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オープンミラーリングで広がる Fabric ミラーリングの可能性 CData Sync を使っ...

オープンミラーリングで広がる Fabric ミラーリングの可能性 CData Sync を使った Salesforce の ミラーリング を実演

2025/10/6 19:00~ Microsoft Data Analytics Day(Online) 勉強会にて発表します!ご参加ください!
▽勉強会URL
https://sqlserver.connpass.com/event/367381/

▽アーカイブ(Youtube)はこちら!
Coming soon

# 対象読者
・ネイティブミラーリング扱えなかったSaaSや外部サービスをFabricにミラーリングしたい方
・SalesforceをFabricにミラーリングしたい方

# 目次
・Fabric ミラーリング 概要
 ・Fabric ミラーリング とは? ~メリットを紹介~
 ・なぜミラーリングするか?~よくある要件を4つに分類~
 ・ミラーリングしたデータの活用ステップ ~ミラーリングはまだ入り口でしかない~
 ・ミラーリングの種類 ~データソースの公式サポートがあるかないか~
・Open Mirroring活用
 ・オープンミラーリングとパートナーソリューション ~CData syncがおすすめ!~
 ・CData syncを使ったオープンミラーリング試してみた!
 ・Salesforce ミラーリング
  ・前提
  ・設定手順概要
  ・構成図とミラーリング処理時間の結果
  ・初回ミラーリング(1000レコード):約6分
  ・UPDATE(1レコード) :約6分
  ・INSERT(1レコード) :約3分
  ・CData syncによるスケジュール設定
  ・良かった点・注意点・課題点
・まとめ
・参考資料

👉関連 Qiita記事はこちら:
・Fabricミラーリング完全ガイド:基礎からOpen Mirroring、コスト、活用事例まで  
  https://qiita.com/ReijiOtake/items/578ecd9a2e4b97792339
・SalesforceをFabricにミラーリングする方法~Open MirroringとCData Syncの活用でニアリアルタイムでの連携が可能
  https://qiita.com/ReijiOtake/items/e5b4cf4aae550dddd8d2
・KintoneをFabricにミラーリングする方法~Open MirroringとCData Syncの活用でニアリアルタイムでの連携が可能~
  https://qiita.com/ReijiOtake/items/26c8a1b2b2e193cd091a

(English Description)
# Target Audience
・Those who want to mirror SaaS or external services in Fabric that are not supported by native mirroring
・Those who want to mirror Salesforce in Fabric

# Table of Contents
・Overview of Fabric Mirroring
 ・What is Fabric Mirroring? ~Introducing the benefits~
 ・Why do we mirror? ~Four common requirements~
 ・Steps 4 leveraging mirrored data ~Mirroring is only the starting point~
 ・Types of Mirroring ~Depending on whether the data source is officially supported or not~
・Utilizing Open Mirroring
 ・Open Mirroring and partner solutions ~CData Sync is highly recommended!~
 ・Trying Open Mirroring with CData Sync!
 ・Salesforce Mirroring
  ・Prerequisites
  ・Setup procedure overview
  ・Architecture and mirroring time results
  ・Initial mirroring (1,000 records): approx. 6 minutes
  ・UPDATE (1 record): approx. 6 minutes
  ・INSERT (1 record): approx. 3 minutes
  ・Scheduling with CData Sync
  ・Key benefits, points of caution, and challenges
・Summary
・References

👉 Related Qiita Articles:
・Complete Guide to Fabric Mirroring: From Basics to Open Mirroring, Costs, and Use Cases
  https://qiita.com/ReijiOtake/items/578ecd9a2e4b97792339
・How to Mirror Salesforce in Fabric: Achieve Near Real-Time Integration with Open Mirroring and CData Sync
  https://qiita.com/ReijiOtake/items/e5b4cf4aae550dddd8d2
・How to Mirror Kintone in Fabric: Achieve Near Real-Time Integration with Open Mirroring and CData Sync
  https://qiita.com/ReijiOtake/items/26c8a1b2b2e193cd091a

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大竹礼二(REIJI OTAKE)

September 24, 2025
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Transcript

  1. Microsoft Data Analytics Day (Online) 勉強会 2025.10.06 大竹 礼二 オープンミラーリングで広がる

    Fabric ミラーリングの可能性 CData Sync を使った Salesforce の ミラーリング を実演
  2. 自己紹介 ⚫大竹礼二 ⚫所属:株式会社ジール ⚫経歴:2024年4月 新卒入社 ⚫仕事 ⚫ Microsoft Fabricでのデータ分析基盤開発 ⚫

    Power BI でのレポート開発 ⚫ Azureでのクラウド基盤開発 ⚫ Etc..(Copilot Studio, Databricks, Snowflake) ⚫My Youtube・Qitta・X ⚫ Microsoft Fabric 学習チャンネル ⚫ ReijiOtake – Qiita ⚫ Reiji Otake(大竹 礼二)(@reireireijinjin)さん / X ⚫保有資格 ⚫データベーススペシャリスト ⚫DP-700(Fabric Data Engineer Associate) ⚫Databricks Certified Data Engineer Associate ⚫基本情報技術者試験 ⚫AZ-900、DP-900、PL-900 ⚫Etc..
  3. Fabric ミラーリング とは? ~メリットを紹介~ ニアリアルタイムでのデータ取り込み 外部システムの最新データをそのままFabricに持ち込める 複雑なETL処理を回避できる 数クリックで同期が開始でき、導入がシンプル ストレージコストが実質無料・ミラーリングコストも無料 例)F64では64TBまで無料

