第2回データドリブン文化醸成〜組織を変えるには〜

SnowflakeUserGroupデタマネコミュニティ第2回活動で利用した資料を公開します！

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1. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 2023年10月6日 全日本空輸株式会社　北原 理紗 データドリブン文化醸成 ～組織を変えるには～ 1
2. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. Agenda 1. 自己紹介 2. データドリブン文化を醸成するとは 3. 背景：なぜデータドリブン文化醸成 4. 他社事例 5. 結論 6. ディスカッション 6.1. 各社のデータ活用文化醸成のための取り組み 6.2. データ活用文化醸成度合いを評価するには 2
3. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 1. 自己紹介 データ活用 データ基盤 データ ドリブン データ コミュニティ 人財育成 文化醸成 3 名前：北原 理紗 所属：全日本空輸株式会社 デジタル変革室 　　　イノベーション推進部データデザインチーム 業務：社内データ活用推進、データ人財育成
4. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 2. データドリブン文化醸成とは データ収集 課題設定 仮説構築 データ分析 モデル構築 データ可視化 意思決定 施策実行 データドリブンによる意思決定プロセス データによる定量的な根拠に基づく意思決定を行う文化を 全社員に浸透させること 4
5. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 3. 背景：なぜデータドリブン文化醸成が必要だと感じたか？ 人財 システム プロセス データドリブン経営の実現 今回は人財メインで お話しします ・デジタル人財育成研修の実施 ・データ分析教育コンテンツ作成 ・コミュニティの立ち上げ FY22 FY25 1.6倍 デジタル人財 の数 5 Current Status
6. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 3. 背景：なぜデータドリブン文化醸成が必要だと感じたか？ ・研修を受講後、各職場でのデータに関する理解度にはバラツキがあり、 業務での実践が難しいケースがある ・コミュニティ活動での横の繋がりが薄め ・既存業務でうまく回っているため、データ活用が軽視されやすい データドリブン文化の醸成と チェンジマネジメント（意識改革）が必要 データドリブンの重要性について 全社で共通の理解が必要 6 Current Status
7. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 4. 他社事例 経営層 ミドルレイヤー 全社員 1 2 3 経営層からのトップダウン ミドルレイヤーの旗振り役 全社員のエンゲージメント 7
8. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 4. 他社事例①：ワークマン 「ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ 2倍売れたのか」著：酒井大輔 • 土屋役員（CIO）が当時の経営（戦略だけではなく、業務に関連するデータがないこと）に危機感を感じた →率先して全ての取引・在庫データを電子化・集約化＋データを扱う人財育成を実施 →データに基づいて議論する枠組み・体制を作り上げた • トップダウンでデータ基盤を作り上げた後は、社員の皆がデータドリブン文化に馴染み、広げていくフェー ズである トップダウンで組織にデータ活用文化を定着させる 8
9. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 4. 他社事例③：Under Armour Engagement Data Governance データドリブン組織のコア Snowflake Summit 2023 “How Capital One and Under Armour Became More Data-Driven” Status • 7000人以上のSnowflakeユーザ • コスト意識も含め、適切なトレーニングを実施 • ユーザの利用に関して監視も実施 Key Points • ビジネス価値を得るためにデータを民主化する • 組織全体がエンゲージメント高くデータドリブンに進む文化醸成を大事に する • 厳しいトレーニングなどの制限と一程度の開放が新しいことを可能にす る 全社員がエンゲージメント高く取り組む 9
10. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 4. 他社事例②：ドーモ https://www.domo.com/jp/campaign/data-ambassador https://www.domo.com/jp/news/press/domopalooza-japan-2022-customer-award データアンバサダーの設置 10 • 「データの民主化」と「全社データ活用文化の定着」を推進する役割である データアンバサダー の設置を推奨 • あくまでも「現場」を向き、現場におけるベストな「データ活用」のあり方を推進 • 「経営者」「業務部門」「 IT部門」が抱えるデータ活用の課題を理解し、 三者の橋渡し役として企業全体のデータ活用を推進 • 必要なスキル ◦ データ理解力 ◦ 変革へのマインド ◦ 未来志向 ◦ コミュニケーション力 ◦ 目標への理解力 • 2022年9月 データアンバサダー賞受賞企業多数
11. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 4. 他社事例②×③：Tableauユーザー会、AWS JAWS https://techplay.jp/community_group/tug https://jaws-ug.jp/ 旗振り役とついていく熱意をもった参加者がいる 11 • リーダーシップを持って先導する人がいる ◦ 徹底的な新技術やデータ活用ユースケースの 情報収集・提供 ◦ 理解を深めるためのイベントの開催 • 普段では繋がれない人と関われることに楽しみを 見出している ◦ 互いのデータ活用状況の共有 • ユーザーが自発的に集まり 、同じ興味を持った人で 新たなコミュニティを構築 　　　 　　　　熱狂的データコミュニティの構築
12. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 5. 結論 ミドルレイヤーに データアンバサダーを設置すべき 12
13. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 5. 結論 具体的なプロセス 1. データ活用成功事例・部署を作る 2. 成功部署にデータアンバサダーになってもらう 3. データアンバサダーが中心となって、経営層にデータドリブンの重要性を説く 4. トップダウンで全社でデータ活用を推進するよう伝える 5. コミュニティ立ち上げ 6. データアンバサダーが中心となって、全社にデータ活用成功事例を周知 7. データアンバサダーが中心となって、データ未活用部署へのアプローチ 8. 未活用部署でも成功事例を作る 9. 全社でデータ活用へのエンゲージメントを高める 10. 報酬制を取り入れる 各社によってフェーズは様々なので、 自社のフェーズがどこにあるか理解し、変革していく 13
14. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. 6. ディスカッション 1. 各社のデータ活用文化醸成のための取り組み 2. データ活用文化醸成度合いを評価するには a. データアンバサダー向け 　どのような報酬？ 　データアンバサダー設置しただけで終わらないためには？ b. 全社員向け 14
15. Confidential. Copyright © 2023 All Nippon Airways Co., Ltd. EoF 15