Crouch, Bind, Set - Scrum in a Nutshell

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1. Crouch, Bind, Set Scrum in a Nutshell 2017/02/14 @nunulk
2. はじめに スクラムとは… • 問題解決のフレームワーク • 終わりのないプロセス改善 • すべてのメンバーが平等なチーム • リズムに乗った反復プロセス • 楽しく働くための仕組み
3. ワークフロー スプリント 計画会議 月 火 水 木 金 ふりかえり会 スプリント計画会議 「準備完了」になっているタスク (プロダクトバックログアイテム ) の中から、今週やることを 決める。 ふりかえり会 今週1週間、完了しなかったタスクについて、何が進捗を妨げたか、どうすればタスクを終 えられたか、話し合う (KPT)。
4. スプリント計画会議 スプリントを始める前に、以下のことを決める • (必須) 次のスプリントでやることを決める ◦ 見積もりを行い、スプリント内で終わらせられる量にします ◦ 1日を6時間として見積もります • (理想) スプリント内では計画されたタスクのみを実施する • とは言え、差し込みは来るので、止むを得ない場合は、受け入れます。ただし、プロ ダクトオーナーはなるべく差し込みが発生しないようにマネジメントしてください
5. 朝会 (必須) 毎日決まった時間に始め、決まった時間内に終了する。 開始時刻：◦◦:◦◦ 制限時間：15分 話すこと • 昨日やったこと • 今日やること • タスクの進捗の妨げになったこと
6. ふりかえり会 (KPT) スプリントが終わったら、以下のことを話し合います。 • Keep: 次のスプリントでも続けたいプラクティス ◦ よいことを広めましょう、真似したいひとが現れるかもしれません。 • Problem: タスクの進捗を妨げたこと ◦ 個人攻撃はせずに、純粋に現象だけにフォーカスしましょう。問題が認知されることはいいことで す。みんなで解決策を考えましょう。 • Try: Problem で上がった問題を解決できそうな手段 ◦ 具体的な行動を考えましょう。「以後気をつけます」では何も変わりません。
7. カンバン こういうやつ
8. カンバン (例) 準備完了 進行中 レビュー中 受け入れ 完了 レーンに入れるときは左に寄せる 次のレーンに動かせるようになった ら右に寄せる
9. スクラムを始める前に
10. 「準備完了」を定義する なにをもって準備完了とするか、タスクごとに定義がばらばらだとメンバーが自律的にタ スクを選べないので、始めに「準備完了」の定義を決める。例外ケースについては、準備 完了の定義を別途明文化しておくこと。例外ケースのために、準備完了であることが分 かるようにしておくのが望ましい。 例) • 要件が確定している • (かつ) 完了後に発生しうるリスクの洗い出しが完了している • (かつ) 1スプリントで完了させられる粒度に分割されている
11. 「完了」を定義する なにをもって完了とするか、タスクごとに定義がばらばらだと「完了」のレーンに入ってい るのに完了になっていないタスクが発生したりして正確性が損なわれるので、始めに「完 了」の定義を決める。例外ケースについては、完了の定義を別途明文化しておくこと。 例) • リリース済みである • (または) 顧客の動作確認が済んでいる • (または) リリースの許可が下りている
12. スクラムチームの構成 • プロダクトオーナー ◦ プロダクトの責任者 • スクラムマスター ◦ チームのサポーター • 開発チーム ◦ 開発者
13. プロダクトオーナー プロダクトオーナーは以下の仕事に責任を持ちます。 • タスクを適切に優先順位付けする • タスクを「準備完了」の状態になるまで導く • プロダクトの品質を高く保つ • チームのやるべきことを明確にする
14. スクラムマスター スクラムマスターは以下の仕事に責任を持ちます。 • カンバンを管理する (1日の終りにボードが現実を表しているように) • 進捗を妨げる原因を取り除く (プロダクトオーナーと協力して) • メンバーが自然にワークフローを回せるようにする (やり方が分からないメンバーに はアドバイスをし、実施に消極的なメンバーからは不満に思っていることを聞く) • 心理的安全性を確保する
15. 開発チーム 開発チームの各メンバーは以下の仕事に責任を持ちます。 • チームの自己組織化を促す (自分たちのルールは自分たちで決め、自ら進んで問 題解決・改善活動を行う) • チームに必要な技能を提供する (できることだけをやるのではなく、チームの要求 に応じてできることを増やしていく) • 受け持ったタスクをスプリント内に完了させる
16. さいごに “人は成功しているから幸せなのではない。幸せだから成功するのだ。幸福は成功に先 立つ要素であるということだ。ほんの少し幸福感が増すだけで、人間のパフォーマンス はぐっと上がる。人生を劇的に変えなくても、幸福度をしばらくの間上げることは可能だ。 少しの幸福がはっきりといい成果につながる。スクラムはこうした小さなきっかけに着目 し、これを体系的に取り入れ、よい仕事を達成する足掛かりにする。小さなきっかけで世 界はがらりと変わるのだ。” 「スクラム　仕事が４倍速くなる ”世界標準”のチーム戦術」ジェフ・サザーランド