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エムオーテックスの現場_-_SaaSプロダクトのアーキテクチャ変革と技術負債解消の道のり
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Sho
March 07, 2025
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エムオーテックスの現場_-_SaaSプロダクトのアーキテクチャ変革と技術負債解消の道のり
Sho
March 07, 2025
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Transcript
© MOTEX Inc. SaaSプロダクトのアーキテクチャ変革と技術負債解消の道のり 2025年2月28日 エムオーテックス株式会社 サービス開発1部 サービス戦略課 桑名 翔
2 © MOTEX Inc. 自己紹介 名前:桑名 翔 (くわな しょう) 所属:エムオーテックス株式会社
2018年入社 サービス開発1部 戦略課 業務:技術的負債の解消 開発チームの生産性向上 趣味:スノーボード ゲーム(FPS) 資格:
3 © MOTEX Inc. 会社概要 会 社 概 要 会
社 名 エムオーテックス株式会社 代表取締役社長 宮崎 吉朗 設 立 1990年7月 従 業 員 数 463名(2024年4月現在) 株 主 京セラコミュニケーションシステム株式会社 (2012年から資本参加) 事 業 内 容 自社製品の開発・販売、サイバーセキュリティのコンサ ルティング・ソリューション導入・運用監視サービス 本 社 大阪市淀川区西中島5-12-12 エムオーテックス新大阪ビル 東 京 本 部 東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー 22階 名 古 屋 支 店 名古屋市中区錦1-11-11 名古屋インターシティ 3階 九 州 営 業 所 福岡市博多区博多駅前1-15-20 NMF博多駅前ビル 2階 長 崎 In novation L a b 長崎県長崎市出島町1-41 クレインハーバー長崎ビル 3階 拠 点 エムオーテックス株式会社(MOTEX)は、 大阪・関西万博の運営参加サプライヤー (LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版)です。
4 © MOTEX Inc. LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版 3つの特長 PC・スマホ・タブレットの一元管理をクラウドで実現 「使いやすい」管理コンソールで、充実の「IT
資産管理機能」と「MDM 機能」を実装 Apple・Google の認定プログラム対応 充実の「モバイル管理」 充実の PC 管理 操作ログ・セキュリティ PC 管理に必要な機能を網羅 IT review 顧客評価No.1※ 使いやすい管理コンソール ※ IT 資産管理、ログ管理、MDM・EMM、統合運用管理の4部門でLeaderを獲得
5 © MOTEX Inc. LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版 の歴史
6 © MOTEX Inc. LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版 の歴史
7 © MOTEX Inc. 2012年 LanScope An のアーキテクチャ • 2012年、LanScope
An をリリース • オンプレミス版と同じシングルテナントに近い構成をとっており、一定のテナント数までは運用できていた が、データベースやテーブルが増え、Web サーバーも追加し、運用コストが高くなり性能限界が見えてきた • スケールアップして性能確保するにも CPU やメモリも限界がある
8 © MOTEX Inc. 2018年、スケーラブルな設計を考慮したアーキテクチャへ • 性能問題を解決するため、テナントが増えてもコストをかけることなくスケーラブルに対応できるように、 サーバレスアーキテクチャを取り入れて、オートスケーリング対応のマネージドサービスの活用を検討した • またコストメリットもあるマルチテナント型を採用した
• 継続的な値下げの実績があり、上記を満たすことができるAWSを採用した
9 © MOTEX Inc. 並行稼働期間 • バージョンアップとは言いながら、システムが完全に置き換わるためクライアントアプリケーションの入れ 替えが必要だった • スマートフォンは2~3年で入れ替えが発生するため、端末の入れ替え時にVer3.0に移行していただけた
• 2021年9月のサービス終了までの期間は並行で運用し、新機能はなくても新OSへの対応は行っていた Ver2.7 Ver3 アプリケーション 入れ替え
10 © MOTEX Inc. 2020年、Windows管理機能の大幅強化 • オンプレミス版のPC管理機能を統合し、プロダクト価値を拡大 • 当時、PC管理機能の実現のために新規メンバーが多数参画 •
新規参画メンバーを中心に実装 • 結果としては、IT資産管理ツールの市場を牽引する製品となっている • 以降、アーキテクチャの面では、以下のような課題が出てきた • サービスの過剰な分割と密結合 • 開発チームの担当領域の重複 • 一貫性のないユーザー体験
11 © MOTEX Inc. 課題が発生するに至った背景 • 知識不足 • DDDやマイクロサービスに関する知識が不足 •
チーム体制の変化 • 特定のコンテキストを担当するチーム体制から管理対象のOS単位のチーム体制へ 資産チーム クライアント チーム 設定チーム Android チーム iOSチーム PCチーム ...etc ...etc
12 © MOTEX Inc. 顕在化した課題 • サービスの過剰な分割と密結合 • 変更容易性の低下 •
所有意識の低下 • サービスが大きくなり全体に対する所有意識を維持できなくなってきている • 今後、性能面で問題が発生しそうな既存のアーキテクチャが見直されづらい • 開発チームの担当領域の重複 • OS単位で機能開発する場合に開発領域が重複し、予期せぬ結果を招く • 一貫性のないユーザー体験 • 各OS向けの機能が分散しており、ユーザー体験が一貫していない LANSCOPE 管理画面 お客様 資産情報取得設定 位置情報取得設定 MDM操作ログ取得設定 PC操作ログ取得設定 同じ操作ログ取得の 設定なのにOSによって 動線が異なる
13 © MOTEX Inc. 課題解消のためのアプローチ • イベントストーミングの実施 • 低凝集となっているものを集約するPoCの実施 •
責任範囲を明確にした組織への移行 • 学習文化の醸成
14 © MOTEX Inc. イベントストーミング 3日間かけて20人くらいで缶詰状態で実施
15 © MOTEX Inc. イベントストーミングを経て • 一部機能ではあるが、現状の整理ができた • 今後の具体的なアクションを決めることができた •
PoCチームを1つ作って、ストラングラーフィグパターンで目指すゴールに向かえるかの検証を開始 PoCチームで ここを作って みることに
16 © MOTEX Inc. • 改めて、今後の製品の方向性も含めて、あるべき姿とやるべきことを考え直した • 責任範囲を明確にした組織への移行 • 増えすぎたイベントサブスクライバーの整理
• 特定範囲内でのコンテキストの統合、など PoCの結果 • 原理原則通りにはいかない • チーム数の課題 • 実現したい価値とのギャップ • 統一の難易度が高い、など MDMチーム ログチーム PCチーム 資産チーム 原理原則を目指すとゴールが 10年以上先になりそう コンソール設定 チーム
17 © MOTEX Inc. • 学習文化の醸成 • AWSのベストプラクティスの輪読会の実施 • ゴールデンパスの提供と解説
責任範囲を明確にした組織への移行 • 所有者意識の醸成 • 既存アーキテクチャの見直し • 運用の最適化 • 価値の最大化 スムーズに進められるように テックブログ 社内でAWS のベストプラクティス輪読会を実施してみた
18 © MOTEX Inc. さいごに • 戦略課として、技術的な負債を解消していくために外のことを知る機会をたくさん作った • コミュニティ •
セミナー • 読書、など • 結果として、さまざまな提案や実践ができた • より良い価値をより早く提供していけるように、新たなチーム体制で来期頑張っていきたい