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Claude Codeに要件をヒアリングしてもらった体験がかなり良かった
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ryu-ki
July 05, 2025
21
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Claude Codeに要件をヒアリングしてもらった体験がかなり良かった
ryu-ki
July 05, 2025
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Transcript
Claude Codeに要件をヒアリングしてもらった 体験がかなり良かった 2025/07/05(土) Claude Code 初学者 勉強会 2
本日共有したいこと 2 Claude Code に「一緒に要件定義を考えよう」 と提案したら、丁寧なヒアリングをもとに 要件を定めることができて感動した
自己紹介 ┃SIer所属 ‐ 年次:2年目(24卒) ‐ 担当業務:社内サービス(AWS/Terraform/React) ┃Proプランで個人利用(趣味の範囲内) ┃日々学んだことをアウトプットするように ‐ Qiita投稿・社内社外の勉強会登壇
3 umitsu 昨年末からQiitaへの記事投稿を 始めました!(4月から週1投稿中)
Claude Code との馴れ初め 4 コーディングエージェントすごいなー でも費用が見えないしなー ある日、Claude Code がProプランで利用可能に!
Claude Code との馴れ初め 5 ある日、Claude Code がProプランで利用可能に! 実質無料で使える! (4月にProプランを年契約してしまっていたため)
ccusage 6
7 本題に入ります
本日共有したいこと(再掲) 8 Claude Code に「一緒に要件定義を考えよう」 と提案したら、丁寧なヒアリングをもとに 要件を定めることができて感動した 最近出たHooksも触った感じよさげでしたが、 時間の関係上、今回はお話ししません
Vibe Coding ┃人間が自然言語で指示を出し、AIが主体となって コードを書くコーディングスタイル ┃調べてみると、「無計画に進めると暴走するので、 ある程度要件定義を事前にした方がよい」らしい 9 とはいえ、ちゃんと要件定義した経験がない… Claude Codeと一緒に考えてもらうのはどうだろう?
最初のプロンプト 10 Qiita記事の投稿状況を管理するアプリを作りたい。 どんなものにするか、要件定義について ヒアリングしてくれない? 一緒に要件を決めていこう
最初の質問 11 ## 基本的な機能について 1. **主な目的は何ですか?** - 記事の投稿スケジュール管理? - 投稿済み記事の分析・振り返り?
- 下書きの管理? - それとも全部? 2. **どんなデータを管理したいですか?** - 記事のタイトル、投稿日、いいね数、ストック数? - タグ、カテゴリ? - 投稿予定日、下書き状態? 3. **アプリの形態はどれがお好みですか?** - Webアプリ(ブラウザで使用) - デスクトップアプリ - CLI(コマンドライン)ツール
その後のやり取り 12 私:「全部やりたいけど、投稿済み記事の分析・振り返りは、 qiita-analyzer(Claude Codeに別で作ってもらっている分析ツール)でやっているからいったんいいかな」 Claude Code:「それでは残りの2つが主な目的ですね:記事の投稿スケジュール管理、下書きの管理」 私:「カレンダーボードみたいなもので、投稿状況(予定・進捗など)を管理するイメージかな」 Claude Code:「カレンダーボード形式で視覚的に管理するイメージが浮かびました。整理すると:
- **カレンダーボード** - 投稿予定・進捗を視覚的に管理 - **下書き管理** - 記事の状態管理 - **アイデアメモ** - 思いついたネタを書きなぐる場所」
VSCodeでの見え方 13
VSCodeでの見え方 14 要件定義書(質問票)が 埋まっていく様子がわかる
成果物 ┃最終的に以下のドキュメントが生成された ‐ 要件定義書(requirements.md) ‐ データモデル設計(data-model.md) ‐ API仕様書(api-specification.md) ‐ フォルダ構成(folder-structure.md)
┃これらを docs ディレクトリにおいて、参照しながら 開発を進めるように指示 15
成果物|requirements.md 16
成果物|data-model.md 17
成果物|api-specification.md 18
成果物|folder-structure.md 19
出来上がったアプリ 20
出来上がったアプリ(構成図) 21 ※構成図はClaude Sonnet 4で作成 ※AWSリソースはAWS CDK という IaCツールで管理
よかったこと ┃やりたいことを実現するために事前に決めておくべき ことを整理して確認してもらえた ‐ 私は聞かれたことに答えるだけ(=やりたいことは明確) ┃今後の拡張予定などもヒアリング(提案)してくれて 円滑に開発を進めることができた ‐ ローカル開発 →
AWS上で運用 22 軸のある Vibe Coding を進める下地を作れた
ちょっと気になったこと ┃従来の要件定義 ‐ 論理的思考・体系的整理 ┃今回の要件定義 ‐ 直感的思考・気づきの積み重ね 23 あまり頭を使っている感覚がなかった (このことの良し悪しはまだよくわかっていません)
まとめ ┃Claude Codeと設計部分から一緒に考える体験が とてもよかった ‐ ドキュメントを一緒に育てていく感覚 ┃ヒアリングによって、必要な情報を引き出して もらうことができる ‐ 「どんな情報が必要か」はClaude
Code側で整理してくれる 24 困ったことがあれば、1人で考えすぎず、 Claude Codeに積極的に相談がおすすめ!