Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Microsoft Learn MCP/Fabric データエージェント/Fabric MC...

Microsoft Learn MCP/Fabric データエージェント/Fabric MCP/Copilot Studio-簡単・便利なAIエージェント作ってみた

2025/7/29 19:00~ Microsoft Data Analytics Day(Online) 勉強会にて発表します!
▽勉強会URL
https://sqlserver.connpass.com/event/360722/
▽アーカイブ
今後公開予定

# 対象読者
Microsoft Fabric、Copilot Studio、AI エージェント開発に興味のある方

# 目次
1️⃣ Microsoft Learn 公式 MCP サーバーを使ったCopilot Studio AI エージェントをTeamsで共有
 ・Microsoft Learn Docs MCP sever でできること
 ・MS Docs Agent 作成フロー
2️⃣ おまけ:Copilot Studio以外でもMS Docs MCPにつなげてみた
 ・【MS Learn MCP】Copilot Studio vs Cursor・Claudeメリット・デメリット
 ・CursorからMS Learn MCPつなげてみた
 ・ClaudeからMS Learn MCPつなげてみた
3️⃣ Fabric データエージェント×Copilot Studio でマルチエージェントを作成
 ・FabricデータエージェントがCopilot studioから接続可能になりました
 ・Fabricデータエージェントとは
 ・Fabric データエージェントの使用イメージ( Power BI(web) の場合)
 ・Fabricデータエージェント やってみた!
 ・Fabricデータエージェント × Copilot Studioやってみた!
 ・Fabricデータエージェント × Copilot Studio の所感
4️⃣ Fabric MCP を Cursorからつないでみた
 ・公開されているFabric MCP
 ・Microsoft Fabric mcpで使える5つのツール
 ・Fabric MCP を Cursorからつないでみた
その他
 ・直ぐにMS Docs MCPをご活用いただくために

👉関連 Qiita記事はこちら:https://qiita.com/ReijiOtake/items/809e20aeac5efa276c3a

More Decks by 大竹礼二(REIJI OTAKE)

Other Decks in Technology

Transcript

  1. Microsoft Data Analytics Day (Online) 勉強会 2025.7.29 大竹 礼二 Microsoft

    Learn MCP/Fabric データエージェント /Fabric MCP/Copilot Studio 簡単・便利なAIエージェント作ってみた
  2. 目次 ⚫ Microsoft Learn 公式 MCP サーバーを使った Copilot Studio AI

    エージェントをTeamsで共有 ⚫ おまけ:Copilot Studio以外でもMS Docs MCPにつなげてみた Fabric データエージェント×Copilot Studio でマルチエージェントを作成 !? Fabric MCP を Cursorからつないでみた
  3. 自己紹介 ⚫大竹礼二 ⚫所属:株式会社ジール ⚫経歴:2024年4月 新卒入社(2年目) ⚫仕事 ⚫ Microsoft Fabricでのデータ分析基盤開発 ⚫

    Power BI でのレポート開発 ⚫ Azureでのクラウド基盤開発 ⚫ Etc ⚫My Qitta・X ⚫ ReijiOtake – Qiita ⚫ Reiji Otake(大竹 礼二)(@reireireijinjin)さん / X ⚫保有資格 ⚫データベーススペシャリスト ⚫DP-700(Fabric Data Engineer Associate) ⚫Databricks Certified Data Engineer Associate ⚫基本情報技術者試験 ⚫AZ-900、DP-900、PL-900 ⚫Etc..
  4. Microsoft Learn Docs MCP sever でできること Microsoft Learn MCPサーバーは、Microsoftの公式技術文書に特化した専用のMCPサーバーです MCPは、AIアシスタントが外部のデータソースやツールに安全にアクセスするための標準的な接続プロトコル

    ×従来のAI(Chat GPT etc…)の課題 • 情報源が不明確 • 古い情報のリスク • 企業での導入障壁 • 信頼性セキュリティの懸念 Microsoft Learn MCP + Copilot Studioの 解決策 • 公式ドキュメント限定による情報源の高信 頼性 • 情報源のリアルタイム性 • Teams統合 Teams展開のメリット • ユーザーは新しいツールを覚える必要はなく、いつものTemas環境で高品質な技術情報に アクセス • 組織全体の開発効率の向上 • Microsoft 365の認証セキュリティ基盤を活用し、企業のコンプライアンス要件を満たす
  5. MS Docs Agent 作成フロー ①カスタムコネクタの作成 ②エージェントの作成 ③テスト ④Teamsに公開 • ツールからカスタムコ

    ネクタを選択 • Power Appsのカスタム コネクタ画面に遷移 • OpenAPIファイルをイ ンポートを選択 • 準備したyamlファイル をアップロード • Microsoft Learn MCP サーバー用のコネクタ が完成 • エージェントを新規作 成 • エージェントの名前を 変更 • 「指示」を追加 • ツールのツールを確認 • 初回質問時は接続を作 成する • エージェントに質問す る • 提供された文章を確認 • 提供された参考リンク がMicrosoft Learnであ ることを確認 • チャネルタブから TramsとMicrosoft 365 Copilot を選択 • エージェントの公開 • 詳細設定画面で 「Teamsの設定」を変 更 • 「共有の管理」対象 ユーザーを指定して権 限を付与 ※teamsのチャネルに公開 するには別途エージェント のソリューション化が必要 How to package a Copilot Studio agent into a solution
  6. 共有 〇 チームで共有可能 × 個人 柔軟性 × MS Learn以外の質問には答えられない 〇

