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「歴史に学ぶ」「未来を予測する」そして「今日どう生きるか考える」

piacerex
February 23, 2019

 「歴史に学ぶ」「未来を予測する」そして「今日どう生きるか考える」

piacerex

February 23, 2019
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  1. 6 はじめに:私の専門領域や趣味と、学びの接点 学び方を組み立てる上で、私の専門や趣味が役立つと考えました ① 「エンジニアとしての経歴」と「エンジニアで無い経歴」 ② 重力と宇宙 ③ 歴史 (哲学史、経済史、世界史、IT史)

    ➢ 「哲学」と「科学」の歴史 ➢ 日本と海外のIT発展の違い ➢ 金融、バブル ④ 未来予測 ➢ 2~3年後…マーケッターや投資家として捉える直近の未来 ➢ 80年後…「2100年の科学ライフ」から紐解く現実の近未来 ➢ 「技術進化」と「人の心」 ➢ 「惑星文明」の進化
  2. 9 目次 1. 自己紹介 2. 学びの歴史に学ぶ 1. 「哲学」と「科学」の歴史に学ぶ 2. 「重力科学」の変遷に学ぶ

    3. 本という歴史を浴びるよう読み漁る 3. ITと経済の歴史に学ぶ 1. 「日本のIT」と「欧米のIT」の発展に学ぶ 2. 「バブル」から学ぶ 3. なぜ歴史は繰り返すのか? 4. 未来を予測する 5. 今日どう生きるか、考える 1. 未来を作る ~宣言的で予言的な活動~ 2. エンジニア/非エンジニアに共通の学び方 3. エンジニアならではの学び方
  3. 11 カラビナテクノロジー株式会社 CTO 常務 / 他2社経営 プログラマ歴36年 / XPer歴18年 /

    福岡 技術顧問 (3社) AIジョブカレ 福岡代表 / enPiT (文科省 社会人IT育成) 講師 。 森 正和 |> 。 Elixirコミュニティ「fukuoka.ex」 福岡 理学部 / IAI Fukuoka / 「通常の3倍」福岡 主催 「量子コンピュータ by Blueqat」 / 「OpenQL」 福岡代表 福岡Elixirプログラマ / 重力プログラマ my favotite technology & implements. Twitter/Qiita/Github @piacere_ex
  4. 35 2-3.本という歴史を浴びるよう読み漁る 「その道のプロ」と呼ばれるようになるには、大体、10,000時間の 積み上げが必要と言われています 10,000時間 = 625日 (1日16時間換算) = 週末込1.7年

    = 1,250日 (1日8時間換算) = 週末込3.4年 = 週末無4.8年 たとえば、「2つの分野でプロになる」のを、普段の仕事だけで叶える なら、9.6年もかかるということです…これでは幾ら時間があっても、 足りないのは明白です そこを、誰かが代わりに学んだ履歴 (歴史) をギュッと圧縮し、超絶 に時間短縮してくれる最強のメソッドが、「読書」です
  5. 36 2-3.本という歴史を浴びるよう読み漁る 社会人になって、読書をしなくなる人が、かなり多いですが、ただで さえ忙しい社会人が、短時間で圧倒的な知識量を蓄えていくには、 読書以外の手は無いと思います…ただし、読み方にコツがあります ➢ 「積ん読」…これは絶対にダメ、「買って安心」とか意味無い ➢ 「買ったらすぐ読む」…これはかなり有効な良い習慣です ➢

    コツは、「最初から読まず、気になるところ『だけ』読む」 ➢ 「立ち読み」…最も効率良いです、買う本も厳選できます ➢ コツは、1冊を読み切ることと、週2回くらい、本屋に行くこと ➢ 「図書館で週2冊借りる」…これも〆切があり、良いです ➢ 「Amazonで週2冊買う」…年間100冊弱を読めます 継続して、切らさず読み続けることが、最も大事なコツになります
  6. 49 3-2.「バブル」から学ぶ 実は1600年代から130回のバブルが起きています (下記は抜粋) 1637 オランダでのチューリップ・バブル 17世紀 日本の江戸時代の荻原重秀の貨幣改鋳(金銀改鋳)による元禄バブル 1719年代 フランスでのミシシッピ計画

