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無から存在への生成モデル─主体なき関係性としての存在論的試論─
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Ryuun Takata
October 16, 2026
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無から存在への生成モデル─主体なき関係性としての存在論的試論─
Ryuun Takata
October 16, 2026
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Transcript
草稿のQR・URL この記事 https://zenn.dev/ryu_taka
無から存在への生成モデル ―主体なき関係性としての存在論― 高田 龍雲
0. 疑問 無→宇宙? ビックバン...エネルギー...量子ゆらぎ...時空...等の、一般 的に既にあるもの (要は存在 ) (逆に神とか数学的構造とかの前提も含め) 以前から考えたい。 前提等、何を用いようが
結局どこからその存在が来たの? という話になる。
0.1 テーマを研究するモチベーションやねらい 上手くいけば、量子ゆらぎや時空等の、 法則が生まれる前提、宇宙の起源について解明出 来る可能性があると思う故にこのテーマを研究して いる。それは偉業であり、学術的にも革新さ、資本 的にもメリットがあるので。 物理的な挙動の立証まで行かない場合でも、無から区別や差異 等、独立した理論たちも統一出来る可能性も視野にいれている。
1. 無から存在への生成モデル 問: なぜ「無」ではなく「存在」があるのか 本稿では、この問いを「無とは何か」と いう存在論的条件から捉え直す。
2. 全体の流れ 無→同一性条件の不成立 →「無≠無」→ 関係→関係的存在 → 差異・複数化 →構造形成 →構造的制約 →
法則的挙動 本稿の中心:生成された構造が、後続する生成の条件になる
3. このモデルで何を説明したいのか 本稿が扱う問題 * 存在は何を前提として成立するのか * 関係は存在者より先に成立し得るのか * 構造はどのように形成・持続するのか *
構造が後続する生成を制約することで、法則性はどう説 明できるか 物理現象そのものを導出する理論ではなく、存在・構造・生成を記述するメタ理論的モデルで ある。
4. 既存研究との位置 本稿との接点 Heidegger: 無と存在 Deleuze: 差異・生成 Simondon: 個体化以前の生成 Whitehead:
関係・過程 Spencer-Brown: distinction 構造実在論: 関係・構造の優先 Badiou: void・multiplicity 本稿はこれらを否定するのではなく、「存在・差異・関係・構造が成立する条件」を 一つの生成モデルとして接続する。
5. モデルの射程 存在論 構造 生成 持続 法則的挙動 哲学的モデルを基礎として、複雑系・情報・社会・物理への 接続可能性を検討する。
6. 全体図 無→同一性条件の不成立→ 無≠無→「≠」の同一性不成立→「≠」≠「≠₁」→ 原初差異 Δ₀→関係性の再帰的展開→差異の増幅 →関係配置→構造→ 存在者→性質→持続→法則的秩序
7. 無を何として扱うか (もの: ※話すためにあくまでも呼称。 無のシミュレーションに近い) 本稿における「無」 「無」は、物理的な空間や真空ではない。 対象・主体・時間・空間・関係・同一性などを、あらかじめ成立しているもの として置かないための境界概念である。 物理的な「無」
≠ 本稿の「無」 極限的に無に近く 出来る限り成立や存在を削ったもの
7.1 無とは何も無いよりかは... 無は言語的な意味にも、そのもとしてのの構造的にも 無は「~~ない。」 の否定的構造が存在している なので、どちらかと言えば、ニュアンス的には0ではなく-1 (もちろん、否定的構造すら無い純粋無という場合を考えれば0に近づき、0を 必要としなくなる。)