    MS learnからの出力をもとに ディスカッション可能 信頼性 〇 MS Learnの情報に忠実 情報がないときはその旨をが記載される △ インターネットの情報や学習済みの情報 が含まれている可能性がある 料金 テナントライセンス、従量課金ライセン ス、M365Copilot ライセンスが必要 無料ライセンスで一部の機能を使用可能 2025年7月時点ではMCPの使用には有料 プランが必要 VS code + git hub Copilot なら無料 【MS Learn MCP】Copilot Studio vs Cursor・Claude Copilot Studio Claude Cursor
  7. FabricデータエージェントがCopilot studioから接続可能になりました Fabric Data Agents + Microsoft Copilot Studio: A

    New Era of Multi-Agent Orchestration (Preview) | Microsoft Fabric Blog | Microsoft Fabric
  8. Fabricデータエージェントとは Fabric ワークスペース ユーザー 制限事項 ・パブリックプレビュー ・非構造化データにアクセス不可 ・英語以外は公式にはサポートされていない(日本語で回答してくれることは確認済み) ・質問に対してグラフなどを使った可視化は不可能 データソース

    データストア(ウェアハウス/レイクハウス) データフローGen2/ データパイプライン ・テーブルA ・テーブルB ・テーブルC : : セマンティックモデル セマンティックモデル 各ドメインに特化した データエージェント : : : : Power BI(web) Copilot/ AI Foundry/ Copilot Studioから データエージェントを選択し、 質問 塗りつぶしの部分は データエージェントの参照範囲 • Fabric データ エージェントを使用すると、簡単な英語の質問を使って、組織の Fabric OneLake に保存されているデータについて会話し、関連す る回答を受け取ることが可能 • Fabric データ エージェントは、レイクハウス、ウェアハウス、KQL データベース、Power BI セマンティック モデルなど、任意の組み合わせで最大 5 つ のデータ ソースをサポート • Fabric データ エージェントの構成は、Power BI レポートを作成するのと似ている。まず、ニーズを満たすように設計と調整を行い、同僚がデータを 操作できるように公開して共有 • 精度と関連性を高めるために、広範な質問を処理するのではなく、特定のドメインまたはユース ケースに重点を置いたデータ エージェントを設計
  9. Fabric データエージェントの使用イメージ( Power BI(web) の場合) ファブリック データ エージェントのシナリオ (プレビュー) -

    Microsoft Fabric | Microsoft Learn ←①Power BI(web) Copilotからデータエージェ ントを選択 ↓②自然言語で質問
  10. よかった点 • 構築が簡単!GUIのみで構築できる 課題 • CU消費が想像より大きい • データ エージェントの従量課金 -

    Microsoft Fabric | Microsoft Learn • アウトプットの精度に差がある • Fabricデータエージェント単体 > データエージェント×Copilot Studio 期待すること • 以下の構成でFabricを使用しないビジネスユーザーからもFabricのデータにTeamsから問い合わせ可 能 • さらに、 Copilot Studioにてデータエージェントを複数まとめたマルチエージェントが作成可能 →Fabricデータエージェントの窓口が一つになるのでは?? Fabricデータエージェント × Copilot Studio の所感 マルチエージェント化 ユーザー Fabricのデータ について 問い合わせ 公開
  11. Microsoft Fabric mcp 今回はCursorから使用 MCPに含まれる5つのツール 1. list_workspaces Fabricテナント内の「ワークスペース一覧」を取得します。 2. list_lakehouses

    指定したワークスペース内の「Lakehouse一覧」を取得し ます。 3. list_tables 指定したLakehouse内の「テーブル一覧」を取得します。 4. get_all_schemas 指定したLakehouse内の「全テーブルのスキーマ情報」を まとめて取得します。 5. get_table_schema 指定したLakehouse内の「特定テーブルのスキーマ情報」 を取得します。 Microsoft Fabric mcpで使える5つのツール FabricのMCPの構築方法が公開されています! microsoft_fabric_mcp ワークスペース一覧やレイクハウス一覧など 参照のみ Microsoft Fabric MCP 5つのツールを試してみた!- Cursor AI連携で レイクハウススキーマ情報取得が効率化 #AIエージェント - Qiita
  12. 直ぐにMS Docs MCPをご活用いただくために Copilot studioのカスタムコネクタに使用したYamlの内容 swagger: '2.0' info: title: Microsoft

    Docs description: Microsoft DocsのMCPサーバーに接続します。Copilot Studio用 version: 1.0.0 host: learn.microsoft.com basePath: /api schemes: - https paths: /mcp: post: summary: Microsoft Docs MCP Server x-ms-agentic-protocol: mcp-streamable-1.0 operationId: InvokeMCP responses: '200': description: Success Copilot studioの「指示」のプロンプト 一般的なナレッジは利用しないでください。 以下のステップを漏れなく実行してください。 1. ユーザーから検索キーワードを取得します。 2. 指定されたキーワードでツール microsoft_docs_search を実行します 3. Outputのcontentを表示します
  13. 参考資料 ▼MSDocs mcpの公式 Github MicrosoftDocs/mcp ▼MSDocs mcpの活用方法(Copilot Studio、Cursor、VS codeなどから使う方法) 【CopilotStudio】Microsoft

    Learn MCPサーバーにカスタムコネクターで接続 – MoreBeerMorePower Microsoft Docs 公式 MCP サーバーを使って Microsoft のドキュメントを読みやすくする ▼Copilot Studioのエージェントをソリューションにする方法 How to package a Copilot Studio agent into a solution ▼Copilot studioの料金について Copilot 機能拡張オプションのライセンスとコストに関する考慮事項 【確認記録】Microsoft 365 Copilot ライセンス利用して作成した Copilot Studio Agent はどのように Teams での共有がで きるか #MCP - Qiita