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Snowflakeでデータ基盤を もう一度作り直すなら / rebuilding-data-p...

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December 11, 2025

Snowflakeでデータ基盤を もう一度作り直すなら / rebuilding-data-platform-with-snowflake

https://www.snowflake.com/build-japan-online/

Data Superhero セッション:Snowflakeでデータ基盤をもう一度作り直すなら:初期段階で検討しておきたいこと
データ基盤設計には、一度決定すると変更コストが極めて高い要素が多数あります。
例えば、アカウント分割、権限設計、データベース粒度、周辺ツール選定など、3年以上の運用で学んだ「後悔しても遅い」設計判断のポイントを共有し、技術的負債を回避するための判断基準を提供します。(個別のQ&A対応はありません)

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December 11, 2025
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  1. ロール設計の全体像 • Access Role ◦ データベース、オブジェクトへのアクセス権限を定義する。 ◦ このロールで直接操作はしない。 • Functional

    Role ◦ 人間のユーザーが使う。 ◦ Access Roleを組み合わせて構成。 • Service Role ◦ ツール、アプリケーションが使う。 ◦ Access Roleを組み合わせて構成。
  2. 各層の役割例 • RAW ◦ 全てのデータが最初に到着する場所。加工は行わない。 • PREP ◦ データの変換と品質担保を行う場所。分析可能な状態に整える。 •

    PROD ◦ エンドユーザーに提供するデータを置く場所。 BIツールやアプリケーションはここを参照する。
  3. Access Roleに `_` Prefixつける _READ_RAW_DATABASEのように先頭にアンダースコアをつけることで、 Functional Roleと視覚的に区別できます。 機能的な違いはありませんが、ロール一覧画面ではAccess Roleと Functional

    Roleを見分ける手段が提供されていないため、 命名規則による区別が効果的です。 また、アルファベット順でソートされた際に Access Roleがまとまって表示されるため、一覧性も向上します。
  4. ロールの階層は深くしすぎない ロール階層はUser → Functional Role → Access Roleというシンプルな 一方向の流れに留めます。逆にAccess Role同士やFunctional

    Role同士 で階層化すると、権限のデバッグが困難になるためです。 例えば、Functional Roleをネストさせた場合、 「このユーザーはなぜこのテーブルにアクセスできるのか」を 特定するために複数のロールを順に辿る必要が生じ、 トラブルシューティングの時間が大幅に増加します。