    ソースデータベースに分析の負荷を与えることはない OneLake上に作成されたレプリカは Fabric による全てのデータ分析に利用可能 Direct Lakeモードに対応 Power BIから効率的かつ高速にデータ参照できる ミラーリング機能によりETL無しで データをレプリケーションし、Fabric上でのほぼリアルタイム分析が可能
  4. ミラーリングしたデータの活用ステップ ~ミラーリングはまだ入り口でしかない~ Lv.1 そのまま使う(SQLエンドポイントからクエリする) ミラーリングテーブルをプレビューしたり、SQLを投げてそのまま分析 Lv.2 そのままBIにする(Power BIで可視化) ミラー化DBからセマンテックモデル作成 →

    レポート作成 ミラーリングテーブルがそのままデータマート(Gold)レベルのとき Lv.3 ショートカットを駆使する LHからミラー化DBのテーブルをショートカットする LV4以降を実施するために必須のアクション Lv.4 加工する ショートカットテーブルをFabric ETLアイテムを使って通常のテーブルと同じように加工 ミラーリングテーブルがBronzeレベルの場合、SilverやGoldレベルへ昇格させる Lv.5 リバースETL パイプライン等を用いてFabric内で整形・加工したデータを再び外部システムやSaaSに書き戻す
  5. CData Sync | ノーコードで始めるETL / ELT パイプライン GUIで設定できるので簡単 コードを書く必要がなく、画面操作だけで接続~ミラーリングまで完結 日本語サポートがある

    国内ユーザーでも安心して問い合わせできる 豊富なコネクタ 例)F64では64TBまで無料 日本独自サービスにも強い負荷を与えることはない Kintoneやマネーフォワードなど、海外製品にはないコネクタが揃っている オープンミラーリングはパートナーソリューションの利用が必要になる オープンミラーリングとパートナーソリューション ~CData syncがおすすめ!~
  6. Salesforce ミラーリング ~前提~ 以下が必要になります Fabric 環境 試用版容量でも可 今回はF64 Salesforce(Sales Cloud)

    今回はTrailhead環境 CData sync オンプレミス版・クラウド版どちらでも可 トライアルでも可 トライアル期間: オンプレミス版:30日 クラウド版 :14日 CData Sync 無償トライアルでデータパイプラインの構築を今すぐスタート | CData Sync | ノーコードで始めるETL / ELT パイプライン
  7. 良いところ • 簡単な設定でニアリアルタイムの連携が可能 • Salesforceのオープンミラーリングでは、CData側で増分更新用の主キーを自動設定してくれるため、追加の開発が不要。また、ランディング ゾーンの削除ロジックも標準で対応 • スケジュール実行が容易で、1分単位など細かい間隔でカスタマイズ可能。(差分連携もばっちり) 注意・課題 •

    ランディングゾーンへの反映は即時だが、Parquetファイルからテーブル化までには一定の時間を要する • ミラーリング処理処理はFSKUの性能に依存する • ミラーリング処理はメトリックアプリでは状況を把握しづらく、実行ログの可視化も限定的 • GUI上でより詳細な実行状況を確認できるようになることを期待 • 現状は「自前でリアルタイムダッシュボードを作成」する必要がある • ミラー化されたデータベース レプリケーションの監視 - Microsoft Fabric | Microsoft Learn • 通知機能が欲しい • ミラー化テーブルに対してSQLを実行した場合は、分析処理に応じたCU消費が発生する(当然ながら追加コストとなる点に注意) Salesforce ミラーリング ~感想~ 更新中
  8. Fabric オープンミラーリング + CData Sync 複雑な仕組みを開発する必要なく、短時間でお好みのデータをFabricに集約 高コスパ 導入も運用も省コスト それでいて柔軟に拡張可能 ニアリアルタイム

    ソースの最新データを分単位で Fabricへ反映 可能性∞ CData Syncの豊富なコネクタの活用で あらゆるシステムをミラーリング可能 数クリック 複雑な設定不要 GUIで構築完了 オープンミラーリングでデータのサイロ化から抜け出そう! これまでネイティブミラーリング扱えなかったSaaSや外部サービスもFabricに取り込めるように
  9. 参考資料 ▼ Mirroringとは ミラーリング - Microsoft Fabric | Microsoft Learn

    Microsoft Fabric - 価格 | Microsoft Azure ▼ Open Mirroringとは ミラーリングを開く - Microsoft Fabric | Microsoft Learn Open Mirroring ランディング ゾーンの要件と形式 - Microsoft Fabric | Microsoft Learn Microsoft Fabric でのオープン ミラーリングに関してよく寄せられる質問 - Microsoft Fabric | Microsoft Learn オープン ミラーリング パートナー エコシステム - Microsoft Fabric | Microsoft Learn ▼CData CData Sync がオープンミラーリングで MS Fabric のサポートを拡張 CData Sync がMicrosoft Fabric 連携を強化!OneLake/Open Mirroring へのレプリケーションに対応