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QA経験2年で1人目QAになって感じた 課題と改善策

QA経験2年で1人目QAになって感じた 課題と改善策

2022/05/24 tech street にて登壇した際の資料です。
▼tech street
https://www.tech-street.jp/entry/2022/05/11/103513
iCAREのQAEチームの成り立ちから取り組みについてお話ししました。

\採用についてのご案内/
・QAエンジニア
https://www.wantedly.com/projects/911479
・シニアQAエンジニア
https://www.wantedly.com/projects/911483

rinazenimaru

May 25, 2022
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Transcript

  1. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 2 目次
 1. 自己紹介


    2. 会社概要
 3. チームの成り立ちから現在
 4. 取り組みと感じた課題
 5. 改善策と結果
 6. これからの取り組み

  2. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 4 1. 自己紹介
 •

    名前:銭丸 莉奈(ぜにまる りな)
 
 • あだ名:ぜに、じぇにー
 
 • 所属:株式会社iCARE
 Devチーム QAEチーム
 
 • twitter:@rina_zeni
 

  3. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 5 1. 自己紹介 テスターとして


    スマホ向けアプリの
 企業へ入社
 高校卒業後、
 機械部品の品質管理
 音響スタッフを経験
 JSTQB FLに合格 QA担当として
 テストケース作成や
 テスト実施の
 管理業務を開始
 iCAREに入社🎉
 2015年4月 2020年1月 2019年1月 2021年6月 • 経歴

  4. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 7 2. 会社概要
 株式会社iCARE


    
 • 自社プロダクト『Carely』
 ◦ 企業向けSaaS
 ◦ 健康管理システム

  5. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 9 3. チームの成り立ちから現在 【QAEチーム発足時の状況】


    
 • 入社時点でエンジニアの人数:25人程度 ※パートナー&業務委託含む
 
 • 開発チーム内で3チームに分かれている
 
 • 各チームで新機能のプロジェクトを並行して進めている
 ◦ リリース頻度はプロジェクトによるが平均的に1~3ヶ月に1回 ◦ ミニウォーターフォールのような開発手法 
 • プロジェクトとは別に週に1回定常リリースがある
 
 • QAEチーム発足まではエンジニア各自でテストを実行

  6. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 10 3. チームの成り立ちから現在 2022年5月

    現在 2021年11月 2021年6月 アルバイトメンバーjoin🎉 入社& QAEチーム発足 🎉 現在の チームメンバー:  2名
  7. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 12 4. 取り組みと感じた課題
 【発足当時〜のチームの取り組み】


    
 • 毎週1回の定常リリースに対して、
 重要項目リストのリグレッションテストを実施
 
 • 各プロジェクトに対して、
 QAEチームのスケジュールにおいて可能なプロジェクトのみテスト実施
 
 • 新機能リリースに伴う一部ドキュメントの更新
 
 • 社内外の改善要望のチケット化、進捗確認などの対応
 
 • 社内の新入社員向け研修の一部を担当 etc.
 
 

  8. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 13 4. 取り組みと感じた課題 •

    課題1
 ◦ リリース直前にテスト実施の依頼が多発し業務がひっ迫 
 • 課題2
 ◦ 定常リリースのために毎週実行するリグレッションテストの工数が膨大 ▪ 1回300ケース
 
 • 課題3
 ◦ チームメンバーのテストに関する知識や経験が浅く、 テスト実施に対して自信が持てない

  9. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 15 5. 改善策と結果 •

    課題1
 ◦ リリース直前にテスト実施の依頼が多発し業務がひっ迫
 
 • 改善策1
 ◦ バグを発見ではなく防止をしていくのが
 QAEチームの理想だということを全社に対して啓蒙活動
 
 ◦ 全てのプロジェクトのキックオフmtgに参加し、
 プロジェクトの上流工程でどのようにQAEチームがテストを行うか、PMと相談
 
 ◦ リアルタイムな業務のガントチャートを作成し、
 QAEチームのリソースの見える化を図る

  10. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 16 5. 改善策と結果 その結果...


    
 
 • 依頼がきてからキャッチアップするのではなく、
 概要や進捗が見えるためテスト計画がしやすくなった🎉
 
 • テストに対してエンジニア側の関心が高くなり、
 積極的にテストケース作成に協力してくれるようになった🎉
 
 • 限られたリソースの中で、プロダクトにおいて優先度が高いタスクに着手
 できるようになった🎉
 
 • リソースが圧倒的に足りないことを再確認🌀
 
 

  11. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 17 5. 改善策と結果 •

    課題2
 ◦ 定常リリースのために毎週実行するリグレッションテストの工数が膨大 
 • 改善策2
 ◦ ローコードテストツール『mabl』を導入
 ▪ 週に1回1時間、
 チーム内外のメンバーと自動テストを作成する時間を確保
 

  12. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 18 5. 改善策と結果 その結果...


    
 • 約300ケースあるリグレッションテストの5%にあたる
 15ケースのテスト自動化に成功🎉
 
 ◦ 時間的な効果は10分〜15分程度削減
 ◦ 現在もテスト自動化の作業時間兼勉強会を継続
 
 

  13. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 19 5. 改善策と結果 •

    課題3
 ◦ チームメンバーのテストに関する知識や経験が浅く、
 テスト実施に対して自信が持てない
 
 • 改善策3
 ◦ 週に1回1時間、チーム内外のメンバーと勉強会を開催
 ▪ 『Agile Testing Condensed』の輪読会
 ▪ 『ソフトウェアテスト技法の練習帳』の実施
 

  14. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 20 5. 改善策と結果 その結果...


    
   まだ明確な結果は出ておらず...下記に期待です!
 
 • チームメンバーの基礎的な技法の理解とそれを活かしたテストケース作成
 
 • QAEチーム外のメンバー(エンジニア/デザイナー)と取り組むことで
 コミュニケーションが取れる、品質に対してのエンゲージメントが高まる
 
 • 実装者自身の動作確認の精度の向上

  15. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 21 5. 改善策と結果 【これまでの取り組みを通しての個人的に成長したこと】


    
 • 前職のスマートフォン向けアプリのQAだった時よりも
 行動力が飛躍的に上がった
 ◦ 自分の裁量でいくらでも結果が変わるので、 自分がやるしかないという気持ちで色々なことに挑戦できた
 
 
 

  16. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 23 6. これからの取り組み 


    • 上流、実装段階で、開発者や開発チーム外を巻き込んで
 テストを作り上げていく🔥
 
 • テストや品質管理について、めげずに社内へ情報発信🔥
 
 • リソースが圧倒的に足りないため、採用を強化🔥

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