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B2B SaaSスタートアップの クラウド基盤組織の現在地とこれから / Current Cl...

katsukamaru
April 24, 2024
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B2B SaaSスタートアップの クラウド基盤組織の現在地とこれから / Current Cloud Platform Team Location

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April 24, 2024
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  1. 1 ©2024 Loglass Inc. B2B SaaSスタートアップの クラウド基盤組織の現在地とこれから 2024/04/25 勝丸 真

    株式会社Loglass 【ログラス×Hacobu】各業界が直面するドメイン課題と解決に向けたアプローチとは
  2. 2 ©2024 Loglass Inc. • 自己紹介 • ログラス社の現在 • ドメイン領域的な難しさ(採用)

    • ドメイン領域的な難しさ(システム) • すでに見えかけている数年後の未来(クラウド基盤側からの視点) • これからログラス社で働くことの面白さ テーマ「各業界が直面するドメイン課題と解決に向けたアプローチとは」
  3. 3 ©2024 Loglass Inc. 自己紹介 ・勝丸 真(かつまる しん) @shin1988 •

    2020年5月 Loglass入社(副業自体は2019年の途中から) • ログラスの1人目フルタイム正社員 ◦ (CTO坂本がいるのでエンジニアとしては 2人目) • プライベートでは娘が 2人(7歳と4歳) • 会社で無趣味部という活動をしています ◦ 無趣味な人たちがSlack上で週末の活動報告をする部屋
  4. 4 ©2024 Loglass Inc. 自己紹介 ・勝丸 真(かつまる しん) @shin1988 •

    2020年5月 Loglass入社(副業自体は2019年の途中から) • ログラスの1人目フルタイム正社員 ◦ (CTO坂本がいるのでエンジニアとしては 2人目) • プライベートでは娘が 2人(7歳と4歳) • 会社で無趣味部という活動をしています ◦ 無趣味な人たちがSlack上で週末の活動報告をする部屋
  5. 5 ©2024 Loglass Inc. ログラスでのキャリアの変遷 エンジニア EM ジンジニア EM 兼

    エンジニア バックエンドエンジニア 機能開発 SRE インフラ構築、監視構築、IaC 化、ログ、セキュリティ、認証認 可 職務 内容 社内 の 状態 開発チーム 1-3チーム 採用人事1名 開発ロードマップ の実行 評価 採用活動 Hiring Managerとして 採用にコミット 開発チーム 4チーム 採用人事1名 開発チーム 4チーム 採用人事1名 社内で募集ポジションが めちゃくちゃ増えた 複数事業 開発チーム 5-6チーム HRチーム化へ Hiring Managerを別の EMにバトンタッチ 自分は別チームの 立ち上げへ
  6. 6 ©2024 Loglass Inc. ログラスでのキャリアの変遷 エンジニア EM ジンジニア EM 兼

    エンジニア バックエンドエンジニア 機能開発 SRE インフラ構築、監視構築、IaC 化、ログ、セキュリティ、認証認 可 職務 内容 社内 の 状態 開発チーム 1-3チーム 採用人事1名 開発ロードマップ の実行 評価 採用活動 Hiring Managerとして 採用にコミット 開発チーム 4チーム 採用人事1名 開発チーム 4チーム 採用人事1名 社内で募集ポジションが めちゃくちゃ増えた 複数事業 開発チーム 5-6チーム HRチーム化へ Hiring Managerを別の EMにバトンタッチ 自分は別チームの 立ち上げへ
  7. 7 ©2024 Loglass Inc. • 自己紹介 • ログラス社の現在 • ドメイン領域的な難しさ(採用)

    • ドメイン領域的な難しさ(システム) • すでに見えかけている数年後の未来(クラウド基盤側からの視点) • これからログラス社で働くことの面白さ テーマ「各業界が直面するドメイン課題と解決に向けたアプローチとは」
  8. 11 ©2024 Loglass Inc. • 自己紹介 • ログラス社の現在 • ドメイン領域的な難しさ(採用)

