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pmconf2023_プロダクトビジョンの実現に向けた自身あるロードマップ作成.pdf
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宮本大樹
November 28, 2023
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pmconf2023_プロダクトビジョンの実現に向けた自身あるロードマップ作成.pdf
宮本大樹
November 28, 2023
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Transcript
プロダクトビジョンLv10の実現へ! 16時間ドリルで描く自信あるロードマップ作成
株式会社ログラス プロダクトマネージャー 宮本大樹 制作会社→エン・ジャパン→LINE→現職 speaker
今日お伝えしたいこと ロードマップに自信を持つために行ったこと • 何をしたのか? • どうやったのか? • 結果どうだったのか?
誰向けの話か? ⚫ ロードマップは作っているが、その背景に自信がない ⚫ ロードマップとプロダクトビジョンのつながりがうまく作れていない ⚫ 顧客要望を優先していて、ビジョンを実現するためのロードマップが 作れていない
前提 - ログラスについて
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MAKE NEW DIRECTION 1. 組織の誰もがその時に必要な情報を最新の状態で取り出せるデータ管理を実現します。 2. 人間の力では読み解けない複雑な情報の関連性を自動で読み解き、それに基づいた 「再現性のある適切な経営判断」を可能にします。 3. Loglassは思いもよらなかった選択肢を導き出し提案します。適切な経営判断が行える
ことにより、会社の業績向上、そして社会全体の良い景気作りに貢献します。 プロダクトビジョン
ログラスが抱えていた課題
• 眼の前やるべきことはあるしお客様にも喜んでもらえているが、1年後2年後どうなっているべきなの かはっきり見えてない • 直近の開発もお客様要望を元にボトムアップ的な開発をしていて、MAKE NEW DIRECTIONとの繋 がりがわからない • 今年に入って、PdMが1人→5人に急拡大したことで、向かうべき方向性が統一されていなかった
MAKENEW DIRECTION 2023年8月 現状とプロダクトビジョンの差が大きかった ログラスが抱えていた課題 10年後 現在
ロードマップに自信が持てなかった・・・
何をしたのか?
16時間ドリルの実践 MAKE NEW DIRECTION 2023年8月 ここのギャップを埋める取り組みを実施 10年後 現在 「16時間でプロダクトに自信が持てるドリル」※ をログラス流に実践!
※noteで公開されているワーク
16時間でプロダクトに自信が持てるドリルとは? ◾週2時間x8回 1週目: 現状をふりかえり、ゴールを設定する 2週目: ビジョンを紐解く 3週目: 価値提案を定める 4週目: 価値までの体験を整える
5週目: 成功を指標に落とす - North Star と KPIs 6週目: 未来を見据える - プロダクトロードマップ 7週目: そのロードマップで勝てるのか? 8週目: 間違いを受け入れる - 魚の足を断つ勇気
何を作ったのか? プロダクトビジョンLV10の作成と、ロードマップ決め MAKE NEW DIRECTION 2023年8月 (Lv1) 10年後 (Lv100) 現在
Lv10 Lv20 Lv30 Lv◯◯ プロダクトビジョン 価値 NSM‧KPI ロードマップ
• プロダクトビジョンLv10という明確なマイルストーンと 共通言語が生まれた • それによって、プロダクトチーム全体の共通理解が促進 され、皆の目線が揃った開発ができるように • ビジネスサイドとも自信を持って話せるように やった結果どうだったのか?
どうやったのか?
1. 課題の認識を揃える 2. プロダクトビジョンLv10の検討 3. 価値検討と共通認識 4. ロードマップへの反映
1.課題の認識を揃える
目的 PdM 課題 課題 課題 課題 課題 課題 プロダクトビジョン 価値
NSM‧KPI ロードマップ
社内課題の収集 16時間ドリル(合宿)を始める前に、 ・日々の業務で感じている課題 ・社内のslackなどで会話されている課題 などをピックアップして、notionにまとめ て、読み合わせの時間を作った。 プロダクトビジョン 価値 NSM‧KPI ロードマップ
課題の絞り込みと、ゴール設定 プロダクトマネジメントクライテリアとい うフレームワークを用いて、現状のプロダ クトの課題の認識を揃えた。 PdM5人それぞれ確認をして、現状の課題 と、ドリル終了時のゴールを明確にした。 プロダクトビジョン 価値 NSM‧KPI ロードマップ
2.プロダクトビジョンLv10の検討
PdM個々にLv10〜30・100のビジョンを考え、議論を実施。 ビジョンを考える ※現状の課題などを元に、ザックリと考えてみた プロダクトビジョン 価値 NSM‧KPI ロードマップ
それぞれ考えたビジョンや、 背景となる要素をピックアップ。 何を優先していくかを議論し、 プロダクトビジョンLv10を作成 集約と優先度決め プロダクトビジョン 価値 NSM‧KPI ロードマップ
【問】 この議論、抽象度が高いものを「えいや」で決めているが、 このまま進めても大丈夫?
