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[OAWTT26][THR1028] Oracle AI Database 26ai へのアップグレード:ベストプラクティスと最新情報

2026/04/16 13:15-13:35
Oracle AI Database 26ai へのアップグレード:ベストプラクティスと最新情報

Oracle AI World Tour Tokyo(OAWTT) 2026 Hub内で実施されたシアターセッション資料

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oracle4engineer PRO

April 20, 2026

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Transcript

  1. Agenda 1. Oracle AI Database 26ai 2. アップグレード時の影響調査 3. アップグレードの方式

    4. リフレッシュ可能クローンとAutoUpgradeを利用するアップグレード 5. まとめ 6. 参考資料 2 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates
  2. Oracle AI Database 26ai:エンタープライズ・データ向けにAIをシンプルに 4 Copyright © 2026, Oracle and/or

    its affiliates グローバル規模の 分散データベース 50を超えるSQLの 簡素化 True Cache ロックフリー 予約 データベース内 SQLファイアウォール オペレーショナル・ プロパティ・グラフ JSONとリレーショナル の二面性 PDBごとの 読取り可能な スタンバイ 優先トランザクション 開発者ロール JavaScript ストアド・プロシージャ リアルタイムのSQL計画管理 ローリング パッチ適用を 単一サーバーで AI Vector Search ロックフリーの 長時間に及ぶ トランザクション データ 用途別の ドメイン マイクロサービスのSagaサポート
  3. Oracle AI Database: 2つのリリースタイプ Long Term Release • 安定性を重視し、長期間にわたってパッチ修正を提供 •

    長期間安定して運用したいシステム向け • 現時点ではOracle Database 19c/ Oracle AI Database 26aiが該当 Innovation Release • 多くの機能拡張や新しい機能を提供 • まず新しい機能を試したいお客様向け • 現時点ではOracle Database 21cが該当 Build QA Ship Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 5
  4. Oracle AI Database のリリースとサポートのタイムライン *¹ Customer Success Servicesが提供する個別サービス 各サポートレベルでの提供内容 Premier

    Support : 24x365日の技術問い合わせ、不具合修正とパッチ提 供、セキュリティ・アラートおよび修正、OS等の新規認証 Extended Support: 24x365日の技術問い合わせ、不具合修正とパッチ提 供、セキュリティ・アラートおよび修正 Sustaining Support (PaaSは提供なし): 24x365日の技術問い合わせ、作成済のパッチ提供 * 詳細はOracle Software テクニカル・サポート・ポリシー参照 *¹ 最新のスケジュールは My Oracle Support Note PNEWS1360 をご参照お願いいたします。 新規パッチの提供が受けられるのは、 最長Extended Supportまで Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 7
  5. 仕様変更の確認 • 主要な仕様変更に関しては、マニュアル 「データベース・アップグレード・ガイド」を確認し以下の事項を確認 • 動作の変更 • 非推奨になった機能、ビュー、パラメータ • サポートが終了した機能、ビュー、パラメータ

    • より詳細に仕様の変更に関する情報を 収集するためには個別のマニュアルを確認 例えば下記ドキュメントのように確認可能 • データベース・リファレンス 26ai: Oracle AI Databaseリリース26ai更新23.26での変更点 アップグレードガイドを確認 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 11
  6. Client / Server Interoperability Support Matrix for Different Oracle Versions

