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無から存在への生成モデル

Avatar for Ryuun Takata Ryuun Takata
October 08, 2026
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 無から存在への生成モデル

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Ryuun Takata

October 08, 2026

Transcript

  1. 3. このモデルで何を説明したいのか 本稿が扱う問題 * 存在は何を前提として成立するのか * 関係は存在者より先に成立し得るのか * 構造はどのように形成・持続するのか *

    構造が後続する生成を制約することで、法則性はどう説 明できるか 物理現象そのものを導出する理論ではなく、存在・構造・生成を記述するメタ理論的モデルで ある。
  2. 4. 既存研究との位置 本稿との接点 Heidegger: 無と存在 Deleuze: 差異・生成 Simondon: 個体化以前の生成 Whitehead:

    関係・過程 Spencer-Brown: distinction 構造実在論: 関係・構造の優先 Badiou: void・multiplicity 本稿はこれらを否定するのではなく、「存在・差異・関係・構造が成立する条件」を 一つの生成モデルとして接続する。
  3. 8. 同一性が成立するためには 「A=A」と言うためには何が必要か? 対象 A ├─ Aとして識別できる ├─ Aとして同じものと扱える 無にはこれら

    全て置けない └─ その同一性を成立させる条件がある 本稿の「無」では、これらを前提として置くことができない。
  4. 9. 「無=無」は適用できるか 無に は何 も メタ その起 起きな 上起 き

    い きて ないと という これ し の い はも まうこ うこと なら と う無 は とは が成立 言い す 難い る。 無=無 少なくとも無を対象にしている。同一性を保つという成立があるので 本稿において、通常の同一性をそのまま適用することはできない。
  5. 12. 「≠」の意味 本稿では「≠」を、通常の論理記号ではなく、生 成条件を表す概念的記号として使用する。 通常 本稿 α≠β → 通常の不等号 無≠無

    → 同一性が成立していない 状態を表す また、本稿では関係性と呼称する。 (「無≠無」 = 「≠」=「関係性」)
  6. 14. 区別可能性の成立 ここでまた 1度戻り、 「≠」と、「 ≠=≠は成立しない」 この両者の関係に関しては、 「≠」≠「≠₁」 ≠のメタレベルと、 ≠₁

    のメタメタレベルの不成立を一つに固定できないため 非同一性が成立する。 本稿ではこれを原初差異と呼び、 Δ₀と表記する
  7. 15. 原初差異 Δ₀ の性質 その関係自体もまた、さらなる関係の項となりうる。 例えば、 さらに、 「≠」と「≠₁」の非同一 Δ₀として、 Δ₀と「≠」の関係

    Δ₀と「≠₁」の関係 がそれぞれ区別される。 さらに、それらの関係相互の関係も成立しうる。 関係 → 関係の関係 → さらに関係の関係 この再帰的な展開を、 本稿では 差異の増幅 として捉える。
  8. 26. 既存研究との位置づけ Heidegger:存在と無 Whitehead:過程・生成 「無」を存在論の出発点として再検討 実体より生成過程を重視する点で接続 Deleuze:差異・生成 構造実在論:関係・構造 「差異」から生成を考える点で接続 Simondon:個体化・関係

    個体に先立つ関係性という点で接続 対象より関係を重視する点で接続 本モデル 無 → Δ₀ → 関係性 → 構造 → 存在 同一性以前の「差異そのもの」 から関係生成を説明 既存の差異・生成・関係・過程の議論を、 「無=同一性以前」という出発点から一つの生成モデルとして接続する。