    1720年代 イギリスでの南海会社バブル事件(南海泡沫事件)、「バブル」の語源となった 1840年代 イギリスで鉄道会社の株に投資が殺到(鉄道狂時代) 1872 - 1879 日本の軍需の為の食肉毛皮需要によるウサギ飼育ブーム(ウサギバブル) 1915 - 1920 日本の株・土地・商品の上昇(大戦景気、大正バブル) 1920年代 米で第一次大戦の資金流入バブル、「暗黒の木曜日」で崩壊、世界恐慌に 1986 - 1991 日本の株と土地の異常な上昇でバブル 1992 - 1994 メキシコをはじめとする中南米バブル 1993 - 1997 東南アジアの不動産バブル、アジア通貨危機で崩壊 1999 - 2000 アメリカを中心に世界中のITバブル 2003 - 2006 世界中の不動産バブル、サブプライムローン問題で崩壊 2004 - 2008 世界中の原油資源バブル 2017 - 現在 仮想通貨
  7. 51 3-2.「バブル」から学ぶ こうした「人の心理的特性」は、幾ら技術が進歩しても、人の根本 的な特性 (心理面や生存本能) が、原始時代から何も変わって いないことを意味します これを 「穴居人 (けっきょじん)

    の原理」 と呼びますが、狩りをする 中で生き延び (扁桃体)、勝者として、あるいは交渉人 (前頂葉) として、多くを得つつ、子孫繁栄のためにモテようとし (視床下部)、 その一方で、穴ぐらの中で火を眺め、1日の疲れを癒やして安心を 得たい…という、原始脳のメカニズムです 「成功する (負けない)」ことが重視される、 一般生活や仕事でこれらは機能しますが、 市場においては、うまくいかない要因です
  8. 59 4.未来を予測する 「未来の技術予測なんて、できないよね」という論調が強めなので、 その背景について考えてみます 以下のような思考パターンだと、高確率で読み間違えます ✓ ゼロベースの憶測、空想の産物 ✓ 個人的な願望、自社利益誘導 ✓

    既存産業構造の延長で思考する ✓ 産業の伸びと、技術の進化は、必ずしも一致しない ✓ 現在の最新技術を把握していない ✓ 技術が、経済や人の暮らしを変えるチカラを過小評価する
  9. 60 4.未来を予測する 一方で、高精度な未来予測を行う思考パターンは、以下をベース に組み立てていきます ① 今日の最新技術やプロトタイプが成熟した結果で考える • 今、無い技術で想像する必要は無い ② 現代の物理法則や自然法則

    (4つの力) と矛盾しない • 物理法則や自然法則 (重力、電磁気力、弱い核力、強い 核力) の解明は、おおかた明らかにされており、その部分を 逆転させる技術の出現は見込めない ③ 「穴居人の原理」に反しない • テクノロジーが幾ら成立しても、それが人々に浸透するかは、 「穴居人の原理」に制約されるため、たとえば、「カッコ悪い」 ウェアラブルデバイスは、受け入れられない
  10. 65 5-1.未来を作る ~宣言的で予言的な活動~ 実は皆さんも、気付かないうちに、この「自己達成的予言」を実行 していたりします…たとえば、こんな口癖、ありませんか? ➢ 「私には、これはできない」 ➢ 「私はダメだな」 ➢

    「この技術には叶わない」 このような、ネガティブな自己達成的予言にも名前が付いていて、 「ピグマリオン効果」の反対語で、「ゴーレム効果」と呼びます そんなゴーレムさん (笑) に、1つ良いヒントをお伝えします 「未来のことは、良いことも、悪いことも、全て嘘」
  11. 68 5-2.エンジニア/非エンジニアに共通の学び方 ここまでの内容を、エンジニア/非エンジニア共通の学び方として、 そのエッセンスを整理すると、こうなります ① 「なぜ?」を持つこと、つまり「常識を疑う」 ② 動作するメカニズムを知る ③ 本という圧縮歴史を浴びるように読み漁る

    ④ 時代の変化を掴むには、成功体験は捨てる ⑤ 心理や周りに惑わされず、ファクトで思考する ⑥ まず歴史や先人の過去をサーベイする ⑦ 今あるものが成熟した姿を描く ⑧ 予測した未来を叶えるために学ぶ