
VitestのIn-Source Testingが便利
taro28
9
2.5k
Boost Your Performance and Developer Productivity with Jakarta EE 11
ivargrimstad
0
930
VibeCoding時代のエンジニアリング
daisuketakeda
0
220
KANNA Android の技術的課題と取り組み
watabee
1
550
Featured
See All Featured
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
46
14k
It's Worth the Effort
3n
184
28k
How GitHub (no longer) Works
holman
314
140k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
30
5.7k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
56
9.4k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
7
430
Site-Speed That Sticks
csswizardry
6
540
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.1k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
52
2.5k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
183
22k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
251
21k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
329
21k
Transcript
Kyash TechTalk #3 Mobileチーム - KMM化、宣言的UI、Widget対応 2022/04/21 SwiftUI/Jetpack Composeを採用して よかったこと悪かったこと
2 2 iOS
自己紹介 • Ryoya Kobitsu (@nekowen) • iOS Engineer / Kyash
Inc. • Twitter: @n3k0w3n Kyash: @nekowen
4 4 01. SwiftUI導入までの経緯
5 • Kyashには20種類以上の履歴画面が存在していた ◦ Visa決済、QUIC Pay決済、Payeasy、クレジットカード 入金 etc… • 技術的負債となっていたのでリファクタリングを実施
• 以下の理由でSwiftUIを採用 ◦ レイアウト要素が単純で作り直しが容易 ◦ 要素の出し分けが多いためif文でレイアウトできた方が 好都合 • 以降、新規画面は原則、既存画面は順次SwiftUIへ きっかけは履歴画面のリファクタリング
6 Kyash iOS アプリの履歴画面を SwiftUI でリファクタリングした話 https://blog.kyash.co/entry/2021/07/21/100307
7 7 02. よかったこと
8 SwiftUI UIKit
9 • Storyboardを含むレビューはコストが高かった ◦ diffが大量に発生する ◦ コンフリクトが発生する頻度もそこそこあった ◦ レビュワーがローカルでチェックアウトして確認 ▪
スクリーンショットが貼ってあればスキップすることも • SwiftUIを採用して上記の課題を軽減 ◦ 変更箇所が明確なためレビューしやすい ◦ コンフリクトの発生頻度も減少 コードレビューの敷居が下がった
10 Kyashリワードの表示パターン 読み込み中 通信成功 通信失敗
11 • 通信が走る画面は ほぼこの共通Viewが使われて いる • 中ではDataSourceのstateを みて出し分けているためとて もシンプル Viewの切り替え処理が簡単
12 • cornerRadius, shadowといったModifierが用意されて いる ◦ UIKitでは扱いづらかったViewカスタマイズがや りやすい • アニメーション実装も簡単
◦ Shimmerのようなアニメーションも可能 ◦ iOS14以降はmodifierが用意されている ▪ .redacted(reason: .placeholder) Viewのカスタマイズも簡単
13 • SwiftUIコードを変更するとサイドのプレ ビュー画面にリアルタイムで反映 • Preview部分はSwiftでかけるので、画面 にサンプルデータを渡してプレビューす ることも可能 ◦ 長い文字列を渡してレイアウトが崩
れないか簡易的に確認することもで きる 強力なXcode Previews
14 • previewDeviceとpreviewDisplayNameを 活用すると、複数のデバイスでまとめて プレビューが可能 ◦ 開発中にレイアウト崩れがないか サッと確認できる ◦ 最小サイズであるiPhone
SE第一世 代と最大サイズであるiPhone 12 Pro Max両方同時にみれるので効率 が良い • previewDisplayNameはプレビュー端末の 上にタイトルとして表示される 強力なXcode Previews
15 15 03. 辛かったこと
16 • UITableViewのrefreshControlに相当する機能がない • iOS15からrefreshable(action:)が追加された ◦ iOS13-14はどうする…? • GeometryReaderとUIActivityIndicatorViewをラップしたView を組み合わせて実現
Pull to refreshが簡単にできない😭
17 • iOS13ではUICollectionViewに代わるコンポー ネントがない • iOS14以降ではLazyVGrid/LazyHGridが用意 された • iOS13のサポートを切るまではVStackと HStackで表現することに
Gridの実装が手間😭
18 • iOS13と14でコンポーネントにキーボードが被ったときの挙動が異なる ◦ iOS13だとそのまま ◦ iOS14だと自動的に位置を調整してくれる • iOS13はNotificationCenterを使うように分岐している キーボードの挙動が変わる😭
19 19 03. まとめ
20 まとめ • SwiftUI導入によって、チーム全体の生産性が向上した • OSバージョンごとにAPIの対応未対応の差が激しい ◦ これから導入する場合は、iOS14以降から利用することをオススメします。
21 21 Android
22 22 01. Jetpack Compose 導入までの経緯
23 • 決済や入出金を行うと履歴データが作られる。 ◦ 履歴の種類は20種類以上... • Fragmentとxmlがそれぞれ用意されていた ◦ 履歴を追加/改修するのが大変! ◦
QAコストも爆上がり • リファクタリングと同時にJetpack Composeに置き換える作戦に。 きっかけは履歴画面のリファクタリング
24 24 01. よかったこと
25 • 普段書いてるKotlinで書けるのでxml脳に切り替えなくて良い • 簡単に意味のあるグループに分割して、かつ名前が付けられる (xmlだとファイル分けて includeするしかなかった) ◦ レビューがしやすくなった Kotlinで書ける
26 xml Jetpack Compose
27 • リストの実装が非常に楽になった ◦ KyashはGroupieを使っていたが、セルの種類だけBindableItemを 継承したクラスを作る必要があった • themeのカスタマイズが定義に飛ぶだけで一覧を見れるので扱いやすい • すぐ調べられるようになった
◦ 以前はandroid codesearchとか使っていた • Webでも同じコードでUIが作れる ◦ Webで試したら普通に使えそうだった 扱いやすい
28 • View内に状態をもたないため自分でstateを管理する必要はあるが、想 定外なバグなどは出ない分安心できる • 冪等性最高 ◦ 副作用が分かれているので状態を意識しなくていい UIとロジックを分けられる
29 • めっちゃ生産性向上した • 新しくComposable作る際にある程度コストはかかるが、体感40%くら いは生産性向上してる • Compose最高! 結果
30 30 02. 辛かったこと
31 • Pager ◦ animateToScrollPageで最後のページから最初のペー ジに飛ぶ時にアニメーションしてくれない ◦ https://issuetracker.google.com/issues/198753 885 •
Placeholder ◦ 複数のplaceholderのImagePainter#Stateを監視す るとクラッシュする(Android6だけ) accompanist
32 MotionLayout
33 • 現状MotionSceneがjsonでしか書けない • そのうちKotlinで書けるらしい ◦ https://github.com/androidx/constraintlay out/wiki/Compose-MotionLayout-JSON-S yntax MotionLayout
34
35 • かなり生産性が上がるのでどんどん導入していきたい • もちろんまだまだ足りない機能はたくさんある • もっとComposeが便利になっていくのが楽しみ まとめ
Thank you 36