    (KB141043) 異なるバージョン間の互換性サポート Yes サポートされます。 ES サポートされます。ただし、 Extended Support契約を有する場合のみ不具合の修正が可能になります。 MDS サポートされます。ただし、有効なMarket-Driven Support契約を有する場合のみ不具合の修正が可能になります。 Was 以前、この組み合わせはサポートされていましたが、現在は、このリリースのいずれもPremier Support、Primary Error Correct support、Extended Support、Extended Maintenance Supportでカバーされていないため、不具合の修正は行われません。 No サポートされていません。 #1 11.2.0.3 or 11.2.0.4 only. #4 12.1.0.2 only. For 11.2 interoperability, 11.2.0.4 is required. Client Version Server Version 26ai 21c 19c 18c 12.2.0.1 12.1.0.2 11.2.0.4 26ai Yes Yes Yes No No No No 21c Yes Yes Yes Was Was MDS #4 No 19c Yes Yes Yes Was Was MDS #4 MDS #1 18c No Was Was Was Was Was Was #1 12.2.0.1 No Was Was Was Was Was Was #1 12.1.0.2 No MDS #4 MDS #4 Was Was MDS #4 MDS #4 11.2.0.4 No No MDS #1 Was #1 Was #1 MDS #4 MDS #1 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 12
  7. リリース間の変更差分の確認 • サイトURL(要MOSアカウント) https://oradiff.oracle.com • 対応バージョン、パッチレベル ✓ 11.2.0.4 ~ 26ai(23.26.1)

    • 主な確認項目 • 利用ケース ✓ 追加された初期化パラメータを確認する ✓ デフォルト値が変わった初期化パラメータがあるのか、 どういった値に変更されたのか確認する ✓ 削除されたシステム権限を確認する 新バージョンのDB向けに作る詳細設計のインプット情報として利用し たり、運用手順やバッチスクリプトの修正点の洗い出しに活用できる ORAdiffにて変更差分(追加/削除/変更)を確認可能 ✓ パラメータ ✓ ユーザー、ロール ✓ 権限 ✓ 修正内容 ✓ Oracleホーム ✓ オブジェクト ✓ 固定オブジェクト ✓ 監査 ✓ システム ✓ スケジューラ Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 13
  8. Oracle Real Application Testing (RAT) による影響調査 • RATを利用して、SQL非互換や性能影響を確認 • Oracle

    AI Databaseの機能を使って実際に流れているSQLを 取得しテストを行うため、リアルなテストケースを効率的に実 行可能 • エラー発生や実行計画の変動有無確認であれば 実データを使わずにテスト可能 • OCIのBase Database ServiceであればEE以上で 利用可能であり、例えばクラウド環境に実データを持っていく ことが難しい場合でも低コストで実行可能 SQL非互換や性能影響の確認が可能 SQLと 実行統計を取得 取得した SQLを実行 現行環境 テスト環境 それぞれの 実行結果を比較し てレポート出力 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 14
  9. クラウドツールによるアップグレード • OCI上のデータベースはコンソールや CLIを利用した直接アップグレードが可能 • コンソールやCLIを使用して既存環境の アップグレードが可能 • アップグレード可能な環境か前提条件 (OSやGIのバージョンなど)の確認が必要

    • アップグレード中はダウンタイムが発生 • 事前にテスト用データベースでのテストを推奨 • 11.2をアップグレードする場合アップグレード完了後にコン ソールやAPIでPDBに変換可能 • その他前提条件や注意事項はドキュメントを確認 - BaseDB - ExaDB-D - ExaDB-C@C コンソール、APIでのOracle Database 26aiアップグレード Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 16
  10. AutoUpgrade • アップグレードに関連する作業を自動化するユーティリティ* • コマンド一つでデータベースをアップグレード可能 • Configファイルを編集し、データベースの情報を入力するだけで簡単に実行 • リフレッシュ可能クローンによる移行やパッチ適用にも対応 17

    Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 自動アップグレードユーティリティ 1. Configファイル 2. 事前チェック 3. アップグレード 11.2.0.4 12.1.0.2 12.2.0.1 18c 19c 12.2.0.1 18c 19c 21c 26ai *AutoUpgrade Tool(KB123450)より最新バージョンをダウンロードしてください
  11. リフレッシュ可能クローン 19 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 異なるCDBにPDBのCloneを作成後に、クローン元で更新されたトランザクションをクローン先に適用可能