7.2 純粋無と否定的構造の無 説明 経路 純粋無 B 否定的構造すら無い方の無...と、 語った時点で対象化してアウトなので、 思考すらせずそっとしてある状態という 言語化ならそれなりに指せる。
説明 否定的構造の無 経路 否定的構造の無。 「~~ない。が成立すること」 の構造はあるもの 本稿は無から存在の形式を上記2つから検討する。 また、BからAの、そもそも構造はどのようにしてあるのかも同時に。 A
流れ 説明経路B 純粋無→「純粋無が成立する」事態→構造の発現→自己再帰的な構造の複雑化→… 説明経路A 無→同一性不成立→その不成立の同一性不成立→という関係のそれら二つの非同一性は成 立→自己再帰的な構造の複雑化→… 説明経路Aは複雑化する構造を分かりやすくするため、否定的構造の無を採用し、 説明経路Bはそのそもそも否定的構造の構造はどこから来たのかを補う説明である。
(純 粋 7.2 B。純粋無 粋 (純 無 ) (純 粋
無 セーフ ) 無? (純粋無) ↑思考の中はアウト (構造がある) 考えると内部のそれは構造を孕む。 無 粋 無 セーフ ) ) (純 (純粋無) セーフ (人が居るかは関係ない ) 特に何も考えなくても 観測が必須でもなく、純粋無の成立はする。 (なお、証明は困難で、証明主張ではなく本稿では成立するという状況から出発する。) (そして、上図のように主体や対象が転がっているという意味では無い。)
純粋無が成立すると→構造発現 純粋無が成立する。 ←という構造 ↑というのも成立する。 というのも...以下無限 本稿における構造は、対象とポインタを孕んだ、再帰可能な構造。 成立するという判断も必要なく、純粋無においては自己すら必要なく 成立そのものは成立する 成立すると同時に構造が発現する。ここを構造の由来とする。
構造の発現による複雑化 …という構造が成立する という構造が成立する ←…以下無限 かつ複雑化 こことここは同じではない事が成立する →差異は成立する (※「同じではない」「差異」は我々の判断に依存せず、それ自体が違うことが成立する) (また、純粋無と同じように、証明をすることは出来ないが、 メタ階層的にも違う理由で成立するということの表現に現状いる。)
例えばこの特定の差異に値を仮に与えると... ※以下は正確では無いが、スライドとして直感的に説明する内容であり、正確さではなく、物事の進み方を表す 値を仮にRとして、かつ、あくまで分かりやすくプロセスとして見た場合 1回目 R=1 254回目 ~ R=368 値は既にそこにはないが、観測してみると差異による差異があり、波やバラツキが見え るのではないかと可能性を検討している。
(このスライドは非常に直感的なものであり、しかしながら量子ゆらぎの元や不確定性等 の元を考えるのであればこの付近に有効さが見い出せるのではと研究を考える。)
構造がどう存在するのか 否定的構造という前提があるが、ではこれはどうして出るのか? 否定的という要素をまず省いて、構造というものについて考える。 まず構造というのは、おおよそ「そのもの」とも言われたりして、例として水が氷になる、という動 作そのものの輪郭を構築するような、メタ階層のある輪郭のようなものである。 続いて純粋無にはおおよそ否定的構造すらなく、適用できない...と言い切るとそれは否定的構 造の採用に繋がるし、そのものすらそこには適用できないようなもので、 否定的構造はその構造を否定する、というこの一連のメタ的な構造ではないかと考えた。 純粋無というのはあくまでこのように指してしまう前の、静的なものであり、区別するのもそれは 否定的構造の範疇の中である。そもそも否定的構造が無いもしくは適用出来ないという言い回
しはやはりそれ自体で否定的構造である。これ即ち構造が前提にある 純粋無ですらない純粋純粋無なのでは?と、議論が耐えず、どこか再帰的や無限の関係性 を持とうとする地点ではある。ここに構造の何かがあるのではと?
