Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Data Storytellingについて: Data Visualizationからの解釈と...

Satoshi Ganeko
January 17, 2025
110

Data Storytellingについて: Data Visualizationからの解釈と、クラウドデータ基盤との関わり

2025/1/17
Snowflake x Salesforce User Group (#SF2UG) オンサイト ミーティング #1
での発表資料です。

Satoshi Ganeko

January 17, 2025
Tweet

Transcript

  1. 本家、Iron Vizでの定義は? ストーリーテリング • 明確なストーリーが語られている。 • ストーリーはビジュアライゼーション とガイドを通じて流れ、見る人を洞察 へと導いている。 •

    ビジュアライゼーションとアニメー ションが語られているストーリーをサ ポートしている。 • ストーリーには独自のアイデアや視 点が含まれている。 • 語られているストーリーには、ビ ジュアライゼーションを高める複雑性 やニュアンスがある。 • ストーリーテリングはビジュアライ ゼーション全体を通じて興味を引きつ け、維持している。 Storytelling • A clear story is being told • Story flows through visualizations and guides consumers from question to insight • Visualizations and animations support the story being told • The story includes a unique idea or perspective • The story being told has complexity/nuance that elevates the visualizations • Storytelling captures and maintains interest throughout the entire visualization https://www.westlakeanalytics.com/blog/iron-viz-a-spotlight-on-storytelling
  2. Webでの定義紹介 グ ラ フ ィ カ ル ユ ー ザ

    ー イ ン タ ー フ ェ イ ス , テ キ ス ト , ア プ リ ケ ー シ ョ ン 自 動 的 に 生 成 さ れ た 説 明 テ キ ス ト 自 動 的 に 生 成 さ れ た 説 明 ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト , 人 , ノ ー ト パ ソ コ ン , 屋 内が 含 ま れ て い る 画 像 自 動 的 に 生 成 さ れ た 説 明 *クリックすると各サイトに飛びます。
  3. 生成AIの回答例 データストーリーテリングとは、データを使って物語を伝える技術や方法のことを指します。データ分析の結果 を単に提示するのではなく、データを基にして一貫したストーリーを作り上げることで、情報をより理解しやす く、記憶に残りやすくすることを目的としています。 以下の要素が含まれます。 1. データの収集と分析: 信頼性のあるデータを収集し、適切な分析を行うことが基本です。 2. ストーリーテリングの構成:

    データの背景や文脈を理解し、それを基にしてストーリーを構築します。ストーリーには、導入、 展開、クライマックス、結論といった基本的な構成要素が含まれます。 3. 視覚化: グラフやチャート、インフォグラフィックなどを用いてデータを視覚的に表現します。これにより、 データのパターンやトレンドが一目で理解できるようになります。 4. ナラティブ: データの背後にある意味やインサイトを言葉で説明します。データの数値だけでなく、その意味や影響を伝えるこ とが重要です。 5. 感情的な要素: ストーリーに感情的な要素を加えることで、聴衆の共感を得やすくします。これにより、データのインパクトが 増します。 データストーリーテリングは、ビジネスの意思決定、マーケティング、教育、ジャーナリズムなど、さまざまな分野で活用されて います。データを効果的に伝えることで、聴衆の理解を深め、行動を促すことができます。
  4. 今回の登壇にあたっての悩み • Data Storytellingについてまとめたサイトは多くある。 • 生成AIの回答は、まさにその通り。極めて納得感が高い。 • Data Storytellingに必要なスキル や各要素についても、おそらく生成AIが答えてくれるでしょう。

