Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

よりよいビジネスの「実現」のために エンジニアリングを発揮する

よりよいビジネスの「実現」のために エンジニアリングを発揮する

2025/2/19に開催したRecruit Tech Conference 2025の佐々木の資料です

Recruit

March 03, 2025
Tweet

More Decks by Recruit

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 本日話すこと 仕組みを作る「技術力」 x チームを動かす「影響力」 エンジニアである以上 仕組みを作る「技術力」は当然重要 その上で PdM や営業などを含めたチーム全員に 仕組みの恩恵を享受してもらい、

    ビジネス成果 (アウトカム) に繋げることも重要 『ゼクシィ』の新規事業である 『ゼクシィ オンライン招待状』での取り組みを共有 ・事例①: 「MVPフェーズ」において PdM を巻き込む ・事例②: 「拡販フェーズ」において 営業メンバーを巻き込む
  2. 佐々木 俊亮 社内の部活動「クラフトビール研究会」の副部長 二児の父 2019年にリクルートに新卒入社。 結婚領域を中心にアプリ開発、新規事業開発を担当。 現在は、 『ゼクシィ オンライン招待状』の開発リーダー 『ゼクシィ』アプリの

    TechLead を担当している。 経歴 / Career 趣味 / Hobbies プロダクトディベロップメント室 販促領域エンジニアリング1ユニット マリッジ&ファミリー・自動車・旅行領域エンジニアリング部 マリッジ&ファミリープロダクト開発グループ
  3. 本日話すこと 仕組みを作る「技術力」 x チームを動かす「影響力」 エンジニアである以上 仕組みを作る「技術力」は当然重要 その上で PdM や営業などを含めたチーム全員に 仕組みの恩恵を享受してもらい、

    ビジネス成果 (アウトカム) に繋げることも重要 『ゼクシィ』の新規事業である 『ゼクシィ オンライン招待状』での取り組みを共有 ・事例①: 「MVPフェーズ」において PdM を巻き込む ・事例②: 「拡販フェーズ」において 営業メンバーを巻き込む 再掲
  4. 常に動くモノを提供する 事例①: MVPフェーズ 取り組み ECR 実際に触った結果、修正事項をフィードバック 開発者 PdM Deploy (日次)

    ビルド マージ 使う FB 修正 反映 このサイクルを短期間で回すことで変更に強い開発サイクルを実現 小さな変更であればほとんどが翌日には反映されていた 開発環境
  5. トランクベース開発 + 継続的デプロイ トランクベース開発 長寿な feature ブランチを利用せずに main ブランチに小さく高頻度にマージしていく手法 これにより常に

    main ブランチの HEAD は最新の開発状況を反映 デグレに備えて、開発の初期から高いカバレッジの自動テストを整備 事例①: MVPフェーズ 常に動くモノを提供する main ブランチ feature ブランチ (1日 ~ 2日以内にマージ想定)
  6. トランクベース開発 + 継続的デプロイ 継続的デプロイ main ブランチにマージされた全てのコミットに対して docker image を作成し ECR*

    に push 日次で自動で最新のイメージを開発環境にデプロイ *Elastic Container Registery 事例①: MVPフェーズ 常に動くモノを提供する ECR Deploy (日次) ビルド
  7. 事例まとめ 事例①: MVPフェーズ 常に動くモノを提供し、作りすぎのムダを減らしたことで早期リリースを達成 トランクベース開発 + 継続的デプロイで日次で動くモノを提供することで 事前の過剰な計画を避け、現在動いているモノを起点として進める文化が根付いた 事例②: 拡販フェーズ

    「要望を挙げればすぐに反映される」文化を作り、短期間での47都道府県への導入に貢献 事例①の仕組みに加えて、リリーストレイン + Feature Toggle を導入し即座に本番にも反映 また積極的なコミュニケーションが発生するための地道な活動を通した文化づくり 仕組みを作る「技術力」とチームを動かす「影響力」を通じて、 恩恵を享受してもらい、ビジネス成果 (アウトカム) に繋げることができた