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プラットフォームを「作る」、 チームに「入り込む」

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September 27, 2026

プラットフォームを「作る」、 チームに「入り込む」

■ イベント
Platform Engineering Kaigi 2026
https://www.cnia.io/pek2026/

■登壇概要
タイトル:プラットフォームを「作る」、 チームに「入り込む」
登壇者:技術本部 Platform Engineering Unit 増田圭佑

■ 技術本部 採用情報
https://media.sansan-engineering.com

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September 27, 2026

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Transcript

  1. 増⽥ 圭佑(Keisuke Masuda) 技術本部 Platform Engineering Unit Application Platformグループ 2023年に新卒で⼈材系の事業会社に⼊社。toC向けのアプリケーション

    の開発〜運⽤までを経験。 2026年1⽉にSansan株式会社へ⼊社。内部開発者プラットフォームを 「作る」とチームに「⼊り込む」の両輪のアプローチでプロダクトチー ムの運⽤負荷最⼩化を⽬指している。
  2. 背景: 事業の急成⻑と運⽤負荷の集中 You Build It, You Run It 事業の急成⻑ 各プロダクトチームが、

    開発から運⽤までを担う クラウド‧CI/CD‧監視‧セキュリ ティなど向き合う領域が拡⼤ 本来の価値創出に、集中しづらく なっていた ⽬指すべき状態 各プロダクトチームが、負荷を最⼩化しながら、⾃分たちで運⽤を回せる状態
  3. 解決策: 「作る」と「⼊り込む」の両輪 プラットフォームチームが担う 作る プロダクトチームは 価値創出に 向き合う時間が増える 仕組み化をする Platform as

    a Product プラットフォームとして 何を作るべきかが⾒えてくる プロダクトチームに伴走 ⼊り込む ⽂化醸成‧作った仕組みを 使えるようにする Embedded SRE この循環が運⽤負荷の本質的な最⼩化を⽣む
  4. 作る: 内部開発者プラットフォームOrbit Orbit が引き受ける複雑さ 抽象化された設定 プロダクト チーム Skills で利⽤を開始 values.yaml

    に設定を書く 実⾏基盤 GKE上に構築を⾏い、 Namespace 単位で分離 デプロイ GitOps + Helm Chart で 複雑なリソースを隠蔽 セットアップ Google Cloud PJ / RBAC を Skills から払い出し Orbitが複雑さを引き受けることで、 プロダクトチームは価値創出に集中できる
  5. 要求: 段階的なリリースをしたい Helm Chart 段階的なリリースをしたい 複雑なリソースはChartの中に隠蔽 プロダクト チーム Deployment Service

    HTTPRoute HPA ServiceAccount Rollout values.yaml プロダクトチームは抽象化された 設定を書くだけ 抽象化したRollout 設定を追加 Rolloutリソースを追加 Argo Rollouts アウトプットは速くなった──機能が"もりもり" の Chart を提供することもできる
  6. やったこと: 信頼性に対する共通⾔語を持つ Embedded SRE きっかけづくり SLO策定を提案し、 特に守りたいユーザー体験を ⾔語化するワークを実施 プロダクトチーム Embedded

    SRE 決定 レビュー SLIの選定‧計測はメンバーが 決める レビューに⼊り ガードレールになる 全てを肩代わりしない ── チームが⾃律的に扱えるようにする
  7. そして、「⼊り込む」はExitする ⼊り込む Embedded SRE として伴⾛ 質問 カバレッジ状態 保持者 初動対応を実⾏できる カバー済み

    A さん、C さん Cloud Logging で原因特定できる カバー済み B さん メトリクスで異常検知できる カバー済み C さん OpenTelemetry を理解している 部分カバー D さん Pod のログを確認できる カバー済み A さん、B さん ⼊り込みは、終わらせて次の価値創出へ向かうもの 参考:SRE Kaigi 2026「Embedded SREの終わりを設計する」 Exit また次の 価値創出へ
  8. 結果と学び なぜやるのか起点 そのまま愚直にやる 「誰のための数字か」を問い直し、 SLO という共通⾔語を策定 → プロダクトチームが信頼性について ⾃分ゴトとして捉えるように 503エラー率を下げるという指⽰を

    そのまま遂⾏ → 数字は動いたとしても、 誰にどう繋がるのかわからない 学び:1⼈で数字は動かせても、守るべき⽔準は、チームでしか決められない
  9. ⼊り込んで得た、違和感 暗黙知 A さん アラート調査のコツを持っている アラートが発⽣ B さん わからない C

    さん わからない このままでは、アラート調査が組織としてスケールしない
  10. 作る: Slack のスレッド上で調査が完結する仕組み アラート発報 ① アラート調査エージェント をメンション ② MCP経由で調査 アラート調査エージェント

    プロダクトチーム側で設定 カスタムSkill(暗黙知の注⼊) Cloud Monitoring アラート Slack スレッド 参照先の権限 Google Cloud プラットフォーム側で⽤意 Session Model 標準調査 Skill MCP ③ Slackスレッドに調査結果を報告 (以降同⼀スレッドで深掘り可能) プロダクトチームが注ぐのは、暗黙知と参照先の閲覧権限だけ 共通部分はプラットフォームが引き受ける
  11. 結果と学び なぜやるのか起点 そのまま愚直にやる ⼊り込んで得た解像度から、 プラットフォームとして提供する 意思決定 → 2件のプロダクトで先⾏提供中 ⽬の前のチームにだけ個別最適 →

    同様の課題を⾒逃してしまい、 組織としてスケールしない 学び:⼊り込んで得た解像度が、何を作るべきかの意思決定を⽀える
  12. 両輪を回した結果、いまどこにいるか 作る ⼊り込む 2⽇以内 15チーム 5チーム Orbit利⽤までの時間 利⽤チーム数 ⼊り込んだチーム数 Exit

    済み 従来⽐ -50% 前年⽐ 約7倍 累計 ⾃⾛へ移⾏ 両輪の結果 7.9件 70% 1ヶ⽉の管理者への平均問い合わせ件数 NPS 推奨者率 前年⽐16%増 n=10 ※ 本セッションの事例を含む、Platform Engineering Unit としての取り組みの結果 2チーム