クラウドコストの異常検知は、AWS Cost Anomaly Detectionなどのマネージドサービスによって「気づく」ことは容易になりました。しかし「なぜ増えたのか」を突き止める原因調査は、いまだにCost Explorerや各種コンソールを人手で行き来する、属人的で時間のかかる作業のままです。
本セッションでは、この「コンソールを人が見て調べる」というSaaS的な運用スタイルから脱却し、OSSのAIエージェント基盤Kagentと、CloudWatch・CloudTrail・Athena・AWS各種MCPサーバーを組み合わせることで、コストアラート発生から原因特定までを自律的に多角分析する仕組みを構築した実践事例を紹介します。
具体的には、①いつ・どこで異常が起きたか(CloudWatch)、②誰が・何をしたか(CloudTrail)、③どのコストがいくら増えたか(Athena/CUR)、④どのリソースが原因か(describe-api)という4つの視点をAIエージェントが自律的に横断調査し、一次調査工数を約80%削減した結果と、そこから得られたFinOps文化醸成への知見をお話しします。