    • ドメイン領域的な難しさ(システム) • すでに見えかけている数年後の未来(クラウド基盤側からの視点) • これからログラス社で働くことの面白さ テーマ「各業界が直面するドメイン課題と解決に向けたアプローチとは」
  9. 12 ©2024 Loglass Inc. ドメイン領域的な難しさ(採用) • ログラスってどういう会社なの?@カジュアル面談 ◦ B2Bサービスの開発は自分がユーザーでないことが多いが故に働くイメージがし辛い ◦

    経営領域という慣れない事業ドメイン • インフラレイヤーを触るエンジニアにとっては、 B2B SaaSであること自体が魅力的にならない ◦ 月間何十億リクエストをさばくようなインフラ ...ではない ▪ インフラを触る人にとっては憧れる(過去の自分もそう) • 重要なことはシステムがどうお金を生みだすのか?を考えること • 創業初期に考えていたことはここに ◦ https://speakerdeck.com/shin1988/how-we-built-cloud-infra-team-in-loglass
  10. 13 ©2024 Loglass Inc. • 自己紹介 • ログラス社の現在 • ドメイン領域的な難しさ(採用)

    • ドメイン領域的な難しさ(システム) • すでに見えかけている数年後の未来(クラウド基盤側からの視点) • これからログラス社で働くことの面白さ テーマ「各業界が直面するドメイン課題と解決に向けたアプローチとは」
  11. 14 ©2024 Loglass Inc. • ログラスの取り扱うデータは大企業の経営に関するデータ ◦ 秘匿性が極めて高いことと、経営データが大規模であること • 様々な角度からデータを分析するプラットフォームであり、顧客の体験から作っていく必要がある

    ◦ 例)リアーキテクチャプロジェクト ▪ 昨年夏にパフォーマンス問題で課題が顕在化 ▪ 99%のユーザにとっては関係がないが、この問題を放置していると将来のビジネスに悪 影響が及ぶと判断 ▪ データベースレベルで技術選定を行い、データの配送が要件を満たすかを確認 ▪ リアーキテクチャで変わる顧客体験を分析し、アプリケーションを書き直しへ ▪ クラウド基盤チームも常時スクラムへ参加 ドメイン領域的な難しさ(システム)
  12. 15 ©2024 Loglass Inc. • 自己紹介 • ログラス社の現在 • ドメイン領域的な難しさ(採用)

    • ドメイン領域的な難しさ(システム) • すでに見えかけている数年後の未来(クラウド基盤側からの視点) • これからログラス社で働くことの面白さ テーマ「各業界が直面するドメイン課題と解決に向けたアプローチとは」
  13. 16 ©2024 Loglass Inc. すでに見えかけている数年後の未来(クラウド基盤側からの視点) • 現在の100倍以上のユーザをさばけるインフラの構築が必要 ◦ 現在のビジネスの伸びから計算すると、最低でも 100倍のユーザに使われる想定

    ◦ プロダクトが増えていく中で、データ連携やそれぞれの observabilityをどう担保するか • 開発を支える領域を改善した結果として、デプロイ頻度を 10倍にする必要 ◦ プロダクト開発のスピード向上、開発組織の拡大により ◦ 現在10倍のデプロイ頻度にするには何が必要なのか?がスタートライン • セキュリティ部門を立ち上げ、真の Enterprise Readyに ◦ 開発チームがここを認知するのはかなり難しい / 優先度判断を開発チームに任せると失敗する ▪ 何がなぜ必要なのかを整理して、開発チームに関わっていく
  14. 17 ©2024 Loglass Inc. これからログラス社で働くことの面白さ • 自然と見える景色が変わること ◦ 数年間景色が変わらないこともザラにある今の社会状況 ▪

    顧客が100倍 / 社員が2倍 / 売上がN倍... • 望もうが望まなかろうが、求められるものが段々と高くなっていく ▪ 足りないものしかない環境、自分の成長が必須。ロールを変え、次の領域へ。 • 運用体制が大事なフェーズへ ◦ 運用チームと開発チームを分けるではなく、乳化を目指す
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