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PythonでMapLibre GL JSを用いたWebGISを作ってみよう

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October 12, 2025
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PythonでMapLibre GL JSを用いたWebGISを作ってみよう

2025年10月12日(日)に専修大学生田キャンパスにて開催されたFOSS4G 2025 Japan コアデイの発表「PythonでMapLibre GL JSを用いたWebGISを作ってみよう」に使用した発表資料のスライド版です。

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October 12, 2025
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Transcript

  1. FOSS4G 2025 Japan 発表内容 ⚫ 自己紹介 ⚫ MapLibre GL JSとは?

    ⚫ MapLibre GL JSをPythonで扱うモチベーション ⚫ インストール方法 ⚫ 基本的な使い方 ⚫ デモ(使い方の例) ⚫ まとめ 3
  2. FOSS4G 2025 Japan 自己紹介 • 本名: 青木 亮祐(あおき りょうすけ) •

    出身: 静岡県東部地域 • 趣味: 地理空間情報と戯れる、ラジオを聴く、散歩、旅行... • 推し: 鬼頭明里さん、すそのん ←個人では「ぴっかりん」という名前で SNS等に生息してます 5
  3. FOSS4G 2025 Japan MapLibre GL JSをPythonで扱うモチベーション ⚫ Pythonは、GISデータのダウンロードや解析を行えるライブラリが あり、可視化まで行えるワークフローが構築可能 ⚫

    発表者自身が、深層学習モデルの開発を仕事で行っており、 Pythonを主に使っており、他の部署でフロントエンド部分を 開発している しかし、人的リソースの関係から簡単なフロントエンド部分を 開発することもある → Pythonで簡単にフロントエンドが構築できると嬉しい! 9
  4. FOSS4G 2025 Japan MapLibre for Python ⚫ MapLibre GL JSのPythonバイディング

    ⚫ Jupyter NotebookやShiny(ダッシュボード作成用フレームワーク)、 Streamlitなどと一緒に扱えるという利点もある 10 出典: https://eoda-dev.github.io/py-maplibregl/
  5. FOSS4G 2025 Japan 基本的な使い方 以下のスクリプトを実行すると、地図を表示するHTMLが保存される (専修大学 生田キャンパス周辺を表示) 13 from maplibre

    import Map, MapOptions # 最初に表示する場所やズームレベル、ピッチなどを設定 # 地図のスタイルとして、OpenStreetMapのライトテーマを指定 map_options = MapOptions( center=(139.5544361, 35.6112653), zoom=17, hash=True, style='https://tile.openstreetmap.jp/styles/osm-bright-ja/style.json', pitch=60, ) # 表示条件を地図に反映 m = Map(map_options) # HTMLファイルとして保存 temp_file = './01_basic_usage.html' with open(temp_file, "w") as f: f.write(m.to_html())
  6. FOSS4G 2025 Japan まとめ ⚫ MapLibre GL JSのPythonバイディングが登場し、 比較的モダンなWeb地図が作れるようになりました ⚫

    deck.glのレイヤーを表示したり、PMTilesの表示も可能 ⚫ leafmapを用いれば、さらにAIとの連携などの可能 Pythonでデータ処理を行っていた方も、この際にぜひフロントエンドに 触れてみると良いかも!? 22