    本番PDB* リフレッシュ可能Clone (read only で利用可能) 1. リフレッシュ可能Cloneを作成 後、通常業務の継続 Database Link 2. 自動または手動による リフレッシュ操作 リフレッシュまでの間隔に更新されデータファイルに フラッシュされたブロックの取得とREDOログの適用 (リフレッシュ実行時はクローズする必要あり) リフレッシュ完了までの所要時間は以下の影響を受ける • PDBに対する、リフレッシュまでのデータ更新量 • N/Wの性能や距離 ※クローン元はNon-CDB環境も可能
  12. AutoUpgradeのダウンロードと設定 • Configファイルを作成し、ソース、ターゲットのホストに配置する 23 Copyright © 2026, Oracle and/or its

    affiliates $ cat upgr.cfg global.autoupg_log_dir=/home/oracle/autoupgrade/log upg1.source_home=/u01/app/oracle/product/19 upg1.target_home=/u01/app/oracle/product/26 upg1.sid=UPGR upg1.target_cdb=CDB26 upg1.target_pdb_name.UPGR=SALES upg1.source_dblink.UPGR=CLONEPDB 60 upg1.target_pdb_copy_option.UPGR=file_name_convert=none upg1.start_time=19/01/2038 00:00:00 upg1.parallel_pdb_creation_clause=2 CLONEPDB ソース(19.27) ターゲット(23.26) CDB26 SALES UPGR
  13. Configファイル解説 global.autoupg_log_dir=/home/oracle/autoupgrade/log upg1.source_home=/u01/app/oracle/product/19 upg1.target_home=/u01/app/oracle/product/26 upg1.sid=UPGR upg1.target_cdb=CDB26 upg1.target_pdb_name.UPGR=SALES upg1.source_dblink.UPGR=CLONEPDB 60 upg1.target_pdb_copy_option.UPGR=file_name_convert=none

    upg1.start_time=19/01/2038 00:00:00 upg1.parallel_pdb_creation_clause=2 24 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates • グローバル・パラメータ • global.で指定 • AutoUpgradeはソースとターゲットのセットを複数指定するこ とで、複数のデータベースを一括アップグレード することができる • グローバルパラメータはすべてのアップグレードに影響する パラメータとなる • global.autoupg_log_dir(オプション) • ログ・ファイルの場所を指定 • 設定しない場合のデフォルトは ORACLE_BASE/cfgtoollogs/autoupgrade • global.keystore(オプション) • AutoUpgradeがパスワードやその他の機密情報を各異能す るために使用する 専用ソフトウェア・キーストアの場所を指定
  14. Configファイル解説 global.autoupg_log_dir=/home/oracle/autoupgrade/log upg1.source_home=/u01/app/oracle/product/19 upg1.target_home=/u01/app/oracle/product/26 upg1.sid=UPGR upg1.target_cdb=CDB26 upg1.target_pdb_name.UPGR=SALES upg1.source_dblink.UPGR=CLONEPDB 60 upg1.target_pdb_copy_option.UPGR=file_name_convert=none

    upg1.start_time=19/01/2038 00:00:00 upg1.parallel_pdb_creation_clause=2 25 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates • ローカルパラメータ • upg1. upg2.など任意の単語を接頭辞に記載する • 接頭辞ごとにパラメータを記載することで複数のデータベース を一括アップグレード可能 • sales. employee.などシステムごとに記載することも可能 • source.home(必須) • アップグレードのソースとなるOracleホームパスを記載 • アップグレード・モードの場合はオプション • target.home(必須) • アップグレードのターゲットとなるOracleホームパスを記載 • 分析、修正モードの場合はオプション • sid(必須) • アップグレードするデータベースのOracleシステム識別子(SID) を指定
  15. Configファイル解説 global.autoupg_log_dir=/home/oracle/autoupgrade/log upg1.source_home=/u01/app/oracle/product/19 upg1.target_home=/u01/app/oracle/product/26 upg1.sid=UPGR upg1.target_cdb=CDB26 upg1.target_pdb_name.UPGR=SALES upg1.source_dblink.UPGR=CLONEPDB 60 upg1.target_pdb_copy_option.UPGR=file_name_convert=none