    教材となるものもあるし、ネットに資料もたくさんある。 • 調べれば分るような事や、生成AIが答えてくれそうな事をここで話すべだろうか? • 普段、Data Cloud基盤を扱っている方々に、何をどうお話させて頂くと、ささるのだろうか? そこで今回は何を参考にするでもなく、数多くのData Visualizationを作ってき た経験に基づき、自分なりの解釈を整理してきました。 Data Storytellingについての理解というより、 Data Storytellingに興味を持って いただくきっかけ、モチベーションになると幸いです。
  5. そもそもデータとは何だろうか? • データは今や、どこにでも存在しています • 構造化データ、非構造化データ、さまざまなものがあります • 一番古いデータは何でしょうか? エジプトでパピルスに書かれた文字情報 or もっと前の、洞窟内に書かれた壁画による画像情報

    ? もっと古いものもあったかもしれません。 データとは(個人的解釈) 「この世の何かの事象、現象、事実、状況」を記録しようとした結果として生ま れたもの。記録の対象は実態があるものも、実態がないものも(人々の感情な ど)も含む。 そしてデータは、それら記録の対象となったものを、時間、空間を越えて、人に 伝える手段となる。 Data Drivenな意思決定、行動 = 現実に即した意思決定、行動
  6. 人が多い 土日、平日どちらが多い?年齢 は? 高校生?会社員?目的は? 時間帯による差は? 一度の青信号で何人横断する? 交通量はどう? 走っているのはバス?トラック? 乗用車?宣伝カー? そもそも渋谷ってどんな街?

    電車何路線?利用客は何人? 外国観光客も多い。 どこから来ている? いつが多い? 観光用ゴーカートも多いよね にぎやか。騒々しい。 つねに、宣伝が流れている。 何デシベルぐらい? 大型画面はいくつある? どのくらいみんな見ている? 環境は? ごみの量は? 清掃にかかる費用は? 何時に何人で清掃している? 安全なところ? 事故は起きてる? イベント時の人出は? ハロウィーン、ワールドカップの 時は? 警備に必要な警官は?予算は? 周辺の地価は? 開発の投資規模は? 周囲のビルの高さの変化は? 当然、聞いている人が誰なのか、どんな事が目的なのかで変わります。 また、あなたが感じた感情、伝えたい事が何なのかでも、大きく変わります。 ここで、渋谷スクランブル交差点の説明するとき、どのような情報が使えそうか考えてみま しょう。 気温は?雨多い? こんなに人いるけど、 スマホの通信速度は?
  7. 人が多い 土日、平日どちらが多い?年齢 は? 高校生?会社員?目的は? 時間帯による差は? 一度の青信号で何人横断する? 交通量はどう? 走っているのはバス?トラック? 乗用車?宣伝カー? そもそも渋谷ってどんな街?

    電車何路線?利用客は何人? 外国観光客も多い。 どこから来ている? いつが多い? 観光用ゴーカートも多いよね にぎやか。騒々しい。 つねに、宣伝が流れている。 何デシベルぐらい? 大型画面はいくつある? どのくらいみんな見ている? 環境は? ごみの量は? 清掃にかかる費用は? 何時に何人で清掃している? 安全なところ? 事故は起きてる? イベント時の人出は? ハロウィーン、ワールドカップの 時は? 警備に必要な警官は?予算は? 周辺の地価は? 開発の投資規模は? 周囲のビルの高さの変化は? 当然、聞いている人が誰なのか、どんな事が目的なのかで変わります。 また、あなたが感じた感情、伝えたい事が何なのかでも、大きく変わります。 ここで、渋谷スクランブル交差点の説明するとき、どのような情報が使えそうか考えてみま しょう。 気温は?雨多い? こんなに人いるけど、 スマホの通信速度は?
  8. まとめ • Data分析者はData Storyteller。 • 自身のミッション=自身のData Storytellingを行うため、さまざまなData を欲しています。 • そのData

    Storytellingが出来る環境を生み出すのが、Data Cloud基盤だと 思います。 • Data Storytellingは、Dataに関わっている方であれば日ごろから気づかず に、行っているかもしれません。 以上、Data Cloud基盤を支えて下さっている方がData Storytellingに興味 を持つきっかけ、すでにData Storytellingをされている方の今後のアウト プットの参考になれば幸いです。ご清聴ありがとうございました。