成立不成立 そもそもシンプルに、純粋無は後述する理由で 成立するにはしているから、 そこで構造が生まれるのでは? 純粋無は成立する。 この成立するメタ階層が構造の最初ではないか?と考えた。 さらに、同一性が成立しないとかもそうだけど結局シンプル 純粋に成立するしないの A←Bみたいな再帰性の関係性。メタ的なら対象とポインタで結ぶのが 普遍的なものではないかと捉えた。
無は成立する。それが成立する。それが成立する...。と、シンプルに成立してるという点において、無は成立する。と、いうそ れが成立する。というもの自体はメタレベルの差があるし、この一連の成立する構造が成立する。成立する ...というものも あって、 成立する構造が成立する構造と、無は成立するそれが成立するという構造はメタレベルの近さや現象でまだ同じとも言えな いし、しかしだが、違いはある事が成立している。という風に考えることはできるのでは?と。 純粋無を実際成立することが出来て、成立が構造を生み出し、構造は自己再帰的な存在である?
7. 説明経路A (もの: ※話すためにあくまでも呼称。 無のシミュレーションに近い) 本稿における「無」 「無」は、物理的な空間や真空ではない。 対象・主体・時間・空間・関係・同一性などを、あらかじめ成立しているもの として置かないための境界概念である。 物理的な「無」
≠ 本稿の「無」 極限的に無に近く 出来る限り成立や存在を削ったもの
8. 同一性が成立するためには 「A=A」と言うためには何が必要か? 対象 A ├─ Aとして識別できる ├─ Aとして同じものと扱える 無にはこれら
全て置けない └─ その同一性を成立させる条件がある 本稿のA「無」では、これらを前提として置くことができな い。
9. 「無=無」は適用できるか 無に は何 も メタ その起 起きな 上起 き
い きて ないと という これ し の い はも まうこ うこと なら と う無 は とは が成立 言い す 難い る。 無=無 少なくとも無を対象にしている。同一性を保つという成立があるので 本稿において、通常の同一性をそのまま適用することはできない。
10. そこで「無≠無」 無≠無 これは通常の「不等号」ではない 同一性が成立していないことを、記号的に表 現している。
12. 「≠」の意味 本稿では「≠」を、通常の論理記号ではなく、生 成条件を表す概念的記号として使用する。 通常 本稿 α≠β → 通常の不等号 無≠無
→ 同一性が成立していない 状態を表す また、本稿では関係性と呼称する。 (「無≠無」 = 「≠」=「関係性」)
13. さらに、その「≠」自体も固定できない 無≠無→ ≠ という、同一性は成立していないことが成立しているメタ自体にも、 ≠=≠ は成立しない。 同一性は成立していない。とさらに、メタメタで成立する。 これを≠₁と表記する。
14. 区別可能性の成立 ここでまた 1度戻り、 「≠」と、「 ≠=≠は成立しない」 この両者の関係に関しては、 「≠」≠「≠₁」 ≠のメタレベルと、 ≠₁
のメタメタレベルの不成立を一つに固定できないため 非同一性が成立する。 本稿ではこれを原初差異と呼び、 Δ₀と表記する
14. 整理した図 無↓ 同一性条件の不成立 ↓ 無 ≠ 無↓ 「≠」自体も固定できない ↓
「≠」 ≠ 「≠₁」 ↓ (違いそのもの )原初差異 Δ₀
15. 原初差異 Δ₀ の性質 その関係自体もまた、さらなる関係の項となりうる。 例えば、 さらに、 「≠」と「≠₁」の非同一 Δ₀として、 Δ₀と「≠」の関係
Δ₀と「≠₁」の関係 がそれぞれ区別される。 さらに、それらの関係相互の関係も成立しうる。 関係 → 関係の関係 → さらに関係の関係 この再帰的な展開を、 本稿では 差異の増幅 として捉える。
16. 「差異の増幅」とは何か 差が大きくなるという意味ではない。 成立する関係の数と配置が増えていく ことを意味する。 Δ₀ ↓ 複数の関係 ↓ 関係の配置
↓ 複数の関係構造 ↓ より複雑な構造 つまり、 差異の増幅=関係構造の再帰的展開