【答】 抽象度が高い議論や、全員の目線が完璧に揃っていない 中でも仮決めして、前に進んでいくことが大事。 短時間で議論ができたのも、この可逆の対応があったから。
【問】 プロダクトビジョンLv10に期限は決めるか? いつまでをプロダクトビジョンLv10とするのか?
【答】 期限は決めた。 事業目標に合わせて、プロダクトビジョンLv10の期限を決めた。
3.価値検討と共通認識
価値を考える ビジョンから考えられる価値をブレイクダウン プロダクトビジョン 価値 NSM‧KPI ロードマップ
カスタマージャーニー ユーザーはどんな課題を感じているかの認識合わせ プロダクトビジョン 価値 NSM‧KPI ロードマップ
ここまでは順調
緊急クエスト発生!!
【問】 プロダクトビジョンLv10は、本当にこれでいいのか? 事業上の優先度とプロダクトの優先順位が 紐づいているのかが見えない。
【答】 事業ファクトデータの洗い出しを実施。 その内容を元に、開発チームの力を借りて、 チーム全体で優先度・価値を考えた。
このときにやったワークの内容 ・ワーク1は事業課題の優先順位 ・ワーク2は価値の優先順位 についてチームから理由とともに出し てもらう どうやったのか? プロダクトビジョン 価値 NSM‧KPI ロードマップ
開発チームの巻き込み方 合議で決めたいわけではないけれど、集合知で助けてほしい プロダクトビジョン 価値 NSM‧KPI ロードマップ
価値・優先度の確定 ワークを通じて、改めてプロダクトビジョンLv 10を 決めることができた プロダクトビ ジョンLv10の 検討 価値へのブレ イクダウン 事業のファク
ト収集 Lv10と価値の 確定 プロダクトビジョン 価値 NSM‧KPI ロードマップ
4.ロードマップへの反映
ロードマップ決め プロダクトビジョンLv10と提供すべき価値を元に、ロードマップを決めた。 優先順位決めの要素の一例 ⚫顧客課題 ✖ ⚫プロダクトビジョンLv10とのマッチ度 ✖ ⚫MoSCoWで分類 ✖ ⚫事業貢献度(KPIへの寄与度)
プロダクトビジョン 価値 NSM‧KPI ロードマップ
【問】 ビジネスサイドから強めの要望が来たが、ロードマップ アイテムの変更はしても良いのか?
【答】 プロダクトビジョンに逸脱していないのであれば、 開発アイテムの優先度は変更してもOK
明日から実践するためには
覚悟
時間もパワーもかかる。その時間の捻出はPdMにむずかしい。 ただ、時間を捻出してでも目指すべき姿を揃えることができる のは、非常に価値のあることだし、決してコスパは悪くない。 間違えても立ち戻ればいい。 まずは、第一歩を踏み出す「覚悟」を持つことが大事。
まとめ
実施体制 ⚫ 期間 :1ヶ月 ⚫ 参加者 :PdM5人・プロダクトチーム ⚫ 時間 :PdM同期で約15時間
プロダクトチームとのワークで1時間
good ⚫明確なマイルストーンが決まったこと ⚫皆の共通認識が取れたこと ⚫ビジネスサイドとも自信を持って会話できるように more ⚫ 事業状況は常に感度高く把握しておくこと ⚫ ビジネスサイドをもっと巻き込んで会話すること ⚫
アップデートや見直しはこれからやっていく 学び
後日noteでも公開する予定です。 是非、そちらも見てください!
ありがとうございました!!
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