クラウドコストは放置すると静かに増え続けます。検証用インスタンスや消し忘れたスナップショットなど、小さな放置の積み重ねが大きな無駄になります。四半期や年次のまとめレビューでは、気づいたときには数十万円規模になっていることも少なくありません。そこで、月1回・15分でチームが不要リソースを見直す活動を提案します。目的は単発の削減ではなく、日常の「習慣」にすることです。
月次なら差分が小さく負担も軽いため、自然と日常業務の一部になっていきます。
見直し対象は、放置されたインスタンスや検証環境、未アタッチのディスク、古いスナップショットやバックアップ、未使用の固定IPやロードバランサー、期限切れの一時リソースなどです。
進め方は、コストレポートで増加項目を確認し、未使用リソースをリストアップ、持ち主に確認のうえ反応がなければ削除します。削減額や件数は記録し、翌月以降の比較に使います。
担当者任せは形骸化しやすいため、チームで取り組むことが重要です。作った本人が最も正確に要・不要を判断できるため、全員が当事者になることで削減と発生防止の両方につながります。成果の共有は継続のモチベーションにもなります。
継続すれば無駄の積み上がりを防ぎ、棚卸しの負担も分散できます。チームのコスト意識も高まり、FinOps文化として定着していきます。運用のコツは、チェックリストのテンプレート化、削除前の持ち主確認の徹底、そして完璧を求めず「気づいて話題にする」ことを優先する姿勢です。