Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
元技術者が在籍するユーザー企業の現在地
Search
NONOYAMA Mamoru
March 02, 2019
Technology
0
430
元技術者が在籍するユーザー企業の現在地
NONOYAMA Mamoru
March 02, 2019
Tweet
Share
Other Decks in Technology
See All in Technology
LLMを搭載したプロダクトの品質保証の模索と学び
qa
0
1k
自作JSエンジンに推しプロポーザルを実装したい!
sajikix
1
170
Function Body Macros で、SwiftUI の View に Accessibility Identifier を自動付与する/Function Body Macros: Autogenerate accessibility identifiers for SwiftUI Views
miichan
2
180
下手な強制、ダメ!絶対! 「ガードレール」を「檻」にさせない"ガバナンス"の取り方とは?
tsukaman
2
440
「全員プロダクトマネージャー」を実現する、Cursorによる仕様検討の自動運転
applism118
21
10k
La gouvernance territoriale des données grâce à la plateforme Terreze
bluehats
0
170
大「個人開発サービス」時代に僕たちはどう生きるか
sotarok
20
9.9k
品質視点から考える組織デザイン/Organizational Design from Quality
mii3king
0
200
Rustから学ぶ 非同期処理の仕組み
skanehira
1
130
20250913_JAWS_sysad_kobe
takuyay0ne
2
180
職種の壁を溶かして開発サイクルを高速に回す~情報透明性と職種越境から考えるAIフレンドリーな職種間連携~
daitasu
0
160
スマートファクトリーの第一歩 〜AWSマネージドサービスで 実現する予知保全と生成AI活用まで
ganota
2
210
Featured
See All Featured
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
53
8.9k
A better future with KSS
kneath
239
17k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
6.9k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
61k
Done Done
chrislema
185
16k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
43
7.6k
Building Applications with DynamoDB
mza
96
6.6k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
57
5.8k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.1k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
368
19k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
15k
Transcript
元技術者が所属する ユーザー企業の現在地 株式会社ジーノット 野々山 衛 mamo355d @NNYMMMR 2019/03/02 PowerApps +
Flow アプリ作成研究所 in 名古屋 #2
残念ながら特筆できるような目的はありません… 「最先端の技術で頑張ってます!」ではなく ユーザー企業がどんなきっかけで使い始めて 今どんな使い方をしていて 今後どんなことを目論んでいるか を知ってもらうことで
同じユーザー企業の方には「真似してみようかなぁ」 技術者の方には「こんな使い方もあるよ!」と思ってもらえれば 今日伝えたいこと 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 2
私のこと 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 3 学生時代は… 高校から文系(とにかく理数科目が苦手) 手先は少し器用、でも創造力なし(風景画や模写は得意) バンド活動、音楽制作でパソコンや電子機器を触る
バンドの公式サイトを自作、運営していた (テーブルレイアウト全盛期にテーブルレイアウトで) 大学では実験、統計分析して卒論を書いた
私のこと 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 4 社会人になると… 何の準備もなく(心も頭も)PG・SEとしてSIerに就職 内定者研修で早々につまづいて毎週半泣き 入社後のOJTも皆無で毎日半泣き
「習うより慣れろ」の精神で乗り切れるようになり 情報処理の知識やプログラム言語よりも、 作業効率の意識やパソコン操作のTIPSなどを伝授される
私のこと 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 5 Web制作会社やWebサービスのベンチャー企業などを経て 現在は事業会社の情シスに所属 担当はクラウドサービスの活用促進と新規導入 前職までは、 PowerAppsどころか
Office 365すら触っていなかった
会社のこと 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 6 ナイトレジャー雑誌の出版・Webサイト運営の事業会社 既に導入済みのシステムは主に グループウェア
ビジネスチャット 電子申請・経費精算 PC監視・MDM CRM・SFA
なぜPowerAppsに手を出したのか<STEP 1> 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 7 Office 365導入から1年以上が経過するが、 充分に活用できているのか? (いや、できていない…) (それは情シスとしてまずい…) 業務時間の大半をユーザーからの
問い合わせ対応に費やしている
なぜPowerAppsに手を出したのか<STEP 1> 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 8 ユーザーに対するインパクトと継続性を 両立できるのはSharePointサイトかなぁ (ここではまだ半信半疑…) ユーザーからの問い合わせを 電話と個人チャットで受けており、 対応状況がブラックボックス
なぜPowerAppsに手を出したのか<STEP 1> 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 9 「情シスからの情報発信」と「問い合わせ受け付け」を 同時にスタート ※ データはSharePointリストに
なぜPowerAppsに手を出したのか<STEP 2> 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 10 タスク管理が個人の裁量まかせになっている ↓ そもそも管理していないメンバーもいる ↓ Office 365でタスク管理できないかな
↓ (とりあえず)Plannerを使ってみよう
なぜPowerAppsに手を出したのか<STEP 2> 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 11 でも、STEP 1の情報と管理がバラバラになるよね しかも、若干使いにくいよね(進行状況をカスタマイズできない etc.) ↓ PowerAppsで画面を作って個人のタスクも登録しよう
↓ 運用スタート!
戸惑ったこと 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 12 SharePointのタイトル列は不要かも… 1行テキストではプライマリ項目に使えない 任意項目にはできるけど削除できない システム名を変更できない
結果、使わない項目になっている 列名を日本語指定して泥沼…私も引っかかりました
戸惑ったこと 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 13 関数に複数行の処理を書くと… 最終行にセミコロンを付けるとエラーになる 最終行がテストコードの時、コメントアウトに困る → こんな感じで回避している
Func01(); Func02() //; //TestFunc()
困ったこと 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 14 500件問題 あっという間にデータが500件に到達 上限を2,000件に設定することで一時的に回避 データが1,000件を超えてパフォーマンスが低下
インデックスを設定して若干改善(今ここ) 委任周りの整備、パフォーマンスの向上を目指す(今後)
困ったこと 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 15 その他 プロパティが多すぎて追いつかない CDSを使ってみたかったが、for 365では使えない
自分で作れて自分で直せる トライアンドエラーに最適 でも自分で作ったから自分で直さなきゃいけない 現場に権限を渡す? → 渡せば作れるなんてことはない
要望 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 16 PowerApps サンドボックス環境を簡単に作れるといい コードのエクスポートができるといい 社内レクチャーや共同開発のために
ライセンス体系が分かるようで分からない… 先日、MSの吉田さんが公開してくれたページを確認中 Flow Plan 2を契約しているが、何かできることは増えない?
要望 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 17 その他 Formsに管理機能がなく無法地帯になりそう 便利なのは確かだけど… 外部公開できるツールの利用は検閲が欠かせない
Power Platform全般を今後どうしていこうか悩む
まとめ 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 18 今回の一番の成果は完成したアプリそのものではなく… 何らかの改善のためには分析が必要 分析のためにはデータが必要 データを蓄積するためには何らかの仕組みが必要
そのインターフェースをこしらえるのに PowerAppsは最適なプラットフォームである
おまけ(宣伝募集) 元技術者が所属するユーザー企業の現在地 19
ご清聴ありがとうございました! Special thanks to