17. 関係から構造へ 関係が複数化すると、 関係同士の配置や結びつきが成立する。 ここで初めて、 「ある関係が、別の関係とどのように結びついているか」という構造が問題になる。 したがって、 原初差異 Δ₀ →
関係性の展開 → 関係配置 → 構造 という生成過程を考えることができる。
18. 構造から存在者へ 構造が一定のまとまりを形成すると、 その構造を一つの存在者として扱うことが可能になる。 ここで重要なのは、 存在者が先にあって関係するのではなく、 関係構造が先に成立し、その構造が存在者として現れる順序である。 したがって、 関係 →
構造 → 存在者
19. 性質の発現 存在者として成立した構造は、 他の構造との関係の中で一定の性質を示す。 例えば、 したがって、 * 安定する 性質は存在者に最初から内在するものではなく、 *
変化する * 集合する 構造と関係の配置から発現するもの * 分離する * 他の構造に影響する、等
21. 法則の形成 構造が繰り返し生成され、 一定の関係配置が持続すると、 同じような生成パターン が繰り返される。 この持続的なパターンを、 法則的秩序として捉えることができる。つまり法則は、 存在者の外部から与えられる命令ではなく、持続する関係構造から現れ る制約パターン
として理解される。
23. ここまでの生成モデル 無→同一性条件の不成立→ 無≠無→「≠」の同一性不成立→「≠」≠「≠₁」→ 原初差異 Δ₀→関係性の再帰的展開→差異の増幅 →関係配置→構造→ 存在者→性質→持続→法則的秩序
24. E群モデルへの接続 E1:関係生成 関係構造が新たに生成される。 E2:構造形成 生成過程の機能的な整理 生成された関係が組織化される。 E3:性質発現 形成された構造が一定の性質を示す。 E4:構造持続
形成された構造の影響が後続生成に残る。
項のない関係とは? 日常の具体例ならコップのない糸電話。 「普通の関係: A-B」 • 今回:AもBもないが、つながりだけある 関係が先行 →「無≠無」→「≠」
25. この生成過程は何を意味するのか 無→同一性条件の不成立→Δ₀→関係性→存在→複数の関係配置→ 差異→構造→性質→持続・履歴→規則性・法則的パターン↓ …… この生成過程が十分に展開した総体を、我々は 「宇宙」 と呼んでいる可能性がある。 上手くいけば、量子ゆらぎや時空等の、法則が生まれる前提、宇宙の起源について解明出来 る可能性があると思う故にこのテーマを研究している。それは偉業であり、学術的にも革新さ、
資本的にもメリットがあるので。
26. 既存研究との位置づけ Heidegger:存在と無 Whitehead:過程・生成 「無」を存在論の出発点として再検討 実体より生成過程を重視する点で接続 Deleuze:差異・生成 構造実在論:関係・構造 「差異」から生成を考える点で接続 Simondon:個体化・関係
個体に先立つ関係性という点で接続 対象より関係を重視する点で接続 本モデル 無 → Δ₀ → 関係性 → 構造 → 存在 同一性以前の「差異そのもの」 から関係生成を説明 既存の差異・生成・関係・過程の議論を、 「無=同一性以前」という出発点から一つの生成モデルとして接続する。
よくある質問 Q&A 1.「無に論理や構造持ち込んでるから無ではないのでは?」 A.持ち込めるように、あくまでも論理の枠の中で極限まで無に近いものを再現 したもの。完全な無などの主張ではない。 2.「無≠無」→「≠」の、項無き関係性ってどういうこと? A.無が同一であることは成立しない。では無と無は違うということで、 糸電話のコップの部分なき糸のような関係。 基本的に形式論理からの演繹ではなく存在論的解釈の提示の傾向
終わりに 無から存在への生成モデル ―主体なき関係性としての存在論― 議論・共同検討が可能な方は 発表後に声をいただきたいです。 Δ₀(原初差異)の形式化 再帰的な関係生成の数理化・シミュレーション メタ関係の生成と構造形成 E群モデル(E1–E4)の理論的検証