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Claude Code の Context Engineering

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July 05, 2025
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Claude Code の Context Engineering

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July 05, 2025
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  1. 今日話すこと Context Engineering とはなにか Claude Code における Context Engineering CLAUDE.md

    の活用 セッション管理とメモリ機能 具体的な実践方法 今日話さないこと Claude Code の導入方法 MCP の設定方法 1 / 11
  2. 初出の文献 Cognition AI のブログ記事(2025年6月12日)に おいて、AIエージェントの文脈で初めて Context Engineering について言及。この記事では Context Engineering

    とは何かについて具体的に触れられて いないが、右図の強調箇所のように記述してい る。 Prompt Engineering の次のレベルと位置づけ 動的システムでの自動化が重要 AIエージェント構築エンジニアの最も重要な仕 事と明言 マルチエージェント設計における課題としてコ ンテキストの共有の重要性を指摘 1 / 11
  3. 著名人の言及により波及 Shopify CEO Tobi Lutke 曰く(2025年6月19日) Context Engineering は LLM

    がタスクを適切に解決できるよ うにするために必要なすべてのコンテキストを与える技術 Andrej Karpathy も同調(2025年6月26日) Context Engineering は次のステップに必要な情報で Context Window を埋めるデリケートなアートであり科学で ある 1 / 11
  4. 12 Factor Agents に追加 12 Factor Agents という 12 Factor

    App の AI エー ジェント版リポジトリの三つ目 Own your context window で言及 Everything is Context Engineering! LLMはステートレス関数で、最良の出力には最 良の入力が必要 標準的なメッセージベース形式にとらわれない 独自のコンテキスト形式を推奨 プロンプト、RAG、状態、履歴、メモリ、構造 化出力すべてがコンテキスト 1 / 11
  5. CLAUDE.md によるメモリ管理 Claude Code が起動時に読みにいくファイルが CLAUDE.md プロジェクトメモリ - ./CLAUDE.md -

    チーム内で共有する指示 ユーザーメモリ - ~/.claude/CLAUDE.md - プロジェクトを跨いで反映されるユーザーの指示 プロジェクトメモリ(ローカル) - ./CLAUDE.local.md - プロジェクトを跨がないユーザーの指示 (Gitignore の対象、非推奨) CLAUDE.md に @ パス の形式でファイルを指定するとその先も読み込んでくれる セッション中でも /init で作成することができ、 /memory で追記することができる # - メモリ機能(例: #Python のパッケージマネージャにはuv を使いなさい。) CLAUDE.md へ内容を追記してくれる 1 / 11
  6. コンテキストウィンドウの管理 自動で圧縮 何もせずとも 200k に近付くほど右下の数字が増加、95% に達すると自動で要約。長時間のセッシ ョンでもパフォーマンスを維持。コンテキスト過多による性能劣化(pit of death)を自動で回避。 手動で圧縮

    /compact 要約をコンテキストに維持しつつ、会話履歴をクリア。会話の要点を維持しながらトー クン削減。セッションが長くなったとしてもある程度は覚えていてくれる。 手動でクリア /clear 会話履歴をクリアして、コンテキストを空にする。すべてのコンテキストウィンドウに含 まれるテキストがクリアされるので注意。メモリ(CLAUDE.md)は保持される。他のファイルに出 力するのもよし。いっそのこと別タブ・別ウィンドウで Claude Code を立ち上げるのも手。 1 / 11
  7. 必要な情報を必要なタイミングで与える ファイル参照 @<filepath> でファイルを指定して読み込む。 .py や .md はもちろん、画像ファイルのパスを指 定することで VLM

    的使い方もできる。 IDE 統合 /ide コマンドで選択箇所や開いているファイルを自動でコンテキストに追加できる。シンタック スエラーも読み込める。 画像入力 ファイルパス指定だけでなく、クリップボードの貼り付けやドラッグ&ドロップでも与えることが できる。Mac だと Cmd + Ctrl + Shift + 4 でスクショをそのまま画像としてクリップボードに 保存できるので、そのまま Ctrl+v でペーストするのがオススメ( Cmd ではない点に注意)。 1 / 11
  8. まとめ Context Engineering LLM がタスクを適切に解決できるようにするために必要なすべてのコンテキストを与える技術 Prompt Engineering の次のレベルとして注目されており、著名人の言及により認知が進んでいる Claude Code

    における Context Engineering メモリ管理やセッション管理、ファイルや画像、IDE 連携によりコンテキストにいろいろな情報を追 加できる方法が用意されている Claude Code はいいぞ! 1 / 11