    upg1.start_time=19/01/2038 00:00:00 upg1.parallel_pdb_creation_clause=2 26 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates • target_cdb(オプション) • ソースDBが非CDB場合必須 • ターゲットCDBのSIDを指定 • target_pdb_name.xxx(オプション) • 作成するターゲットPDBの名前を指定 • xxxにはソースデータベース名を指定 • source_dblink.xxx(オプション) • 作成したデータベース・リンク名を指定 • xxxにはソースデータベース名を指定 • オプションでPDBのリフレッシュ間隔を指定(秒) • 秒数ではなくCLONE_ONLYと記載すると、 リフレッシュしないクローンとなる (ソースDBが12.1.0.2の場合に指定が必須)
  16. Configファイル解説 global.autoupg_log_dir=/home/oracle/autoupgrade/log upg1.source_home=/u01/app/oracle/product/19 upg1.target_home=/u01/app/oracle/product/26 upg1.sid=UPGR upg1.target_cdb=CDB26 upg1.target_pdb_name.UPGR=SALES upg1.source_dblink.UPGR=CLONEPDB 60 upg1.target_pdb_copy_option.UPGR=file_name_convert=none

    upg1.start_time=19/01/2038 00:00:00 upg1.parallel_pdb_creation_clause=2 27 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates • target_pdb_copy_option.xxx=file_name_convert (オプション) • 非CDBのデータベースをPDBに変換する場合や、 既存のPDBをターゲットCDBのPDBに変換する場合に使用 • xxxにはソースDBの名前を指定 • データ・ファイル名を変換することができる • start_time(オプション) • アップグレードを開始する時間を設定することができる • リフレッシュ可能クローンを実行する場合は、このパラメータで 指定するアップグレード時間までにリフレッシュを繰り返す • parallel_pdb_creation_clause(オプション) • PDB作成時に使用するパラレルサーバー数を設定することが できる
  17. リフレッシュの仕様について • コマンドを発行してから、指定したアップグレード開始時間までにリフレッシュを繰り返す 例: upg1.start_time= 2025/06/19 21:00:00 • リフレッシュ間隔はdblinkパラメータで指定 例:

    upg1.source_dblink.oradb=clone2 1800 • クローン終了後と、アップグレード開始前にはそれぞれ間隔に関係なく、リフレッシュが行われる • 実運用を想定すると業務停止後、最後の更新データをリフレッシュし、アップグレードや後処理がおこなれる時間がダウンタイムとなる 28 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 前処理 クローン リフレッシュ アップグレード 後処理 コマンド発行 start_time ダウンタイム
  18. まとめ 計画的にアップグレードをご検討ください Oracle AI Database 26ai リリース Cloud/Exadata/OnPで利用可能 アップグレードに関連したドキュメントや ツールの紹介

    Ex. ORAdiff、AutoUpgrade AutoUpgradeとリフレッシュ可能クローンの 組み合わせにより筐体間でのアップグレー ドを紹介 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 30
  19. 参考資料 Oracle AI Database データベース・アップグレード・ガイド 26ai https://docs.oracle.com/cd/G47991_01/upgrd/index.html ORAdiff : Oracle

    Release Analyzer Diff Utility https://oradiff.oracle.com/ Oracle AI Databaseのアップグレードと移行 https://speakerdeck.com/oracle4engineer/oracle-database-upgrade- migration-jp Oracle AI Databaseデータベース・サービスのメンテナンス(BaseDB/ExaDB- D/ExaDB-XS) https://speakerdeck.com/oracle4engineer/oracle-ai-datanase-service- maintenance 本当に使える?AutoUpgradeの新機能を実践検証してみた https://speakerdeck.com/oracle4engineer/oracletechnight90- autoupgrade Multitenant 23ai の全貌 - 機能・設計・実装・運用からマイクロサービスま で https://speakerdeck.com/oracle4engineer/multitenant-23ai-noquan- mao-ji-neng-she-ji-shi-zhuang-yun-yong-karamaikurosabisumade Upgrade your Database - NOW! https://mikedietrichde.com/ Database Are Fun https://dohdatabase.com/ Release Schedule of Current Database Releases(PNEWS1360) Client / Server Interoperability Support Matrix for Different Oracle Versions (KB141043) AutoUpgrade Tool(KB123450) 31 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates